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メモを取るだけ。簡単に「イライラ・ムカムカ」を遠ざける方法

「過去や他人は変えられない。大切なのは自分と未来だ」。カナダの精神科医エリック・バーンの金言です。しかし…、わかっていても、私たち人間は他人の言動に反応し、ついついイライラ・ムカムカしてしまうものですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、ちょっとの工夫で常に心穏やかでいられる対処法を紹介しています。

なぜか夕食のあと

さて、本日は改めてビックリなお話。

いや、実際ね、自分以外の他者と一緒に毎日毎日仕事したり食事したり掃除したり眠ったりしていれば

「イライラ! ムカムカ!!」

とくるのってフツーだと思うんですよ。このイラムカがなければ日常生活はどれほど楽しく穏やかなことか。そう思うのは私だけじゃないよね。

でね。このイラムカ退治について、いままでとは違う対策を立ててみたんです。

フツーは「●●をやってストレス発散!」みたいな話しですよね。でも、これじゃストレス自体の発生は防げず、いわば後手に回った対策なんですよ。イラムカとくるだけで十分ストレスなんだから、この発生自体をなんとかしたいんです。

でね。やってみました。まず、自分がどんな感情を持っているのかを

してみるんです。

「は? キロク?(@@?」

と思いました? ここがそもそもひとつめの大事なポイントなんですよ。自分のキブンや感情って、記録したことナイですよね? たとえば

などなど。些細で数えきれない日常の出来事でキブンが悪くなったりしますからね。

ところが、人間はネガティブな出来事を

悲しい生き物です。つまり、逆に言えば、ネガティブな出来事の数自体は

ということです。人間は、大した数でもないのに、選択的にネガティブなことを繰り返し思い出し

可能性があるのです。いや、実にハタ迷惑にして不幸な話だわ。

ところが、これはアタマで理解していても、なかなか実感できないんですよ。なので、記録してみたんですよ。自分の気分を。

記録するのに難しいことはなく、

と感じた時に、さっと

おくんです。あるいは、ランチタイムや夜寝る前などちょっと落ち着いて今日を振り返る時につけてもオーケーです。その場合には、おそらくその日の出来事三つ四つくらいをピックアップして記録することになるでしょう。

それで十分です。

ちなみに、この記録のためにピッタリのアプリがあります。

KibunLog:気分ログ

というアプリです。ま、手帳にメモるのもアリですが、最近はやはりアプリの方が便利でしょう。

で、毎日キブンをこつこつと記録します。そうすると、アタリマエですが、あなたのキブンの記録が出来上がるわけですよ。

この「しばらく」は、少なくとも数日できれば1週間以上あるといいです。データですから、ある程度のボリュームがないと意味がナイんですよ。多ければ多いほどいいです。で、次にそれを

してみるんですよ。わーい! とか嬉しい! とかありがとう♪ みたいなのがポジティブです。逆に、むかつく~! とかメソメソ…とかうじうじ…などがネガティブです。いいですよね?

で、この分類をつくづくと眺めてみるんです。あ、いや、眺めるっていうのは、詩的な表現かな。要は、

んです。ある感情が立ち上がったときに、なにか共通することはないでしょうか。たとえば

などなど。なんでもいいんですが、特に

などに注目すると、共通項が見つけやすいです。

このとき気をつけたいのは、細かなキブンの違いは無視するようにしてください。ざっくりポジティブかネガティブかくらいに分けておくくらいがちょうどイイです。

この共通項を見つけることは、あなたが気分良く毎日を過ごすために非常に重要ですよね。

ちなみに必ず共通項はあります。人間のキブンや感情のバリエーションは無限じゃないもん。いくつかの種類のキブンや感情を同じくいくつかのパターンのシーンで繰り返しているだけなんです。

そして、更にチェックしてほしいのが、

です。キブンや感情をザックリとポジティブとネガティブに分けてみて、その比率はどうなっていますか? ありうるのは

の3パターンでしょう。ここで当然問題なのが最後の

パターンです。このパターンだと、毎日

ということです。辛いよね。

この場合、どうするのかと言えば、まずは

ことです。これは比較的簡単ですよ。

ネガティブな感情ばっかりが立ち上がっている人はいないわけで、回数は少なくてもポジティブな感情が立ち上がることだってあるはずです。そこで、ポジティブな感情が立ち上がったときの共通項を見つけ出し

んです。たとえば、ワタクシ。私は

に「幸せ♪」になるパターンが多いんです。ということは、私の場合、凹むようなことが起きたりネガティブな感情が立ち上がったら、まずは

んですよ。すると、ほら、直近の美味しいものがネガティブな感情を和らげてくれるわけです。オットには、コレを見破られていて、

と思われているようです。いやだわ、そんな安い女のつもりはないのに。

ちなみに、私の場合、もうひとつのハッキリした傾向は

ということです( ̄∇ ̄)。なんでなんだろう、解らない。理由は解らないけど、とにかくそうなんです。なので最近では、夕食後にすぐに片付けず、ちょっとだけピアノを弾くようにしています。すると、あっさり解決。なんだかカンタンだわ~。

もうひとつは、

ことです。ネガティブなキブンや感情ばかりが立ち上がっているという方は、ネガティブなコトばかりに

可能性が高いんです。いや、これは経験上そう言えます。1日終わって、楽しいことや嬉しかったこと、幸せなキブンを思い出せず、あるいは

ポジティブなキブンや出来事を

んです。ネガティブなキブンや出来事は、あれもそれもこれも重視するくせにね。

自分がネガティブばかりにフォーカスしているのではないかと疑ってみてください。方法としては、これの方が難易度高めですがこっちの方がずっと効果があります。是非そのクセは治しましょう。

毎日を穏やかに過ごすためには、キブンや感情をコントロールすること。記録はそのための第一歩ですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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