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「今やってる仕事向いてるのかな…」瞬時に見分ける方法があった

いつも読者からの質問に回答してくれる、メルマガ『『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は「向いている仕事・向いていない仕事」の判断の仕方について。リクルートなどを経て独立し、ビジネスの世界を知り尽くしている永江さんの回答は…?

自分に向いている仕事・向いていない仕事

Question

世の中には、向いている仕事と向いていない仕事があると思います。自分の中でその判断は、単純に「この仕事向いてないな」と感じるかどうかだと思っています。向いている仕事であれば、そもそもそういうことは頭によぎりませんから。

先日、友人が「今やっている仕事が向いているかどうか悩んでいる」とこぼしていました。上記のような考えが頭に浮かびましたが、否定的な意見を言うのもどうかと思って何も言わずにおきました。

向いている仕事向いていない仕事。この2つの判断はどこですべきだと思いますか。

永江さんからの回答

これはたった一言、やっていて楽しいか楽しくないか」ですよ。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるでしょう。好きで楽しければ、それは向いているし、やっていても楽しくなければ向いていないんです。

なぜ、楽しい=向いているのかというと、「やらされている感」がなくなり、仕事と遊びの区別がなくなるからです。もっと追求したくなって工夫も生まれるだろうし、それに対しての努力も苦と思わなくなるでしょう。

例えば美容師さんなら、ただ仕事だからと漫然とカットしている人よりも、顧客一人ひとりの頭や顔の形、好みなんかを考え、毎回を新しいチャレンジとして取り組める人のほうが技術力もつくでしょう。

ビジネスの世界でも同じで、皆が嫌がる飛び込み営業ですら、向いている人には楽しくてしょうがないもの。次はどんな人と会えるんだろうとワクワクし、最初は自分のことを無視していた相手と信頼関係ができることぐらい楽しいものはないと、光通信のできる営業マン(いまの社長)に言われたことがあります。

もちろんどんなものでも、楽しいところと楽しくないところはあります。例えば趣味のサーフィンだって、いくら好きだ、楽しいと思っていても、大きな波にもまれて息も絶え絶えにパドルしてる時は、やっぱり楽しいものでもない。

調理するのが大好き、調理師は天職だと思っている人でも、鍋洗いから下ごしらえまで何もかも楽しいというわけでもないと思います。結局は楽しい部分が楽しくない部分を上回っているかによると思うのです。

だから、このお友達に何か言ってあげるとすれば、とにかく「楽しいか楽しくないかをとことん自問自答しろ」ということではないでしょうか。マラソンだってそうですよね。あれを外から見ても、ただ苦しいだけに見えるのだけれど、それが本当に楽しいと思える人もいる。楽しければ悩んでいる必要はなくて、いつかできるようになると信じていいし、苦痛なのだったら早く辞めたほうが良いと思います。

ただまあ世の中には、全てに向いてない人もいますよね。つまり働くこと自体が嫌いという人。

よく情報商材屋のキーワードで「仕事をリタイアして南の島で遊びながら暮らせる」というのを見かけますが、あれを見る限り、そういうバカをターゲットにしているのだとわかって残念な気持ちになります。だいたい私だったら、仕事は楽しいからリタイアしたくないもの。そんなことをしたら毎日退屈でしょうがないし、南の島だって3日で飽きますよ。仕事が好きでできる人は、みんな同じように思っているはず。働くのが嫌いって、悲しい人生ですよ。仕事って本来楽しいもの

サーフィンも楽しいけれど、仕事も楽しい。両輪あるから人生が充実するんです。

image by: Shutterstock

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商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。

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