米司法省が公開を開始した、ジェフリー・エプスタイン氏に関する膨大な捜査資料。世界中の大物の名前も次々と浮上していますが、日本ではほとんど報じられていないのが実情です。今回のメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』』では、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野晃一郎さんが、公開された資料を読み解きつつこの問題が単なるスキャンダルにとどまらない理由を解説。その上で、日本社会とも無関係ではない「闇の構造」の可視化を試みています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです:世界を震撼させているエプスタインリストについて(その1)
世界を震撼させているエプスタインリストについて(その1)
1月9日に配信した、本メルマガの今年の新年号(vol.139)メインコラムにて、干支にちなんで今年がどのような年になりそうかということを列挙した中で以下のように書きました。
・ 真実や本質が明らかになる:光が当たることで物事の真実や本質が明らかになり、影も濃くなるため、正直さや誠実さが重要になる年。
そしてその通り、世の中の真実の一端が明らかになり始めています。
昨年11月、MAGAの分裂にもつながるようなすったもんだの末、米議会は、ジェフリー・エプスタイン氏に関する捜査資料の公開を司法省に義務付ける法案を可決しました。それにトランプ大統領が署名して、12月末から本資料の公開が始まり、現在までに300万ページ余りが公開され、米司法省のホームページで閲覧できるようになっています。
● 米司法省のホームページ: Epstein Library
ここの検索ボックスに、たとえば「Bill Gates」と入れると、エプスタインとビル・ゲイツのメールのやり取りなどの大量の資料が出てきます。
資料は全部で650万ページとか、800万ページあるといわれているので、これまでに公開されたのはまだ半分にも満たない程度ですが、司法省はこれで打ち切りというようなことも言っているので、今後残りのページが公開されることになるのかは今のところ不明です。
しかしそれでも、今回の米政府による資料の公開によって、世間一般の人たちが知らない闇の世界で何が行われてきたのか、ということの全貌がかなりわかってきました。そしてそれによって、世界は大混乱になりつつあります。ところが日本では、冬季五輪の報道に明け暮れていて、本件についてはほとんどまともな報道もなく、未だに何も知らない人が多いようです。しかし、日本人の名前も多く出てきており、旧統一教会の「TM特別報告書」以上に日本社会をも震撼させる話です。
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ちなみに、東京五輪の時に、五輪が抱える深い闇に気付いた人も多かったと思いますが、先ほどの司法省のEpstein Libraryを検索すると、2028年ロサンゼルス五輪組織委員会の会長であるケーシー・ワッサマン氏の名前も多く出てきます。
もともと、エプスタインが少女売春などの罪で初めて逮捕・起訴されたのは2006年のことで、もうずいぶん昔のことになります。その後、被害者による民事訴追などもありましたが、彼が再び世間の大きな注目を集めるようになったのは、2019年7月に少年少女への性的虐待の罪で再び逮捕され、その1カ月後に獄中死してからです。獄中死については諸説あり、自殺ではなく口封じのための他殺、さらには殺されたのは身代わりで、実際はまだ生存しているという説もあります。
長年にわたる児童虐待だけでもとんでもない重罪ですが、この問題の本質はそれだけではありません。殺人、――(「殺人」以外の「語るのもあまりにおぞましい凶悪犯罪」や、ビル・ゲイツ氏とエプスタイン氏が交わしたメールの内容を含む全文をお読みになりたい方はぜひご登録ください。本記事は『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中 』2026年2月20日号の一部抜粋です。このほか、「物に本末有り、事に終始あり」と題した「今週のXから」や「読者の質問に答えます!」、「スタッフ“イギー”のつぶやき」など、レギュラーコーナーも充実。この機会にぜひご登録をご検討ください)
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