MAG2 NEWS MENU

ムーミンもやってくる。「北欧」にリニューアル中の埼玉県飯能市を探索

池袋から電車で40分。都内からもアクセス便利な埼玉県の南西に位置する「飯能」は、「トーベ・ヤンソンあけぼの子ども公園」があることで知られ、連日多くの観光客が訪れています。そして、2018年秋に「メッツァビレッジ」、2019年春には「ムーミンバレーパーク」の開業を予定し、ますます注目が高くなります。そんな「飯能」には、どんな観光スポットがあるのでしょうか? 今回は「飯能」の魅力的なスポットをご紹介します。自然あり、グルメあり、レジャーあり、まさに家族やお子様連れで遊びに行くには最高の場所ですよ!
※本記事はジモトのココロに掲載された記事です(2017年12月6日)

 

オオサンショウウオが生息している美しい森「飯能・西武の森」

飯能駅を降りて徒歩20分のところに「飯能・西武の森」があります。この場所はその名の通り、西武ホールディングスが所有する森です。

歴史をたどるコースなどもある

 

面積約130haの森は、地域の住民や西武グループの社員家族と共に、遊歩道の整備や「アオダモの木」などの植樹を継続的に行っています。

子供たちの夢と共に元気に育つ「アオダモの木」

 

このアオダモの木、野球のバットの素材になるそう。いつか野球の選手たちが、このアオダモの木でできたバットで野球をすると思うと子供たちもワクワク。

小鳥の声を聞きながら森の中を歩く

 

「西武の森」は環境教育やエコツアーの場としても活用され、約77haは(財)都市緑化機構が実施する「社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES・シージェス)」の5段階評価における最高位である「Superlative Stage(スパラティブ ステージ)」に認定されました。

歩きやすく整備されているので登山前の準備運動の場所にピッタリ

 

遊歩道は歩きやすく整備され、途中にバイオトイレが設置されるなど、ハイキングや登山などに慣れていない方も安心して森を散歩できます。

ハイキングや登山で一番気になるのが“トイレ”

そんなに高い山ではありませんが、見晴がとても良い!

天覧算山麓を約5kmの散策なのですが、清々しい汗と翌日に響かない疲労感は、普段の運動不足を解消してくれます。小さなお子様やお年寄りなども無理なく登山気分が楽しめますので、天気の良い休日はご家族でのハイキングにお勧めです。

 

【飯能・西武の森】
所在:埼玉県飯能市飯能
面積:77ha 西武ドーム18個分
交通:池袋線「飯能」駅 徒歩約20分

 

青空の下で楽しむ「お寺うどん」とは!?

森の近くにある「観音寺」の境内には、小さな手打ちうどんのお店があり、安くておいしいうどんを青空の下で楽しむことができます。

“吉田うどん”のようなコシの強いうどんは、のど越しよりも歯ごたえを楽しむ感じ。埼玉県は麺類生産日本一を誇り、「武蔵野うどん」が郷土料理のエリアです。飯能の手打ちうどんは「武州飯能うどん」とばれているのですが、そう名乗るには飯能の水を使用し、自家製であることが掟なのです。

カップうどん / 300円+かき揚げ / 110円

飯能周辺には手打ちうどんの店が点在しており、味は千差万別、百花繚乱ともいうべくそれぞれのお店の個性、そして飽きがこないよう工夫がされています。休日は、飯能うどんの食べ歩きを楽しむのもいいですね!

 

【観音寺・お寺うどん】

住所:埼玉県飯能市山手町5-17(観音寺境内)

TEL:090-5438-7659 

定休日:火・水・木曜日

 

 

翡翠のような色の水面が美しい名栗湖で「カヌー体験」

飯能市の下名栗にある「名栗湖」の湖畔には「名栗カヌー工房」があり、地元「西川材」を使ったカヌーを作ったりレンタルしたりして楽しむことができます。

ユニークなオブジェもハンドメイド。店内には木工のお土産もあり

カヌー工房では、カヌーやカヌヨットを自分で作ることもでき、休日を利用してオリジナルのカヌーを作りに来ている人たちが最近増えているといいます。

カヌー以外に西川材を使用したスピーカーなどのワークショップも予定

 

工房を拝見しましたが、すごく楽しそう!週末を利用して工房で作業すると、ペースにもよりますが、だいたい半年くらいで仕上がるそうです。

突発性「カヌーが欲しくてたまらない病」になること間違いなし

 

時間がかかるだけあり、着水式の喜びもひとしお。生涯忘れない思い出となることでしょう。

自分で憧れのカヌー作りができる

 

さて、今回私はカヌーに挑戦!!カヤックは体験したことがあるのですが、カヌーは初体験!しかも木製のカヌーは、カヤックよりも軽いそうで・・・・逆に沈まないかドキドキ。

ガイドさんに乗り方をレクチャーしてもらう

乗ってみるとそれほど大変ではなく、案外スイスイ進みます。インストラクターさんは、私の父と同じくらいの年齢の方だったのですが、なんだかかっこよくて頼もしい。ライフジャケットを装着するので、最悪落ちても大丈夫かな?(笑)

スイスイ進むが漕ぎ方を間違えるとクルクル回ってしまう

 

ちなみに「名栗カヌー工房」では「カヌー犬」を育てる教室もあります。日本のカヌーイスト、作家の野田知佑さんの著書“カヌー犬・ガク”を読んだ方ならご存知かと思いますが、愛犬と共に冒険に出発!!なんていう夢も叶えられます。

【NPO法人 名栗カヌー工房】

住所:埼玉県飯能市下名栗1817-9

TEL:042-979-1117

定休日:電話で確認

カヌーで遊んだあとは「山の茶屋」で炭火焼グルメに舌鼓!

山小屋風のお店はハレとケどちらでも利用できる素敵な茶屋

カヌー工房と同じく下名栗にある「山の茶屋」は山家料理を楽しめるお食事処です。入口に入ると炭焼き窯で炭が焼かれ、ポカポカとした温もりと木の香りが漂います。

炭窯で焼かれる炭の香りでホッコリ気分に

 

炭火焼コースが人気で、通常は「宮崎県産黒毛和牛コース / 8,500円」「和牛・地鶏・三元豚盛り合わせコース / 6,500円」「埼玉県産の日高三元豚コース / 5,000円」「岩手県二戸の地鶏コース / 4,000円 」なのですが、特別に三元豚と地鶏を盛り合わせにしていただいたものをご紹介します。

炭火焼で焼くこだわりの肉は焼いている最中から美味しい

コースにはイワナの塩焼きもついてくる

ちなみにお料理はコースだけでなく、炭火焼の「あやめ御膳 / 3,000円」や「朴葉御膳 / (牛)2,500円・(豚)1,500円」、「カツカレー御膳 /1,200円」など気軽にお食事が楽しめるメニューもありますので、カヌーで遊んでお腹が減ったら「山の茶屋」で炭火焼料理を楽しんでみてはいかがでしょう【山の茶屋】
住所:埼玉県飯能市大字下名栗917
TEL:042-979-0505
定休日:水曜日、第一、第三火曜日

 

いかがでしたか?

飯能は今、オシャレなカフェがどんどん増えるなど、老若男女楽しめる観光スポットが増えています。また、これから開業予定の施設に合わせ、西武鉄道飯能駅も北欧デザインを取り入れたデザインにリニューアルされます。東京からも近くて日帰りでも十分旅行気分が味わえる素敵なスポットですので是非一度飯能を訪れてみてください。

 

取材/文 牡丹餅あんこ

 

牡丹餅あんこ

■牡丹餅 あんこ■【フリーライター・編集】 グルメ雑誌・旅行誌・ウェブサイトの取材、執筆、撮影、ディレクション、編集など。 ツイッター(@ankobotamochi) /instagram

 

 

【ジモトのココロ関連記事】

またニッポンに泊まろう。外国人にウケがよかった日本のホテルの特徴 

現役飛行機の間近で食事ができる調布「プロペラカフェ」に潜入

長崎県民が教える、ふらり一人旅でも入りやすいカウンターのある居酒屋 

 

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け