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「もっと時間があれば」「良い上司になれば」では何も解決しない

人間は失礼な他人の振る舞いや偶然の出来事に対し、腹を立てることもできれば冷静に対処することもできます。つまり外的要因に振り回されることなく、自分自身の行動を選択することができるのです。 今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、著者で現役弁護士の谷原さんが、自己正当化の罠から抜け出しセルフコントロールを促す処方箋を紹介しています。

自己正当化の罠から抜け出す

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

今の自分に満足しない人は、多いのではないでしょうか。そして、私たちは、その原因を外的条件に求めようとします。

こう思えば、自分を正当化し、自尊心が傷つくのを避けることができるからです

しかし、こう思っている限り、残念ながら、進歩から遠のいてしまいます。自己正当化をした以上、それ以上辛い努力をする必要がなくなってしまうためです。

イソップ寓話の「酸っぱいブドウ」のキツネと同じです。「どうせ、あのブドウは酸っぱいに決まっているよ」。そうやって自己正当化をした以上、ブドウを取ろうという努力をやめてしまいます。

しかし、私は、常に進歩していきたいと思っています。先ほどのような自己正当化をなるべくしたくないと思っています。では、どうすれば、自己正当化の罠から抜け出すことができるのでしょうか。

私は、そんなとき、自分に質問をするようにしています。できる前提で、質問をします。

これらの質問は、今現在の条件でうまくいく方法を探す質問です。もちろん、外的条件を整えようとする質問もありますね。

というような質問です。全く違うことを考え出しますね。

いずれにしても、私たちは、自分のことを放っておくと、自動的に自己正当化をしようとし、自己正当化をした結果、行動を起こさなくなってしまいがちです

考えるということは、「自分に質問をする」ということなので、上手に自分に質問することによって、自分の思考をうまくコントロールしたいものです。そうすれば、常に前向きに生きられるのだと思います。物事のどの面を見るかが重要なのだと思います。

「顔をいつも太陽のほうにむけていて。影なんて見ていることはないわ」(ヘレン・ケラー)

今日は、ここまでです。

image by: shutterstock.com

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人生で成功するには、論理的思考を身につけること、他人を説得できるようになることが必要です。テレビ朝日「報道ステーション」などでもお馴染みの現役弁護士・谷原誠が、論理的な思考、説得法、仕事術などをお届け致します。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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