親が子どもに教えなければならないことは山ほどありますが、お金の管理を学ばせるのも大切なことですよね。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、「旅行の時こそお小遣いを与えてお金のやりくりを身につけさせるチャンス」とし、具体的な3つのコツを紹介しています。シルバーウィークにお出かけされる方、ぜひ参考になさってください。
旅行の時こそ、まとめて預けるお小遣い
今日は、旅行の機会を活かして、子どもにお小遣いを与えましょう! というご提案をお届けします。
自分のお金の管理・やりくりを学ばせる──というと、一般的には毎月のお小遣いをイメージしますよね。
ですが、お金のやりくりに慣れていない子どもにとっては、1か月という期間はちょっと長すぎます。
うまく管理できない月が続くことで、お金の管理に苦手意識を持たせてしまっては、本末転倒ですよね。
そこで、最初の入口として最適なのが「旅行中のお小遣い」。数日間の日程に対して、自由に使えるお金をまとめて預ける方法です。
旅行中にお小遣いのやりくりをすることのメリットは、期間が短いことに加えて、旅程がわかっている、という点があります。
どんな場所で、どんな過ごし方をするか予定が決まっているので、お金を使いたい場面の予想もしやすい点が好都合です。
- ソフトクリームを食べる
- ゲーム・娯楽(射的、UFOキャッチャーなど)に使う
- 公園で鯉のエサを買う
- 自分の気に入ったお土産を買う
- 友達にお土産を買う
子どもがお金を使う場面と言えば、だいたいこんなところでしょうか。
この時、子どもにとって良い経験とするために、次の3つのコツを守ることが重要です。
- 最初にまとめて与える
- 自由に使って良いと伝え、使い道には干渉しない
- 途中で足りなくなっても追加しない
もし、お金を使わずに残そうとする傾向の強い子であれば
- 余ったら回収する
というルールを追加しても良いかもしれません。
特に大切なのは、約束通り「自由に使わせる」ことと、そのための時間を与えること。
- 大人から見て「???」と思うような使い道をしていても、口を出さない
- 「どれを買ったらいいと思う?」と訊かれても、ストレートには答えず「パパだったらこれにするかなぁ」程度にする
- 「お金の使途を決める」という慣れない課題に時間がかかるのは当たり前と心得て、悩む子どもをたっぷり待ってあげる(もし、あまりに時間がかかりすぎて困ってしまうなら、10分前に「○時になったら出発するよー」と伝えてあげましょう)
大人の側も慣れるまでは、待つことにイライラしてしまうかも知れません。でも、この悩むプロセスこそが、子どもに経験させたかったことですよね。
ゆっくり、じっくり、見守ってあげていただけたら、私もうれしいです!
image by: Shutterstock
『子どもが育つ「父親術」』
子供がグングン伸びて、親のストレスも激減~そんな状態を実現するために、毎日使える具体的なノウハウを提供する無料メルマガです。読者からも「駄々コネが減った」「言わなくても自分の準備をするようになった」などの成果が出ています。
<<最新号はこちら>>