お酢の風味と独特の食感がたまらない「しめサバ」。居酒屋でも大人気のこの肴を自宅で美味しく食べられたら最高なのですが…、残念ながら市販のしめサバの中には少々生臭い物もあったりしますよね。せっかく買ったのだから無駄にしたくない、という方のために、今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では著者でプロの料理人のgatugatu佐藤さんが、臭みを抑えて劇的に美味しくする方法を紹介しています。
しめサバが劇的に美味しくなる!
スーパーの鮮魚コーナーにあるさばを酢で締めた「しめサバ」。多くは真空パックの状態で売ってます。これ、袋から取り出して切ったらすぐ食べられます。高速! 酒の肴料理です。
あなたは、しめサバ好きですか? 私は、いろんな店で働いてきましたが、しめサバが好きなお客さんはほんと多かったです。
市販のしめサバ、そのまま食べても美味しいのですが、生臭みの強いしめサバもあります。この臭みを抑えて劇的に美味しくする方法があります。
それは、
「生姜とネギを薬味にして濃口しょう油を付けて食べる」
です。これ、絶対試して頂きたいです。薬味無しと有りで食べ比べて頂くと分かりますが、文句無く「旨い!」と言えます。
生姜の中にジンゲロールという辛味の素になる成分があり、コイツが臭みを抑えてくれます。ネギには硫化アリルという刺激成分が含有されていて、これが薬味効果を出します。
私は色々としめサバにつけるタレを試してきましたが、しょうゆ、特に「濃口しょう油」が一番合いますね。
生姜はすりおろしたもの、ネギは刻んだものを薬味にして添えてください。濃口しょう油はあまり安すぎない物がいいですね。塩分が多く旨味が無く辛いだけです。それと、食べる直前に三杯酢(土佐酢)をかけるとさらに美味しく食べられます。
しめサバの切り方を簡単に説明したので参考にして下さい。
レシピ
【材料】
- しめサバ(中)…1枚
- わかめ、刻みネギ、おろし生姜、濃口しょう油、レモン
1.しめさばの皮に5~6本、切り込みを入れます。
身の分厚いところは深く切り込んでもいいですが、身の薄いところは、皮だけを切るように慎重に切って下さい(切断してしまうので)。
2.7~8mmくらいの厚みに切ります。
これぐらいの厚みが食べやすい大きさです。
3.わかめなどを添えて、しめサバを盛りレモンも添えて、刻みネギ、おろし生姜の薬味をつけて完成です!
今日の晩酌に「しめサバ」を一品加えてください! 何も付けないしめサバと薬味をつけたしめサバ、食べ比べてみてください。味の変化に驚くと思います。是非! やってみてください。