人間は何でも外見で判断しがちですが、それは善し悪しの見極め方を知らないからで、コツさえ学べばより本質的な判断が身につきます。それは野菜も同じことです。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』のテーマは「その野菜、まだ大丈夫かも? 」。一見、傷みかけているような野菜の「食べてOKかNGか」の見極め方を、枝豆やシメジ、ジャガイモなどの事例別に紹介しています。
傷みかけ野菜の境界線
野菜が高い今日このごろ。思い切って買ったのに、あっという間に傷んで冷蔵庫で黒くなっていたなんてことありませんか。でもゴミ箱へポイッとするのは、ちょっと待って、もうダメだと思い込んでいる野菜でも、実はまだ十分食べられることが多いそうです。そこで、意外な見極めポイントをご紹介。
■枝豆
サヤが茶色く変色して乾燥してカサカサしていても、実は中は何ともないことが多いので、中を確認してサヤの中の豆が大丈夫ならOK。中の豆が黒く変色していたりカビが生えていたらあきらめましょうとのこと。サヤに茶色いところがあり、内側の密集しているところがヌメッとしているのは、先端を除けばOK。茶色は押されただけで変色したことが多く、先端を除けば問題なし。内側の変色が進んで溶けていたらNG。
■キュウリ
しなしなして先端がぐにゃっとしているのは、しなしなはセーフですが、ぐにゃっと曲がるものはアウト。しなしなは水分が抜けただけなため、先端を長めに切り落とし、加熱調理すればおいしく食べられるそう。全体がぐにゃりと曲がるものはあきらめましょう。
■シメジ
白い綿状のものがついているものは洗えばOK。綿状のものはカビではなく菌糸なので大丈夫で、石づきは切りおとし、傘についたものは洗って落とせば普通に食べられるそう。断面が変色していたり臭いがするものはアウト。
■ジャガイモ
芽が出て全体がぶよぶよしているものは、芽には有害物質が含まれているので取り除き、厚めに皮をむいて水にさらせばOK。ぶよぶよは大丈夫ですが味がやや落ちるので濃いめの味付けにしましょうとのこと。
■ショウガ
皮にカビが生え、ヌメッとしていて切ると中が茶色くなったものは、表面のカビとぬめりをよく洗い落として、生食は避け、皮をむいて千切りやみじん切りにしてよく加熱すれば大丈夫だそう。干からびたものはNG。
■タマネギ
芽が伸び、断面の層の一部が茶色く臭いガあるものは、伸びた芽は一緒に刻んで食べても問題なく、茶色い部分は臭いの原因でもあるので大きめに取り除き、加熱調理を。
■トマト
触るとぶよぶよ、ヘタの周りに白いボツボツができたものは、少しぶよぶよする程度は熟れすぎただけのなのでOKだそうですが、ボツボツはカビなので、ヘタの周りを大き目に切り取り、どちらも加熱すればOK。
■パプリカ・ピーマン
表面がシワシワし、ヘタの周りにカビが。水分が抜けているだけなのでカビを除き、細切りにして加熱調理すればOK。
野菜の高値が続く今だからこそ、しっかり使い切って、お財布にも優しい野菜レシピを楽しみましょう。
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