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【書評】フランスにはコンビニがないから無駄遣いナシって本当?

日本と他国とのギャップはしばしば話題に上がるもの。今回の無料メルマガ『時間短縮! kaoluのある得大メルマガ!』で著者のkaoluさんが取り上げている書籍も、「そんなに違うの?」とびっくりするエピソードまとめた1冊です。日本にあってフランスにないものなども紹介されていますよ。

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人
吉村葉子・著 講談社

花の都フランス。

昔、神奈川大学外国語学部に在学している頃、第二外国語の専攻はフランス語だったはずなのに…、覚えているセンテンスはボンジュールなどの簡単な挨拶とジュマペール…という自己紹介定型文のみ。フランスに行ったこともなければ、その国の文化に関してもまるでストレンジャーです。なので、この書籍にかかれていることをそのまま信用するしかないわけですが…。

日本人とフランス人って、随分と考え方に違いがあるようなの。タイトルになっている習慣はお金の感覚にフォーカスしたもの。フランス人より日本人の方が多くの金額を消費する傾向にあるそう。

基本若者ってお金をそんなにもちあわせてはいないものだけれど…。確かに日本の若い女子は、「なんで、こんなブランド品が購入出来るの?」。そんな風に疑問に感じる光景も多々見かけるのね。こんな中年の私が毎ランチ、300円未満で抑えようとしているのにもかかわらず…。

そういう意味ではフレンチの若者の方が親から自立している人が多いからなのかも。そして、自分の経済状況にあった買い物をする。つまり購入の際に、その商品が本当に必要なのか吟味するみたい。

フランス人はケチというより、しまり屋。自分で作成可能なお料理や日常品は出来るだけ自分で作る! なんでも欲しいものは手に入れる日本人とはまるで行動様式が異なっているそう。

経済が豊かなのは、ありがたいことだけれど…、それが自分が作ったマニーではないのであれば、ひょっとしたらフレンチ様式の方が将来的に自立しやすいのかもしれません。

本来の話題とは少し異なるかもしれませんが、日本は便利すぎるからお金を使わざるを得ない…。そんな検証は納得したし、大きく首を上下に動かしてしまった。

フランスにはコンビニはない。日本には歩いてすぐの場所にコンビニエンスストアなるものが存在していて、常に明かりがこうこうと光っている。コンビニは私たちの購買欲を最大限に換気するようにデザイン配置されていて無駄使いを推奨しているわけ。便利だけれど、余計な支出も増やしているってこと。

この無駄な支出、1回は少ない金額でも数を重ねると一財産になりますよね。これらの金額を自分の知識に投資することが出来たら…、どんなに社会は変わるんだろう? なんて思ったりね。

日本のいいところ、フランスのいいところ。両方を知っていいところ取りを行うのがベストな組み合わせ。フランスだけじゃないけれど、外国の人々の考え方を知る。それは今後の私たちにとって、決してマイナスにはならない学習。よろしければ、その一環として、この書籍も手に取ってみて下さい。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 kaolu(二松 馨) 【発行周期】 ほぼ日刊

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