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「本当はやりたいけど」と言い訳する人が何も変えられない理由

「自分と同年代の人々がいくら給与をもらっているのか」が可視化された現在、「いまの自分を変えたい!」と思ったらまずすべきことはなんだと思いますか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさんが、その方法を紹介しながら、逆に「人生を激変させることができない人」の特徴も挙げています。

斯くして格差は拡大する

昭和の頃と、平成も終わりに近づいた今とでは、格差の存在そのものに違いはないんですが、それが激しく可視化されるようになったという点で、大きな違いがあると思うんですよ。

昔は、同期の同僚との給与の差なんて、2倍なんてのはなかなかなくて、どこの会社で、どんな役職で、何をやっていようが、一定のレンジ枠で収まっていると、「思われていた」わけです。それがかつての、「一億総中流」の所以だったわけね。実は格差はちゃんとあったのよ。あったけれども、それは出口のところで税金によってキレイに地均しがされていましたしね。

税率推移

これ見るとスゴいですよね。課税所得が8,000万円以上だと、所得税が75%に住民税が18%の合計93%が税金ですから。こんなのを給与所得でもらって、経費算入とか、損益通算が出来なかったら、海外に逃げ出しますよ。

そもそもネットも無かったので、他人様がいくらもらっているのかなんてなかなか知りようがなかったわけですね。

これがグローバリズムの名の下に、世界的な減税が行われると、目に見えて格差が拡大し、それがネットを通じて、多くの人の知るところになったんです。リア充やインスタ映えなんて単語は、格差の表現装置としてのSNSを使うことで生まれたわけです。

でもね、その格差がどこから生まれる、生まれたのかについて考える人って、案外少ないんですよ。特に、格差の底辺ラインにいる人たちは、そこから目を背けようとするわけね。だから益々格差が広がるわけ。

ネットが発達して、法整備がされて、税制の改革も含めて、今は個人が個人の才覚で活躍しやすい社会が発展どころか、成熟しつつあるんです。やっていない人が知らないだけで、このメールマガジンの読者さんでも、サラリーマン以外の収入を毎月手にしている人がたくさんいるんですよ。やっていない人は、それはレアケースだろと言いたいんでしょうが、やろうと決めて走り出した人の半数くらいはそれが出来ていますから。

この割合を高いとみるか、低いとみるかは人それぞれですが、私は非常に高率だと思いますよ。だってやりたい、やろうとした人の半分が実現しちゃってる世界って(しかも出来ていない人は、「出来なかった」ではなくて、「(やり始めたばかりで)まだ出来ていない」という状態が多いんですから)、譬えて言えば、

 ● どこでも良いから大学に行きたい→行けました

と同じ構図なんですよ。

そしてこの違いが大本のところでどこから生まれたのかというと、「やりたい」という情熱と、それを実現させるための「行動(努力)」に起因するわけです。さらにその成果の差は、両者の熱量の差だけなんですから。

最近では会社も副業を認めるところが増えたようで(そもそも公務員以外で、これを禁止することなど法的には出来ないんですけどね)、つまり世間の認識もそういう動きをバックアップしているわけですよ。その状態で、格差が~とか、私には出来ないとか、ホントはやりたいんですがとか、ホントに戯れ言は棺桶に入ってから言って下さいって感じなんですよね。

あなたが未成年で貧困層にいるというのなら、それは話は別です(そういう人はこのメールマガジンを読んでいるとは思えないので、そんな人たちを対象にした話はしていません)。ほぼ五体満足で、それなりに学校を卒業していて(中学中退で、分数が分かりませんとかいう人も、想定読者ではありません)、その上で職歴があるのならば、そこからの復活というか、人生の立て直しって、情熱と努力次第なんじゃないかと思うんですよ。

それを一義的に環境やら、他者の責だと考えて文句を付けていても、社会はあなたのために何かしてくれるかというと、それはほとんど期待薄ですから。そんなヒマがあるんなら、リアルに自分を変化させることに情熱を傾けた方が、早いですよ。

歴史の本を読んでいると、痛感するんですが時代が下れば下るほど、我々は生きやすく、願望は叶いやすく、生活はラクになっているんです。マクロで見ればね。それは政治の功績でもあって、だからあれだけ野党とマスゴミに事実と異なることを言われても、与党の支持が野党を下回ることはないわけですよ。

マクロで言えば、社会は昔よりも良くなっている。この事実を受け止めて、その流れに乗ろうと考えたら、あなたの人生を激変させることはそんなに難しくないんですよ。こころからそう願うのであれば。

まずはこの願望格差を自分の力でどうにかするべきだと思うんですよね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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