男女の脳には大きな違いがあるとされ、未だ多くの謎が残されているようです。読者数約1万6,000人を誇る人気メルマガ『マーチン先生の恋愛教室』の著者で、女性の心を知り尽くすマーチン先生でさえ、理解できない部分が山のようにあるとのことですが、この「性差」を知識として正しく理解することは恋愛を成就させるために欠かせないようです。今回はマーチン先生が「男心と女心の違い」を、よくあるシーンを例にあげ、わかりやすく解説してくれました。
ホントに真逆! 男心と女心
男心と女心は、本当に違います。マーチン論では、お互いに理解することは無理なので、理解しようとしないこと。「太陽は東から昇る」のように、知識として頭に入れることがコツだとお伝えしています。
今回は、そんな男心と女心の違いについて、2つの事例をご紹介したいと思います。では、早速まいりましょう!
実益重視の男と、ココロ重視の女
男女で目立って違うポイントに、この違いがあります。僕自身、20代の頃から感じていたのですが、例えば「何かを買う」という場合に、男性は車、車のアクセサリー、スノボ用品、ガンダムのプラモデルのように、「モノ(実益重視)」を買う傾向があるように感じます。
しかし、女性はエステ、食事、旅行、セミナーなど、モノではなく、その時に役立つとか、気持ちがいいものとか、そういう「形が残らないモノ(ココロの満足)」にお金を使う傾向があるのです。
食事についても、わかりやすく違いが出ると思います。男性は「腹がふくれたらいい(実益重視)」という感じで、安くて大盛りが食べられるお店とか、コンビニの弁当等を食べる人が割と目立ち、女性は「量よりも質(ココロの満足)」で選ぶ人が多い傾向がありますね。
男性は実益重視、女性はココロ重視。これが恋愛…といいますか「ありがとう法」をする際にも大事なポイントになるのです。例えば、リアル恋愛教室の講義に、こんな問題があります。
問題
今日は彼(彼女)が家に来てくれることになっていますが、あいにく朝から雨が降っています。さあ、あなただったら、こんな時どうしますか?
さあ、どうしますか? ありがとう法の問題、ということを踏まえて考えてみましょう!
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「はい、先生!」
「答え、わかりましたか?」
「彼の傘を持って、駅に迎えに行きます!(^o^)」←本当にあった回答です。
「いや、朝から雨が降ってるんだから、傘持ってるでしょ……_| ̄|○」
「あっ、そうか(笑)」
「はい、先生! 私は着替えを用意します!」
「ああ、それはいいですね」
……と「着替え」から答えを膨らませていくと、色々出てきます。まず、玄関にタオルを用意しておく。そして、着替えを用意するなら、お風呂も用意しておくと良いでしょう。また、この季節ですと、温かい飲み物も用意しておくと良いでしょうね。彼の濡れた靴に新聞紙を入れる、という答えもありました(←ご成婚者の実例)。
主な回答は、こんな感じだと思います。……と思いきや、こんな質問が出てくるのです。
「先生、さっきのお迎えの話ですが……」
「はい?」
「お迎えに行くのは無意味なんですか? 私だったら、すっごい嬉しいんですけど……」
「それは、彼が傘を持ってるってわかってても、『来てくれてありがとう』という意味で、駅までお迎えに行くということですか?」
「ああ、はい。そうです」
「なるほど。それはですね……」
そう! ここが男心と女心の違いなのです。この質問に、僕個人の意見をぶっちゃけ言いますと!! 「なんで、そんなムダなことするんだろ?(苦笑)」と思いますーーーっ☆
これ、「ええええーっ!?」と女性には驚愕な話ですよね! 男性は概ね僕に賛成、少数派で女性に同意じゃないかなぁ。
だって、迎えに来てくれても、濡れるじゃないですか。もし、車で迎えに来てくれるなら嬉しいですよ。濡れずに済みますからね。でも歩いて来てくれても、何も変わるものはありません。だから、別に嬉しくはないのです。
もちろん、気づかって来てくれたのはわかります。「苦しみを分かち合う」ようなイメージで、一緒に雨の中を歩くことで雨の中を歩くツラさ(?)を共有しよう、という気づかいですよね。でも、実際問題として、何の役にも立たないです。だから、本音では別に嬉しくない。これが男性的な発想なのです。
「早く会えて嬉しい、とか思わないのですか?」
「わざわざ来てくれて嬉しい、とか思わないのですか?」
ううう、ごめんなさい。全く思わないですぅぅぅ~(>_<)。20代の男性だったら、女性と同じ意見の方が多いと思いますが、30代以降の恋愛を卒業した男性だと、こんな感じだと思ったら良いでしょう。これが実益優先か、ココロ優先かということなのです。
だから、こういう場合。男性は彼女を駅までお迎えに行くと喜ばれます。その時、傘はひとつで。余分に持っていく必要はありません。
「わあ、お迎えに来てくれたんだー、ありがとう~!!(^o^)」
「うん、いらっしゃい(笑)」
と、ここで傘を差し出して「入んなよ(^^)」と言うと! 彼女は喜びのあまり、月まで吹っ飛んでしまうでしょう~!!\(^o^)/。要するに、アイアイ傘をして家まで行くということです。これが女心を知る、ということですぞ! 男性諸君。
で、女性が家で待つ立場の場合は、お迎えは不要です。それよりも、先程のタオルやお風呂、飲み物の用意。「雨の中来てくれるんだから、より美味しいものを作んないと!」という気持ちで腕を奮ってゴハンの支度を頑張るのが、一番喜んでくれると思いますよ。
男と女って、真逆で面白いですネ!
…………と言うのも、僕が男だからでしょう。真逆なので、このお話をご覧になった女性は、こう↓↓だと思いますヨ!
「男と女って、難しい~っ!(>_<)」
デートの待ち合わせは、どこで?
これも同じように男女の違いを感じるお話です。知り合って、食事をするなどデートをしますよね。その時、どこかお店を予約して食事をすることになったなら、皆さんは、当日どこで待ち合せをしますか? 車を使わずに、電車で移動して待ち合わせるという前提で考えてみてください。なので、「家まで迎えにいきます」というのはナシです。
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はい、これは先日リアル教室で話題になったのですが、まず出て来たのは、次のような所でした。
- 駅の改札。「東口改札」などで間違わないように指定する。
- 駅の目印。渋谷のハチ公前、池袋のいけふくろう等。
なるほど。これらが悪いとは思わないのですが、良いとも言い難い感じです。大きな街ですと、改札や目印になる所はもの凄い人混みになりますよね。また、雨が降ったり暑かったり寒かったりすると、デートが始まる前にテンションが下がってしまいます。
そこで、お勧めはどこかと言いますと、ズバリお店の中です。この辺り、特に男性が気をつかって上手にリードして欲しい部分です。「○日は、19時にお店で待ち合せしましょう。山田の名前で予約してあります(^^)」という感じでお伝えしたらOKです。
で! ここからが本題なのですが(←前置き長いぞっ!)、リアル教室でこのお話をご紹介したところ、こんな意見が!!
「え~、改札じゃあ、ダメなんですか?」
「いや、ダメってことはないですが、~(上記)~という理由で、お店の中の方がスマートなんですよ」
「ええ……。私、お店で待合せって言われたら、『駅からお店までのデートを省くんだ』ってガッカリしてました。これって、私がヘンなんですか?」
「ぐはぁっ……_| ̄|○」
となったのです。これぞ「必殺・女心!」という感じですね。僕は、まだ免疫がある方だと思いますが、一般男子には「はぁぁあああ!?」となってしまうことでしょう。さすがに、これを手抜きだと思うのは面倒くさい発想ですので、もう少し大人になりましょう☆
……ん、まてよ??
これって、女性が男性にすっかり惚れこんでいる場合だけですよね? そう思うと初期のデートでは、やっぱりお店の中で良いのではないでしょうか。
さて、ここで問題です。この女心を男性が上手に生かすには、どうしたら良いと思いますか? 上手に生かす方法があるのですよ~。さあ、考えてみましょう!
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はい、それは早めにお店に行って、お店の前で待つことです! 「中に入らず、外で待っていてくれた」という気づかいが、女性に喜ばれます(^^)。少なくとも、教室の女性陣は高評価でした!
そしてちなみに! これを女性がやると、どうなるかわかりますか? そう……。実は、先程の雨のお迎えと同じになるのです。
「こんにちは!」
「えっ、お店に入らずに待ってたの?」
「はい(^^)」
「そっ、そうなんだ。ありがとう」
と言いながら、本音はこちら。
「……なんで、そんなムダなことするんだろ。中で待ってればいいのに」
と、たぶんこうなります☆なので、女性はスパッとお店に入って待っていた方が良いと思いますよ。
…………。
たぶんですね、女性がお店の外で待っていたら、「せっかくゆっくり待てるように、お店の中で待ち合せって言ったのに」という男性の気づかいを、無にするのだと思います。
男性は、お店の中で待ち合わせにした理由(実益)を重視して、女性は、「お店の外で待ってくれていた」という目の前の彼のココロを重視する。そういうことなのだと思います。
男は実益、女はココロ。
これを知識として受け入れて、ありがとう法をする際の「武器」にして頂けたらと思います。
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