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激怒したら思い出して。マイナス感情が消える「6秒の奇跡」とは

他人から叱責されたり罵倒された時、自分の感情をコントロールする方法をお持ちの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、シスターであり国際コミュニオン学会名誉会長でもある鈴木秀子さんも実践しているという、「6秒の奇跡」と呼ばれる方法が紹介されています。

マイナスの思いを消す「6秒の奇跡」

誰かに嫌なことを言われて、ついムッとする。激しく怒られて傷つき、落ち込んでしまう。誰にでもそんな経験はあるはずです。

そういう時、そのマイナスの思いを消す6秒の奇跡」と呼ばれる方法があるそうです。シスターの鈴木秀子さんに解説していただきます。

人生を照らす言葉 鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)

人の言動で心が動いてしまいそうになる時、それを防いでくれる「6秒の奇跡」と呼ばれる方法があります。

例えば、誰かから激しく叱られたり罵倒されたりしたような場合、「あっ、いま動揺してしまっているな、傷ついたな」と客観的な目で自分を観察し6秒間呼吸を整えて心を静めるのです。

そうすれば、マイナスの思いが消えていき、気持ちを乗っ取られずに済むと言われています。刺激に対してすぐに反応してしまえば、感情の虜になってしまいます。

自分を冷静に観察するこの練習を続けていくうちに、人の言うことはそれほど深いものでも真実に根ざしたものでもないことが分かってきます。

そして「人の目ばかりを気にして生きる自分、欠点の多い自分であっても、大自然から生かされている尊い存在なのだ」という自覚が芽生えてきて、いつの間にか自分を受け入れることができ、自分自身と仲よしになっていくことでしょう。

セルフイメージを高める一番の方法は、このように人間は大自然によって生かされていることを実感しそれに感謝することです。

人間を生かしてくれるのは大自然だけではありません。親や学校の先生、友人、隣近所の人たち、職場の上司や同僚など多くの人たちの支えがなくては、私たちは生きていくことができません。

自分に愛情を注ぎ、育ててくれようとした人たちに思いを馳せてみることも自己肯定に繋がります

もちろん、人間は成長するにしたがって多くの失敗や挫折を経験します。そのことがトラウマになって先に進めなくなる人がいるかもしれません。そういう時は小さな成功を自分で認めて自信を積み上げていくことです。

「きょうも頑張って仕事ができた」
「お客様から喜んでいただけた」
「道に落ちていたゴミを拾った」

というような些細なことでも「ああ、いいことができた」と喜ぶ習慣をつけることが大切なのです。

まるで親が小さな子供を褒めて育てるように、当たり前と思えるようなことでも自分で自分のいいところを見つけて教育していく中で、いつの間にかセルフイメージは高まっていくことでしょう。

顔の形が異なるように、人間の個性も皆違います。共通しているのはただ一つ、奇跡的な命を授かって生かされていることです。その素晴らしさに気づいていただくことが私の何よりの願いです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 致知出版社 【発行周期】 日刊

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