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ダイエットも家事も。「やりすぎ」から自分を解放して幸せになる

家事でも趣味でも頑張るのは良いことですが、求める理想が高すぎると、どうしても息切れしてしまいます。頑張った結果生き辛くなってしまうのでは、本末転倒ではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』は著者・真井花さんからの、完璧な自分より幸せな自分を目指して見ませんか、という提案です。

シンデレラサイズ

さて、本日は日本人の真実(←大げさ)のお話。

ワタクシ、実は生まれてこの方一度も

ホントです。まあ、規格外の、いや、規格未満すぎるミニっこなのでソレにみあった体重だというだけです( ̄∇ ̄) しかも、食べてもあんまり太らない。これはイイことなんかじゃなく、おそらく胃腸が弱いため食物がちゃんと分解・吸収されないだけなんじゃないかと思っています。だから、健康的に太りたいんですよね…。

もっとも、日本では私のような悩みを持つ人より、ダイエットをしているあるいはしていた人の方が断然多いですよね。特に女性はほとんど毎年ダイエットに励んでいて、

のような有様( ̄∇ ̄)みなさんのご家庭でも、ダイエットに励んでいる家族がいるんじゃないでしょうか。中高生くらいの娘さんがいたりすると、早くも太った痩せたと大騒ぎしているかもしれません。

しかしですね。良く言われているように、日本の20代30代の女性のBMIは、国際的に見ても

て、まったくダイエットの必要はないレベルです。いや、むしろもっと食べないとマズいくらい

それなのに、ネコも杓子もぽっちゃりもフツーもダイエットに励む。この異常なほどのダイエット熱って、なんなんでしょう。あれはきっと無意識に

なんじゃない?…と疑っているんです。

顔立ちとか姿とか、ルックスというものは、基本的に外界から自分を特定するためのものです。あなたという人間を他の人やモノから特定するとき、フツーはルックスを手掛かりにするってことです。

たとえば、初対面の人と駅で待ち合わせたとき

とか。こういう情報を頼りにするでしょ?あ、今はスマホで連絡するとか言わないでくださいね( ̄∇ ̄)

ダイエットするということは、

という評価を下しているはずです。そもそも「太っている」ということも国際標準から見れば誤解でそんなことはないわけです。しかもさらに悪いのは、その状態を「醜い」と評価していることです。…いやいや、醜いって評価してますって。だって太っていることが美しいなら痩せようとしないでしょ。もうちょっと細かったらと思うってことは、現状のままだとキレイじゃないステキじゃないと思っているからでしょ。

ここがスゴくマズいんですよ。こんなふうに、外界と自分を区別し特定するルックスというものに対して、

しているわけです。鏡を見るたび、服を着るたび

って思うんですよね。溜め息とともに。

あの、それ……だんだん自信がなくなってしまいませんか

どうしてこんな話をしているのかといえば、

な気がするからです。

日本の家事に対する要求レベルの高さはこれまた国際的な比較からしてもとても高く、スーパーナニー、スーパーシェフなみです。この高さが日本男性の家事参入を阻んでいるという指摘があるくらいです。

やってもやっても、どこかまだ足りない気がして、どんどん自分を追い込む。確かに理想からすれば足りないんでしょうが、それはファンタジーレベルの理想を掲げるから足りないことになるだけです。そう、ファンタジーレベルの

あなたが太っていることになってしまうように。

もちろんそれは

とも言えるでしょう。それはホントにその通りだとも思います。

ただね。向上心も度が過ぎたら及ばざるが如しなんですよ。向上心はどうしても現状の不満や不備を改善しようとする気持ちに繋がっているので、

のです。ふくらはぎが太い、アゴが丸い、お尻が大きい。こんなふうに自分で欠点だと思うところに注意が向いてしまうのです。そしてそれがいつの間にか身体全体へのダメ出しに繋がって、自信さえ失うのです。

あの、念のために言っておきますが

そういう話をしているんじゃないですからね。厳しすぎる自己評価を

というハナシですからね。

あなたの家事の、どこに不足があるのでしょうか。それはなにと比べて不足だと評価しているのでしょうか。それはひょっとして

ではないでしょうか。そうは言ってもと思っていないでしょうか。

大切なのは部屋の片付けや食事の品数よりあなたの自信と幸せですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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