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やってはいけない。仕事で犯したらお終いな「2つの禁じ手」とは

人間、仕事をしている限り、どんな時も順風満帆とはいきません。競合にプレゼンで敗れたり、ケアレスミスで周囲に迷惑をかけたり…。そんな中で、「本当に取り返しのつかない禁じ手」をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、ビジネスの世界でやってはいけない2つの禁じ手を紹介しています。

負けても良いけど、○○は絶対にダメ

久しぶりにタイトルに伏せ字を使ったんですが、この○○にどんな言葉が入ると思いますか?

ビジネスに勝ち負けは付きものですし、成功も失敗も付きものです。100戦100勝なんて人は歴史上もいないわけですよ。企業の不祥事による謝罪会見だって、毎月のように報道されていますよね。そんなものは取り返しが付くんですよ。何度でも敗者復活戦があるんです。

でも敗者復活が決して起こらないのが、○○の時なんですね。

ちなみにこの○○には、ふたつの言葉が入ります。今日はそのうちのひとつをご紹介します。

最初のひとつは、ウソです。勝負に負けた、失敗したことが明らかになった、不祥事が起こったという時に、その場をウソをついて切り抜けようとする人は、ビジネスの世界からは退場となります。残念ですが、この人に敗者復活はありません。行きたければ、勝手に歯医者さんに行って下さい。

私の甥っ子もウソをつくクセがありまして、何度もそれで痛い目を見たわけなんですが、親、保護者としては社会人になってウソがバレて(必ずバレるんですけどね)、その世界から退場を宣告される前に、ウソがどれだけ重たい罪なのかを分からせなきゃならないんです。ウソをついて乗り切った悪しき経験があるから、社会人になってもウソをつくんですね。

私は甥っ子には、

 ● 自分よりもアタマの良い人にウソをつくと必ずバレるよ

と言ってたんですが、これは自分が世界一アタマが良くない限り、必ずそのウソは誰かにはバレるということでもあります。

私は積極的にはやらなかったクチですが、厳しい上司だと、部下がウソをつくかテキトーなカマを掛けて、ウラ取りをする人もいますから。

遅刻の理由が電車遅延だというのなら、人事に問い合わせて定期券の経路を確認して、その上で経路の鉄道会社の遅延情報を確認するなんてのは、ホントによくある落とし穴です。ちなみに、これでウソをついていることが分かったら、ホントに大事な仕事にはその人を使いませんから。

ウソつきって、1回だけってことはないんです。たかが遅刻の理由にウソをついてしまうような人というのは、要するにゴメンナサイって謝罪ができないわけですね。だからウソをつくわけ。そんな人が他の場面でウソをつかずに謝罪するなんてことは、考えにくいわけですよ。

そうすると、その人の言動全てを疑ってかからなきゃならないですし、いちいちウラを取らなきゃならなくなるんですね。そんなクソ面倒なことをやらなきゃならないのなら、メンバーから外れてもらった方がはるかにラクですから。

これが会社ぐるみでのウソだとしたら(そういう例は定期的に発生しますよね、粉飾決算とか)、それは上層部、経営幹部、経営者にウソつきがいたということで、その時だけたまたま露見したけど、バレていないウソが背後に10倍以上あるということです。

外資でこれをやると、二度と仕事をもらえません。

ちなみにおバカはこのことも分かっていないんです。バレたら謝れば許してもらえると思っているんです。だからウソは一発退場だって。敗者復活はないの。セカンドチャンスはもらえないの。だからウソはダメなの。

言い訳とウソは決定的に違いますからね。事実で作られた言い訳は、ウソでないのでまだグレーなんですよ。もちろん評価は下がりますけどね。だから最悪なのは、言い訳のつもりで、ウソを言ってしまうことです。だから先ほどの遅刻の理由にウソの言い訳をするのは、最悪なんですよ。

そんなの当たり前だって?そう思えて、自分の過去を振り返って、ウソをついていないぞと断言できる人は、それだけで優秀ですよ。多分社会人の3割以上は、ここで脱落するはずですから。

次回はもう一つの○○を解説します。

失敗しても良いけど、○○は絶対にダメ 2

前回はウソつきはダメよという話をしたんですが、もう一つ一発退場になってしまうケースがあるので、今日はこれをご説明しましょう。

ビジネスで負けたり、失敗したり、不祥事を起こしたりと、様々なネガティブなイベントは起こるわけですが、その時にその場から逃げ出すようなことをしたらアウトですからね。苦しい、辛い、針のむしろに座るような場面が、目の前に現れたという時に、その場から逃げる人は永遠に信用をなくします。

特に役職者で、こういう場面から逃げる人は、ビジネスパーソンとして死刑ですね。

ビジネスをやっていたら、クレームなんてのは一定の確率で起こるわけです。クレームの状況によって担当者からリーダー、マネージャ、もっと上位の役職者(部長、本部長、事業部長など)とドンドン上の人間が狩り出されるわけですが、この場から逃げて他の人のせいにする人がごくまれにいるんですよ。

一番良くあるケースは、クレームになってお客さんが怒った時に、自分の部下を叩いちゃう管理職です。「ダメじゃないか、君はなんでこんなミスをしたんだね」なんてお客さんの前で言っちゃう人がいるんですが、それって私の責任ではありませんと逃げているわけですよ。

部下を叱るのは、自分の会社に帰ってからやれば良いの。お客さんと一緒に部下を叩いてどうする。これは完全に逃げの行為ですから。管理職は部下を庇う存在で、真っ先にお客さんにジャンピング土下座をする役なんですよ。ここで逃げずに謝り倒すために、会社は役職手当を支払っているの。

これをやると自分の部下たちだけでなく、お客さんの会社からも追放されますからね。これをやってリカバッた人は見たことも聞いたこともありません。

役職者になっていない人が理解すべきなのは、ビジネスに於ける自分の失敗というのは、全て自分でケツを拭くモノだということです。上司から、「君はもうやらなくて良いよ」と言われるまでは、あなたの失敗はあなたのモノなんですから、誰のせいにもせずに、自分で最後までケツを拭くのです。その時のあなたの姿勢を役職上位者は、片時も目を離さず見つめているんですよ。そこであなたの未来の評価が決まるのです。

失敗したから評価が下がるのではないのです。失敗したのに自分でケツを拭かなかったという理由であなたの評価がゼロになったのですよ。逃げずに最後までケツを拭いて、責任を全うした人には、必ず次のチャンスが与えられるんです。次のチャンスを与えられないのであれば、それは上司もしくは会社が無能なんですから、とっとと転職しなさい。

逃げずに責任を取った人には、次の汚名返上の機会を用意するというのもまた、ビジネス界の掟みたいなものですから。

私も何度かそんな場面を体験しましたけど、これは辛いですよ。やりたいかやりたくないかといえば、そんなことをやりたい人間は絶無ですから。ひと月で体重が10キロくらい落ちるのは当たり前。おまけに撤退戦なので、やったからといってプラスの加点にはならない。それが分かっているから、協力者もほとんどゼロという状況で、逃げ出さずに最後までやり切るというのは、言葉で言うほど簡単じゃないんです。だからこれができる人は、セカンドチャンスを与えられるんです。

というか、社長は逃げられませんから。逃げられるというのは、あなたの代わりにやってくれる人がいるということです。それが課長なのか部長なのか分かりませんが。でも社長には、その上の役職がいないんですから、逃げたくても逃げ場がないんです。それを理解したら、逃げようと思ったら逃げられるサラリーマンって、まだまだヌルい立場だと思いますよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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