夫の愛を感じられない…そんな奥様に限って「愛を感じる定義」が多すぎることはありませんか? 「最低限のルール」は必要でも、ルールが多すぎるとギクシャクするのは当然です。そんな「夫の愛情不足」に悩む妻に聞かせたい夫婦円満の秘訣を、無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、事例を挙げてわかりやすく解説しています。
夫の愛情を感じられない…というお悩み
以前、僕がセッションをした方に「夫の愛情を感じられない」と、離婚しようかどうか深く悩んでいる女性がいました。お子様もいらっしゃって子供の将来を考えるとそう簡単に決断もできない…でも、自分も苦しい…そんな感じです。
一緒に生活しているのにパートナーからの愛情を感じられないのって寂しいし、不安だし、頭にくるし…この状態があと何年も続くのかと想像すると心が不安定になりますよね。
そこで、まずは「愛情を感じる定義」について具体的な状況をお話ししてもらいました。すると…
- 「毎日、職場で起きたこと出来事を話してくれる」
- 「毎日、子育てについて話を聞いてくれる」
- 「週末には家族で外食をする」
- 「3ヶ月に1回は旅行に行く」
- 「時々、愛してる、好きだよと言葉にだしてくれる」
- 「自分の両親に気を配ってくれる」
- 「誕生日、結婚記念日などにはプレゼントをくれる」
これ以外にも「愛を感じるためのルール」が20個くらいスラスラと出てきました。
もちろん人それぞれ「愛の定義」があって当然ですが、もし僕がこの方のパートナーだったら…ちょっとギブアップです m(_ _)m。あまりにもルールが多いスポーツみたいなもので、最初からお手上げ状態です。
こんなふうに私たちは、それぞれ言葉に対して「自分なりの定義」「自分なりのルール」を持っていて、それが社会の常識くらいに勝手に信じてます。それをビリーフといいます。
このビリーフが多ければ多いほど人間関係ってかなりギクシャクします。なぜならルールでがんじがらめになってるから…。ルールが多ければ多いほどそのルールに適合するのは難しくなるのでいつまでも愛を感じられないのです。
そこでルールの見直しをしてみました。言い換えるならルールの優先順位づけです。
「これだけは絶対に譲れない3つ」を決めてもらって、それ以外は「まあよかろう ^_^」とある程度妥協するという新しいルールを作っていったのです。
すると次のセッションの時には…
「びっくりするくらい、夫婦仲良くなれました」
だそうです ^_^ 。よかったですね~
「自分の中にルールがあると、そのルールで相手を縛り付ける」、これを私たちは無自覚にやっちゃいます。無自覚に、当然のようにやるからギクシャクしちゃんです。
自分の中にどんなルールがあるのか? そのルールは今の自分にふさわしいか? そのルールを相手に適合させても本当にいいのか? これはしっかりと自分自身でチェックしておく必要があるんじゃないかなって思いますよ~。
image by: Shutterstock.com