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よく聞いて。店が辛くなるくらいの販促じゃなければ客は喜ばない

毎回さまざまな販促アイデアを提案し、その成功事例とともにレクチャーしてくださる無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』。最新号では著者で販促専門家として活躍中の前沢しんじさんが、「500円均一」というわかりやすさでヒットを狙うアイデアを紹介しています。

たたみかける販促!

今回は「500円ポッキリ価格!での訴求です。500円玉1枚でこれが買える!として、ワンコインワンパック、それも税込価格での超目玉訴求をしております。100円均一ほどのインパクトはありません。ホームランを狙う企画ではなくヒットを狙う企画です。

そこで大事なことは「ボリューム」です。このチラシでは、26点のポッキリ価格商品を出しております。これくらいのボリュームがないと面白くありません。5品程度では「企画」とは言えません。店が辛くなるほどの企画でないとお客様は喜ばないのです。

もうひとつ大事な点は「わかりやすさ」です。グラム表示では最終的にいくらになるかが分かりにくい。こうしたワンコイン訴求の場合は「これでいくら!」という最終価格での表示となり、わかりやすくなっています。

肉屋は基本的に「グラム当たりの価格表示」なので、最終的にこれでいくらになるかが分かりにくい弱点があります。その点ワンパックでの価格表示はわかりやすいという特長があります。

さらにたたみかけ効果のイベント開催!

チラシの左下を見てください。ポッキリ超目玉に加えて、さらにピンポン玉をつかんだ分の卵をプレゼントというお楽しみイベントを用意しました。1万個!という数字が「これでもか!」という「本気」を見せています。つまり「たたみかけ」です。「これでもか!」です。

1万個といっても5店舗が土日の2日間ですので、1店舗あたりにすると1日1,000個です。単価20円として2万円。1日当たりの販促費と考えれば大したことはありません。さらに大量仕入れですので当然もっと安くなります。

超目玉でもイベントでも、やるからには「本気モード」でないとお客さまは驚いてくれません。何回も言いますが、店が辛くなるほどの企画でないとお客様は喜ばないのです。

ピンポン玉つかみどり、たまごプレゼントのイベントのやり方についてはまた後日書きましょう。簡単にできて効果があるイベントです。何しろ主婦は卵が好き、というより料理の必需品ですからね。

結果

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の三大特色をもったこのセールは当初「ヒット狙い」でしたが、結果的にはこのイベントが大人気となって「3塁打クラスの集客につながりました。

image by: Shutterstock.com

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30年以上の販促・営業企画の経験から「こうして売上げを伸ばした!100のアイデア」というテーマで、実際に行った実例を具体的に紹介します。販促以外にも経営活性化に役立つアイデアがたくさん。前沢しんじの販促ビジネス本はアマゾンや大手書店でランクイン。雑誌「月刊商業界」にも販促特集などを執筆しています。

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【著者】 前沢しんじ 【発行周期】 ほぼ 週刊

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