そろそろ厚物衣類を仕舞う時期がやってきましたが…、グチャグチャになったクローゼットを直視するのがイヤで後回しに、なんて方はいらっしゃいませんか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者・真井花さんが、収納が苦手という人のために、「ハンガー収納」を上手に活用する方法をレクチャーしています。
たたみ方があるのか?
さて、本日は実はナイ! もののお話。
そろそろ冬服が暑苦しく感じる季節になってきましたね。で、クローゼットを開けてみると、ごっちゃ~(T-T)な感じでウンザリしてしまいませんか。なにせ今日びの日本のクローゼットは洋服で溢れていて片付けの中でもクローゼットはとりわけ難易度が高いと言われていますからね(ー_ー;
服の収納のスキルで重要なのは、たたみ方です。たたみ方ひとつで、スペースが生まれたり足りなくなったり取り出しやすくも、グチャグチャにもなってしまいますから。
…ですが、気がついたんですよ。ワタクシ。実は、洋服にはたたみ方がないのだということに( ̄0 ̄;;)。よって、クローゼットをキレイに収納するには、ハンガー収納をせざるをえないということに。
そもそも日本人が洋服を着るようになったのは、歴史的にみればこの数十年のことです。それまでは和服だったんですよね。今じゃ、せいぜい冠婚葬祭くらいしか着なくなってしまいましたが。
この和服と今着ている洋服は、服と身体に対する哲学が違っているんですよ。
和服は平面的で、平面の布を身体に沿わせて巻き付けるカタチで着ますよね。
ところが、逆に洋服はとても立体的で、服を身体に合わせて作られていて、なんと言うのかこう、抜け殻みたいな服の中に身体を嵌め込むみたいなカンジで着ますよね。
この決定的な違いが、収納の仕方にも大きく影響してしまっているんです。そう、つまり
- 和服はたためる が 洋服はたためない
ということです。和服はもともと平たく作ってありますからペッタンコにたたんで収納できるんです。省スペースですよね。ですが、洋服は立体的なのでデコボコしていて、和服のようにキレイにペッタンコになんかたためないんですよ。
なので、洋服が主流となった現代日本では、洋服の収納は
- ハンガー収納=立体のまま収納する
- たたんで収納=平面に直して収納する
の両方を併用するカタチになるでしょう。
特に問題なのは、何をハンガー収納にするべきなのかということです。ハンガー収納は洋服に向いた収納ですが、とにかくスペースを取ります。おうちの都合上、大容量のクローゼットを設置できないことは多いはずで、スペースを生み出すためには、どうしてもハンガー収納を諦めざるをえないでしょう。
ま、やっぱりオススメは、立体度の高い服です。コートや厚手のセーターなどがこれに該当するでしょう。細かいプリーツスカートや男性のジャケットなども当てはまるかもしれません。逆にいうと、これ以外のアイテムはたたんで収納することになるので、たたむスキルはアップさせる必要があるでしょう。
もうひとつ考え方があって(◆∇◆)、断捨離しちゃうんです。全部の服を収納してもクローゼットに余裕ができるくらいまで( ̄∇ ̄)。うん、コレはコレでアリですよね。季節もよろしく春だしね♪
洋服はもともとたためない。故に収納スペースを取る。それを念頭に置いて、たたむスキルアップを計るかクローゼットの中身を断捨離してみてくださいね。
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