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あなたは納得?著名人が続々登場、東京五輪聖火ランナー

いよいよ7か月後に迫った東京五輪。新しい国立競技場が完成する一方、札幌開催となったマラソンのコースがまだ決まらないなど、ごたごたの準備が続く中、各自治体が推薦した聖火ランナー内定者の一部が明らかになりました。
記念すべき国内第一走者としてグランドスタートする聖火ランナーは、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表/FIFA女子ワールドカップドイツ2011優勝チーム)のメンバーに決定。来年3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」からスタートします。7月24日の開幕まで121日間をかけて全47都道府県を巡りますが、各地の聖火ランナーにも様々な人が選ばれています。

多くの著名人が聖火ランナーとして駆け抜ける

愛知県では将棋の現役最年少棋士で17歳の藤井聡太七段や、5年前にノーベル物理学賞を受賞した天野浩・名古屋大教授、18年平昌冬季五輪フィギュアスケート男子銀メダリストの宇野昌磨選手らが名を連ねました。兵庫県では北京五輪陸上銀メダリストの朝原宣治さんや落語家の笑福亭鶴瓶さん、滋賀県では日本中央競馬会(JRA)の通算最多勝利記録を持つ武豊騎手や歌手の西川貴教さんらを選出。他にもスポーツ界からは、東京都で巨人の原辰徳監督や横綱白鵬関、神奈川県ではDeNAのアレックス・ラミレス監督、沖縄県では元プロボクシング世界王者の具志堅用高さんらが選ばれています。

そもそも東京五輪の聖火リレーはどのようなコースを入っていくのでしょうか? 聖火リレーが行われるのは全国の市区町村のほぼ半数に当たる858の市区町村。福島県のJヴィレッジをスタートした後に全国を巡っていき、約1万人の走者がつないだ聖火は、開会式会場の国立競技場(東京都新宿区)で聖火台に点火される予定です。

またNHKによると、聖火を特殊な方法で運ぶリレーの場所と内容も明らかになり、鉄道や船、それにロープウエーや馬などが用いられるリレーもあると言います。例えば、東日本大震災で被災した岩手県の三陸鉄道を使ったリレーや大分県臼杵市や広島市の平和公園では、古くから武芸の1つとして伝えられてきた泳ぎ方、日本泳法によるリレーが行われるようです。

他にも、福島県の猪苗代町では、磐梯山にあるゲレンデを聖火を持ちながらスキーで滑り降りたり、北海道帯広市では馬が数百キロのそりを引いて早さを競うばんえい競馬で聖火を運んだり、長崎市では再現された遣唐使船を使うなどの計画があると言います。
そんな聖火リレーの一日は意外と過酷です。

気になる聖火リレーの一日

聖火リレーの1日は午前10時ごろに始まり、ランナーは1人当たりおよそ200メートルの距離をトーチを掲げながら2分ほどかけてゆっくりと走ります。ランナーが次のランナーのトーチに聖火を移す場面を「トーチキス」と言い、ランナーは思い思いのポーズでトーチキスを行います。自治体間など離れた場所に移動するときは聖火を専用のランタンに入れて車で移動するそうです。

そして一日の最後の市区町村では、聖火の到着を祝う「セレブレーション」と呼ばれるイベントが開かれ、午後8時ごろに終了するスケジュールだといいます。これを121日間かけて行うというのですから、意外と大変です。

ちなみに、ルートのうち、離島などの遠隔地のほか、文化財や豊かな自然などその地域を代表する特徴のある場所では、車の隊列が通れなかったり、聖火を運ぶのに時間がかかったりする場合があることから、こうした場所では、あらかじめ運んでおいた元の火から分けた火を活用し、小規模の態勢でリレーを行うことが認められているとNHKは伝えています。

聖火リレーの概要やランナーが明らかになり、東京五輪への気持ちも高ぶりますが、ネットでは様々な感想が挙がっているようです。

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