女性の社会進出や働き方改革などが行われても、日本の多くの家庭において、家事は未だ女性に頼り切りというのが現状。そんな中にあって、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが提案しているのが、「家事有休」です。真井さんは今回、有休取得にあたっての注意点や意外なメリット等を紹介してます。
本日有休
さて、本日はオシマイのお話。
令和2年が始まりましたね。すでに仕事は始まっている!という方もたくさんいらっしゃるでしょう。ゆるゆるやってくださいね。マジメにやりすぎると、心がショートしちゃいますからね。
そして、仕事から帰ると待っているのがテンコ盛りの家事。
いや~、ホント家事ってヤツは
- 365日24時間休みなし
ですよね。まさしくフルブラック( ̄∇ ̄)
家事と会社での仕事との一番の違いは、ココだろうと思うんですよね。とにかく時間の区切りがない。朝起きてから夜寝るまで、ずっと家事。
しかも、これに追い打ちをかけ、空しさを倍増させるのが
- 家族がほとんどなにもしない・・・(:_\)
ことでしょう。本来家事は日常生活の振る舞いのようなもので、むしろ現代のように家族分を全部括りだして誰かがまとめてやろうとするからタイヘンになってしまうんだと思うんですよね。
まとめてやった方が効率がいい家事は、絶対残るにせよ、各人がフツーに生きていく上でちょっと気をつけて過ごせば、家事の負担はだいぶ軽減されるんじゃないでしょうかねえ。
閑話休題。ま、日本の多数の家庭の現状は、シュフにほぼ頼りきり状態。他の家族は、「なにかあったら、やってもらえるだろう」と無意識で期待していて、実際にナニかがあっても、あったことすら気がつきません。
だって無意識で
- 自分がやらなくてもいい
と思い込んでいて、ナニかがあったこともなかったことも認識しないですから。
宅配便が来ても、雑誌が広げっぱなしでも、トイレットペーパーが切れそうでも、明日が月イチの燃えないゴミの日でも、子供が突然明日の昼はお弁当とか言い出しても・・・・÷/@●×&*!?%♯◎$!!!
でね。この現状に多くのシュフは疲れ切ってしまうのですよ。仕事をした上に全部の家事だからね。
なので、新年に際してやってほしいんです。そう
- 有休を取ること
をです。家事を
- 「この時間以降・この日は絶対しない」と宣言する
んですよ。家族と、そして誰よりも自分自身にです。
- そんなことしたら回らない…
って?そうかもしれません。でも、そうでもないんです。その「そんなことしたら」ってヤツ、会社で有休を申請するときにも思いませんか?で、取ってみた結果なんのかんのとなんとか回る。そんなモンでしょ?
もし仮にホントに回らないんだとしたら、それはそれでチャンスです。
- 家族がどれほどあなた一人に頼り切っていたか
を認識できるからです。
- なぜタオルはタオル入れにあるのか
- なぜ牛乳がいつも冷蔵庫にあるのか
- なぜ冬になると加湿器が現れるのか
- なぜ使ったマグが洗ってあるのか
- なぜゴミ箱は空になっているのか
…もうトーゼン書き切れませんが、たーーくさんやっていることがすべてストップするわけですから。
- でも、積み残された家事を結局やるのは自分…
と不安になる方もいるでしょう。ソレ、ほんとに有休取る前みたいですよね。有休が終わって仕事に戻ってきたときに積み残されているだけなんじゃないかってヤツ。
それは大問題ですよね。いや、家事の問題ではなく、家族の問題です。
有休を取ろうとして不安なのが
- 積み残されているだけなんじゃ…
というモノ。
でも、それって有休のせいじゃなくて、仕事の内容やレベルが
- 合意されていないから
なんじゃないですか?有休の間にカバーしてくれる側がなにをどのくらいやるのか分かっていないから、あるいはお願いする側がこの人ならこのくらいはやってもらえそうだというヨミが甘いからじゃないですか?
仮に合意があったとしても、いつもやり慣れている人より劣ってしまうのは仕方のないことでしょう。それでも劣り具合が分かっていれば、復帰後の仕事もスムーズに進みますよね。
これも会社で有休を取るときとすごく似ていると思うんです。有休を取る時、同僚や上司に軽く引き継ぎをしませんか。これは当分動かないから大丈夫な案件ですとか、これは連絡が来たら見積もりを出してくださいとか。そのとき引き継いでくれる人のレベルに合わせた申し送りをしますよね。それと同じだと思うんです。
そういう意味で、これは
- 家族ができる家事レベルが判明する
という別のメリットに繋がるわけです。ま、一般的に言って、オトコ(ごく少数のカジメンは除いてます(*^ー゚)コドモの家事のレベルは低いモンです。逆に、日本女性の家事水準は高すぎるのです。
もっと低くても
- 死にゃあしない(^3^)♪
んですよ。というか、そのくらいに鷹揚に構えているくらいでちょうどいいんだと思うんですよ。
で、なにせ有休ですからね。宣言し終わったら、その時間・日にちは
- 家にいない
方がいいでしょう。これは特に
- 初回には必ず(★_★)
実行しましょう。
いや、だってほら、家にいたらやっちゃうでしょ?家族もそんなときって、首をすくめて様子を窺っていますから。で、家にいるとなると、すかさず甘えてくるんですよ( ̄∇ ̄)あはは、ありがちありがち。
それじゃ全く意味がないどころか、百害あって一利無しなので
- マジなんだ…(・_・;
とちゃんと思ってもらえるよう、必ず外出して不在になりましょう。
もちろん家族を慌てさせたりイヤな目に遭わせるのが目的じゃないですから、家事をやらない日は
- 家族の予定が少ない日
で
- あなたが準備する時間がちゃんとあるくらい先の日
にした方がいいと思います。一番影響が少ないように配慮するわけです。
その上で、もしその日に他の家族が外出して…つまり、そうとは言わないまでも家事を避けようとするなら、
- 有休を一日延長する
のもアリですよ(*^ー゚)
これは結構な非常手段ですが、あなたがたまに家事から離れて自分を取り戻そうとするのに、その期間さえ家事をイヤがって避けまくるのは、実に
- 頼むに足りないアテにならないヤツ
だと思いますね(*゚∀゚*)こういうことが予想されるなら、予めクギを刺しておくのもいいでしょう。
そうそう。会社の有休と大きく違う点をひとつ。それは
- 誰の承諾も要らないこと
です。あなたの一存で休みましょう。ってか、家族全員の承諾取ってたら
- 一生休めない
ですから( ̄∇ ̄) だって、365日24時間やっているってそういうことだから。
まずは休みましょう。家事とあなたを切り離し、家族に家事をやる時間を与え、あなたには家事以外のことをやる時間を与えましょう。休むことで、得るものは大きいですよ。
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