日本人は世界一清潔な民族とも言われていますが、「寝具周り」についてはそうも言い切れないようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ベッドリネンの洗濯頻度の「日本と海外の格差」とオススメの乾燥法について記しています。
どのくらいで洗うの?
さて、本日は気になる頻度のお話。
毎日いろいろな洗濯ものをしますよね。そんな中でイマイチ気になるのがベッドシーツの洗濯じゃないでしょうか。いや、洗い方じゃなくて頻度です。
寝ている間に人はコップ1杯の汗をかくといいます。特に蒸し暑い最近の日本の夏では、もっとたくさんの汗をかいているはずなんですよね。いや~、汗ダックさんの私なんて考えたくないくらいの量じゃないかと思うんですよ。
でね。それじゃどのくらいの頻度で洗ったらいいんでしょうか。これがまた解りにくいんですよね。ビミョーに人にも聞きにくいし( ̄∇ ̄)。
ベッドはもともと裸で寝るためのもので、シーツはいわば肌着感覚だったようです。このため、ベッド文化の諸外国では実に頻繁にシーツを洗っているんです。トップのメキシコに至っては、週イチ以上洗っている家庭は、なんと8割(@@;だそう。あの、念のため強調しておきますが「週イチ以上」ですよ。なんとか1回洗っているわけじゃなくて、ラクラク1回、ちょっとやれば2回くらい洗っているんです。もうこうなると、バスタオルくらいのイメージなんでしょう。使ったら洗う、みたいな。
ソレに比べると日本で週イチ洗っている家庭は、4割に満たないんです。清潔好きの日本人がなんという有様でしょうか( ̄∇ ̄)。こういう、衛生とか清潔さでは日本がダントツだと思っていましたが、意外な伏兵がいたもんだ。
日本と外国のベッド文化の背景もありますが、もうひとつ、洗濯文化の違いもあると言われています。外国では洗濯したあと非常に大型の乾燥機を使うのがフツーですが日本では、こういう大物は外干しですよね。このため当日の天候や他の洗濯物の量などに左右され、ベッドシーツの洗濯ってタイヘン…になりがちなんですね。まあ、実際億劫に感じますからね。
なので、ここでオススメしたいのが、ベッドシーツこそ乾燥機を使うことです。大型とはいかなくても、洗濯乾燥機を備えているご家庭も多くなっているはずです。ですが、それでつい下着とかTシャツとか、毎日使うものを乾燥させているんじゃないでしょうか。でも、それは特別急いでいるわけじゃないはずですし、他の方法でも乾くんですよ。むしろ乾燥機にかける必要があるのは、乾燥機でないと一気に乾かせないものなんだろうと思うんですよ。
…ちなみに枕カバー。これは、もうベッドシーツ以上の頻度で洗った方がいいです。首筋や頭の方が汗の成分が濃厚だそうで、汚れるのが早いんですね。つまり可能なら毎日洗うのがイイんだそうです。
ベッドシーツも清潔に保ちたい。そのためには、最低1週間に1回くらいは洗濯しましょう。このアタリがグローバルスタンダードのようですよ。
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