先日掲載の「旨味が倍増。職人さんも知らないイカの刺身が美味しくなる切り方」では、目からウロコの「イカの包丁の入れ方」を伝授してくださったプロの料理人・gatugatu佐藤さん。今回は同じイカでもコンビニなどで売っている「さきイカ」に一手間加えて最高の「ビールのあて」に変身させる裏ワザを、自身の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』でレクチャーしています。
するめイカ(裂きイカ)の天ぷら、マヨネーズしょう油で
佐藤です。今回は、「ビールに合う最高の『酒の肴』」を伝授します。そのビールに合う酒のアテとはこれ! 「するめイカの天ぷら」。これ、私の中ではベスト10に入る酒の肴一品です。
「かなり旨い!」、「美味しい」、「まぁまぁ美味しい」とランク付けしているのですが、その中で「かなり旨い!」に位置します。なので、「するめイカの天ぷら」は、「かなり旨い!」ってことです。
率直に言えば「天ぷら」ですが、難しくはありません。どこのスーパーやコンビ二でも売っている「するめイカ」。お菓子のコーナーにある「裂きイカ」のことですが、あれを、市販の天ぷら粉で「衣」を作ってその衣に「するめ」を付けて油で揚げるだけのシンプルな料理。
これ、「カラッ」「サクッ」と揚がるにこしたことはないですが、「ベタッ」と揚がっても問題なくおいしく食べられます。ぶっちゃけて言うと失敗「天ぷら」でもOKってことです。気楽に「簡単な料理なんだ」と思って頂きたい。
で、この「するめ天」にあるものを付けて食うとさらに美味しい。ビールがどんどん進む。そのあるものとは…マヨネーズに濃口しょう油をちょっと加え、一味唐辛子をほんの少しふったもの。コイツに付けながら食べると最高に旨いです!
これのおかげで「酒の肴」になるといっても過言ではないです。「カッパえびせん」ではないですが、「やめられない、とまらない」状態になります。
私が最後に働いた居酒屋で大人気だった「するめイカの天ぷら」は、繁盛日にはほんの数時間で10個以上の注文が入るバカ売れ料理でした。特に40~50歳のサラリーマンの方に大人気でしたね。
レシピの最後に「するめイカ天」がさらに美味しくなる魔法の「コツ」を暴露してます。知りたい場合はすぐにみて下さい!
レシピ
【材料】
- するめイカ…40g
(お菓子のコーナーにある「さきイカ」) - 市販の天ぷら粉…60g
- 水…100cc
- サラダ油…500cc
(出来れば、オリーブ油、生搾り胡麻油がおすすめ) - マヨネーズ…適量
- 濃口しょう油…少量
- 一味…少々
1.市販の天ぷら粉を分量の水と混ぜ衣を作ります。
買って来た天ぷら粉の分量通りに水と天ぷら粉を混ぜて下さい。水は、できるだけ冷たく。混ぜる時は、粉が水に溶けたところで混ぜるのをストップします。混ぜ過ぎて粘ると、「ベタッ」とした衣になります。
2.するめイカに粉を少量まぶします。よくまぜます。
3.粉をまぶしたするめイカを(1.)の衣に入れます。
4.熱した油に衣を落し温度を見ます。
衣が鍋底に付く前に浮いたらベスト揚げ温度です(175度)。
5.衣をたっぷり付けたするめイカを1本づつ油に入れ、揚げていきます。
一度に全部揚げられないので2~3回に分けて揚げます。
6.衣が固まったらすぐに取り出します。
時間で言うと40秒くらいです。揚げすぎると衣の薄い所が焦げて黒くなります。
7.油をよく切ったするめイカ天全体に、塩を少量ふりかけます(美味しさが引き立ちます)。
天ぷら紙もしくはキッチンペーパーを平らな器に敷きます。するめイカ天を高く積み上げて盛り、マヨネーズしょう油を添えて完成です。
マヨネーズしょう油&一味をつけながら食べて下さい。ビールの「あて」にピッタリの料理です。是非! 作ってみて下さい!