夏野菜の代表的存在といえば、なんといってもトマトでしょう。栄養価も高く、甘くて食べやすいトマトは、老若男女問わず愛されている野菜ですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんなトマトを使った、びっくりするほど簡単でインパクトのあるレシピを紹介してくださっています。
レシピ公開 トマトの透明スープ
さて、今回は夏野菜の女王トマトをたくさん使ったレシピです。
イナカに引っ越してきたころから夢だったんですよね、これ。今年はトマトが大豊作だったので、たくさん作って堪能しました。
☆材料☆
- 完熟トマト 3個くらい …以上!
★作り方★
- 大きめのボウルの上にぴったりくらいの金ザルを乗せる。金ザルにはキッチンペーパータオルを二重にしたものを敷いておく
敷くものは、さらし・布巾でももちろんOKです - トマトをよく洗い、ヘタを取ってざく切りにする。フードプロセッサーに入れてジュース状にする
フードプロセッサーがなければ、ざく切りのままでもOK。この場合には、少し小さめに切ってください - キッチンペーパータオルを敷いた金ザルの中にジュース状のトマトを入れる
金ザルからジュース状のトマトが溢れないよう注意してください - このまま冷蔵庫に入れ、一晩放置する
- 翌日、ボウルに溜まったスープを注ぎわけて飲む
ザルに残ったものは捨ててもいいですが、トマトソースやカレーなどに入れてしまってもOKです
…オシマイ( ̄∇ ̄)
か、簡単すぎる。なにもしてないじゃないか。放置しただけじゃないか。でも、美味しいんだもん。
このスープは有名なスープで、飲んだことのある方は「ああ、あれ!!」と
思われるでしょうし、
- 飲んだことのない方は「ええっ?!(*゚Д゚)」
とビックリされると思います。そのくらいインパクトが強い。
ボウルには、トマトの水分が漉されて溜まっていくわけですが、これが
- 完全に透明
なんです。うっすら黄みがかって、上品なコンソメスープみたいで全く赤くない。ですが、飲んでみると
- なにもかもトマトの味
なんです(^0^)d
この料理のキモは、なんといっても
- 完熟トマト
- 時間をかける
ことです。トマトはちょっと柔らかくなってきているくらいが美味しいです。そして、時間は十分かけてください。飲む直前までそのまま放置しておけばいいだけです。トマト自身の重みでスープが出ていきますので、押したり潰したりしないように。
このスープは、このままでも十分美味なんですが、お好みで少量の塩コショウ、白ワインビネガーなどで調味されてもいいでしょう。そして、これは、どちらかというと
- キレイめのグラスとか
- プリンやゼリー用のガラスのカップとか
- シャンパングラスとか
に入れて、少し飲むかんじです。スープ皿で大きなスプーンですくって飲むってカンジじゃないんだよなあ。
また、スープの出来上がり量は、トマトの重量と水分量によるので、予測しがたいんですよね。だいたいこぶし大くらいの大きさのトマト3つでそこそこの量ができるはずです。
もちろん多めに作ってスープで飲む以外に
- ゼラチンなどで固める
とかなりカッコついた料理になるでしょう。茹でた夏野菜を入れてゼラチンで固める、塩味濃いめに調味してゼラチンで固めたものをドレッシングとして使う、などです。
調味は本当にお好みです。ただ、白ワインビネガーはかなり美味しくなるように思いますのでお持ちの方は試してみて下さい。なければ、買うほどのことはナイですよ。
過酷な夏には夏野菜。トマトの水分と栄養で夏を元気に過ごしたいですね。
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