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日本121位の衝撃。男女平等度ランクで中韓にも負けている現実

スイスの国際機関、世界経済フォーラム(WEF)が17日に発表した2019年の「男女平等度ランキング(男女格差報告)」で、日本が153カ国中で121位となり、前年の110位から順位を大きく下げたことを時事通信共同通信NHK朝日新聞などが報じた。106位の中国、108位の韓国からも大きく後れを取り、主要7カ国(G7)の中で最下位だったという。

調査は、経済、教育、健康、政治の4分野14項目で行われる。共同通信NHKによると、日本の教育と健康の男女格差はほとんど解消されているものの、女性が国会議員や企業の管理職、経営者などになる割合が依然低いことが要因となった。特に政治の面では、首相に一度も女性が就任していないことに加え、議員や閣僚に占める女性の比率が低く、衆議院議員で10.1%、閣僚で5.3%にとどまっており、下院議員25.2%、閣僚21.2%の世界平均と比べても大幅に低くなっている。朝日新聞は、9月の内閣改造まで女性閣僚が1人だったことが影響したと伝えている。

共同通信が、世界的な男女間格差の解消には99年半かかるという予測を記しているが、日本は世界と比較してもその道のりが長いということだろう。この報道を受けて、Twitterでは「#男女格差」「#男女平等」「# ジェンダーギャップ」などのワードがトレンド入り。「女性活躍推進はどうなっているんだ」という安倍政権が掲げる政策への疑問の声や、拡大し続ける男女格差に対する不満の声が挙がっている。

Twitterの反応

企業や行政の矛盾を指摘する投稿も

また女性活躍を推進している行政や企業も男女平等を実現できいないという指摘も挙がっています。ジェンダー・ギャップは日本社会に根強くあるのでしょう。

女性が立ち上がり始めている

一方で、西原理恵子さんが女性たちの社会的自立を促すために著した『女の子が生きていくときに、覚えてほしいこと』が、Twitterで女性たちの共感を集めている。男性の影に隠れるのではなく、自立して道を切り拓いていく。そんな女性たちの決意と行動が、日本の男女格差を縮めるきっかけとなることを願いたい。

Image by:首相官邸

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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