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新潟県燕市が帰省自粛の学生にコメを無料提供。ネットに称賛の声

新潟県燕市は市内への帰省を自粛している学生に、燕市産のコシヒカリ5キロと手作りの布製マスク1枚を送ると発表した。緊急事態宣言が宣言された区域に住む学生が帰省を自粛することに対して、市内有志から応援したいと声が上がったという。

規制を自粛している学生を応援

「米どころ新潟」を支える美しい田園地帯が広がる燕市。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令後、対象地域からの帰省を自粛している同市出身の学生を応援するため、市産米や布マスクを無料で送る取り組みを開始した。10日からホームページで希望者の募集を始めたところ、13日午前11時までに171人から申し込みがあったという。

燕市は感染拡大防止のため8日、宣言が発令された地域との往来自粛を市民らに要請するメッセージを公開。これを見た市内の事業者から「首都圏などで1人暮らしの学生が帰省できず心細いだろうから応援したい」との申し出があり、コメなどを送付することが決まった。

送るのはコメ5キロ、布マスク1枚、みそ、漬物、キュウリの5点。マスクは市が事業者から購入するが、それ以外は市内の食品メーカーや農家など事業者が自ら用意する。

「おいしいご飯を食べて少しでも元気を出してほしい」などと記した市長のメッセージも添付する。 市の担当者は「市としては帰省自粛のメッセージを出さざるを得ない。(事業者からの提案は)非常に喜ばしい」と話している。

燕市の取り組みをネットは称賛

新型コロナウイルスに関する暗いニュースばかりが続く中、心温まるニュースが新潟から舞い込んだ。学校も始まらず、アルバイトもままならない中、故郷へ帰省したいと考えている学生は多い。しかし、コロナウイルス感染防止の観点から、帰省を自粛する動きが広がっている。不安を抱える学生たちに少しでも役立つようにと寄せられた今回のメッセージ。ネット上では市の取り組みを称賛する声が上がっている。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 時事通信フジテレビ

image by: shutterstock

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