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毎日の夕飯メニューに悩む奥様に朗報。ローテで献立を決める方法

核家族・共働きが増えた今、毎日の献立を考えることが苦痛になっている方も多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者・真井花さんが、そんなお悩みを抱えるみなさんのために、「ローテーションを先に決める」という、目からウロコの料理嫌い克服法を紹介しています。

献立のローテーション

さて、本日は料理家事のメイン問題のお話(*^O^*)。

料理が苦手キライという方は、結構いらっしゃるんです。しかも、若い世代ではどんどん増えているようです。ま、苦手な理由は数々あると思うんですが、今日はそのうちのひとつ、献立についてです。

お母さんから「今日なに食べたい?」と訊かれた経験は一度や二度じゃないですよね。しかも、

などと、意見というか希望を言ってあげているのに採用率が異常に低いという理不尽さ( ̄∇ ̄)。いやいや、あの採用率の低さの理由は作る側に立ってみて初めて分かることなんですよ。

ですが、あの質問には質問者の迷いが込められているのは本当なんです。その迷いこそが今日のテーマ、献立なんです。

家族が、というか家庭料理を食べる側だけに立っている人たちにとって、毎日の献立の検討がどれほど大変かは想像できていません。あ、断言しておきます。なので、質問者は献立を決めるためのとっかかりが欲しいんですよね。

でね。私は、このとっかかりを家族に求めない方がいいんじゃないかと思うんです。ま、こう言っちゃなんですが、採用率も低いんだし、そもそも家族の希望メニューは冷蔵庫の中や手間や時間や栄養を全く度外視していて役に立たない・・・あ、いや( ・∀・)。

んじゃ、どうやって献立を決めればいいんでしょうか。毎日の献立をスムーズに決定するためには、まず献立を決定するためのいくつかの要素に分解することがまず第一段階です。

献立はとてもたくさんの要素で決まっていますよね。

ざっと考えてもこのくらいはあります。特定の調味料が切れていたり、大量にいただいた食材があったりすると、さらに増えてしまいます。

ところが、これらの要素のうち作り手側が絶対関与できないのは

くらいです。これはそれぞれのメンバーの当日の予定に左右され、その予定が突然変わったりすることもよくあることですよね。

…こういう日常生活の些細な出来事で、その食卓を囲む人数は変わってしまいますから。しかもこの出来事自体、本人にさえコントロール不可能だったりするわけです。

ですが、むしろこれ以外の要素は作り手が単独でコントロールできるものだと言っていいでしょう。何を食べたいのかから始まって昨日のメニューとのかぶり具合やかける時間まで、基本的には作り手の自由(^^)です。なので、まずはこの自由になる部分をあらかじめ決めておくんです。

んじゃ、どーやって決めるのか。

献立を決める場合に考慮すべきモロモロの要素、このうち

に分けて、作り手の自由になる要素分は、

というお話でしたね。具体的に言うと、メイン料理の食材を決めることです。たとえば、月曜は魚、火曜は鶏、水曜は豚…こういうカンジです。だってこんなこと、当日悩む必要がない(^Д^)でしょ。悩むんなら、そのローテーションを決めるときで十分でしょ。忙しいその当日に、そんなことにアタマを使わないんですよ。

ま、どうしてもその日豚以外が食べたくなったら、ローテーションを崩せばいいだけだからね。そのヘン、ユルくていいんですよ。

また、ザックリでいいので、味付けを決めておくとイイです。たとえば、月曜は和食系、火曜は洋食系、水曜は中華系…こういうカンジです。ま、得意な分野の範囲内で全く問題ありませんよ。

これもワタシ的には、当日悩む必要がないと思うんですよね。今日は洋食なのよ。和食じゃないの。いいじゃない、和食はまたすぐ作るんだから、それまで待てば。

で、人はメニューの新しい味を感じます。なので、ここは是非組み合わせを変えてほしいんです。たとえば、昨日がシュウマイで今日が餃子だと、豚ひき肉×中華の組み合わせが二日続くことになって、手間の割にみんなに喜んでもらえないでしょう。でも、昨日がロールキャベツで今日がシュウマイだとひき肉×洋食、ひき肉×中華となって、変化が付きます。

難しく考えず、気軽に考えてみてください。

そして、このメインと味付けの組み合わせをローテーションで決めておくんです。たとえば、メインを

とし、味付けを

と決めておきます。で、2月なら

…こんなカンジです。

アタリマエですが、これは一例ですよ。メインの献立を考えるための。なので、他のやり方、たとえばメインのお肉などなら鶏・豚・牛などではなく、

など肉の状態でもいいと思いますし、豚肉にだけ肉の状態を持ち込んでもいいでしょう。あるいは、味付けではなく

など調理方法でも全く問題ないと思います。揚げ物が好きなご家庭もあるし、中華が不得意で作りたくない方もあるでしょうからね(*^ー゜)

そのヘンは、自分に合わせて考えるんですよ。

献立を毎日イチから考えるのは、止めましょう。効率の点からも負担感の点からも、よくないです。あらかじめある程度のローテーションを決めておけばいいだけですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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