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武漢直行便で1700人来日判明。新型肺炎の感染者いた船は横浜港へ

新型コロナウイルスによる肺炎の感染が確認された香港の男性が乗船していた日本発着のクルーズ船が2月4日、周遊を終えて横浜に戻ることから、厚生労働省は、男性と接触した人の特定を進めるとともに、乗客が上陸する際の検疫など、水際対策を徹底することにしていると、NHKニュース時事通信などが報じた。

時事通信によると、菅義偉官房長官は3日の記者会見で、横浜からクルーズ船で香港に帰国した男性が新型コロナウイルスによる肺炎に感染していたことに関し、「今後、(同船は)横浜港に入港予定であり、検疫法に基づき検疫を行う」と述べたという。

また、NHKニュースによると、男性は、先月17日に飛行機で東京に到着したあと、20日に横浜港からクルーズ船に乗船し、25日に香港に到着したという。男性は、乗り込む前日の19日からせきが出始め、帰国後の30日に発熱の症状が出たため、検査を受け、2月1日に感染が確認されたとしている。船内でサービスに当たっている乗組員などは、船内のメディカルセンターで医師が問診を行っていて、これまでに発熱などの症状を訴えた人は出ていないという。

新型肺炎、厚労省が開設した電話相談窓口に相談2723件

共同通信によると、新型コロナウイルスの肺炎拡大に伴い、厚生労働省が電話相談を開始した1月28日から2月2日までの間に、計2723件の相談があったことが分かったという。主な相談内容は「数日前に人混みに行ってから熱が出て喉が痛い」「父親が中国出張から帰国し、子どもが発熱した」などの症状への不安から、「消毒剤は何か」「中国から帰国した後の対応」などの予防法に関するものだったとしている。

同相談窓口の電話番号は03(3595)2285、受付時間は午前9時~午後9時まで。

武漢市閉鎖の23日までの4日間、武漢直行便で1700人が日本に入国

また、産経新聞によると、森雅子法相が3日の衆院予算委員会で、新型肺炎の感染が拡大した中国・武漢市から直行便で1月20日から23日に外国人約1700人が日本に入国していたことを明らかにしたという。なお、1月20日から2月1日に中国から直接入国した中国人の数は約34万1800人だったとしている。


Twitterの反応

クルーズ船の横浜港への帰港や、武漢からの直行便による入国者数など、連日新しい事実が明らかになる「新型肺炎」関連のニュース。ネット上では、日本の「水際対策」の甘さを疑問視する声が多数あがっている。




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image by: B.Zhou / Shutterstock.com

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