かんぽ生命保険は15日、新型コロナウイルスに感染して死亡した場合、契約者に通常の2倍の保険金を支払うと発表した。被保険者が死亡した際に保険金が支払われる終身保険や養老保険などが対象。適用すれば契約件数、人数ベースともに約9割の契約が含まれる。
かんぽ生命保険は15日、新型コロナウイルスに感染して死亡した場合、契約者に通常の2倍の保険金を支払うと発表しました。被保険者が死亡した際に保険金が支払われる終身保険や養老保険などが対象です。https://t.co/OdovEyHELA
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) April 15, 2020
保険金2倍支払いは契約者の9割をカバー
かんぽ生命では、エボラ出血熱などの感染症や交通事故など不慮の事故で死亡した場合に、保険金を2倍にする「倍額支払制度」を設けている。現在の約款に新型コロナは含まれていないが、この適用対象に新型コロナを含めることになる。加入後1年6カ月以上経過した契約者が対象。
民間の保険会社では感染症などで死亡した際の保険金を増額するには、追加の保険料を支払う特約に加入する必要があることが多い。しかし、かんぽ生命では特約に加入しなくても、約款に示された要件に該当すれば、倍額支払いの対象としている。
終身保険や養老保険のほか、2013年以前に契約された学資保険も含まれるため、契約件数で約2600万件、契約者では約1600万人が対象となり、いずれも全体の約9割に相当する。契約しているほとんどの人をカバーしていることになる。
日本生命保険や第一生命保険も、新型コロナで死亡した場合の保険金を増額する方針を固めている。業界最大手の日本生命では増額される特約の対象者が約340万人だが、かんぽ生命が倍額支払いに適用すると対象者の規模は、日本生命の5倍弱に膨らむことになりそうだ。
また、明治安田生命保険も15日、新型コロナが原因で死亡したり高度障害になったりした場合、保険金を増額すると発表。既に死亡した人にも適用するという。
政府はあてにならない?
不正契約問題などで揺れに揺れたかんぽ生命から、久しぶりに共感できるニュースかもしれない。新型コロナウイルスによる感染拡大に怯える中、もし自分がかかってしまったらと考える人は多いだろう。今回のかんぽ生命の決定について、歓迎される声が聞こえる一方、「何でコロナだけ? 」「悪用されないか」といった反応もあるようだ。
コロナで死亡、保険金2倍=かんぽ生命 (時事通信ニュース) https://t.co/H4FojpDYnA #linenews
悲しいけど、子供を残していたら、政府は当てにならなくて悲惨だから、有難いのかも。
— Eureka! (@eureka66) April 16, 2020
死んだら何にもならないけど、死んだ後の不安は少し解消出来る。
保険金の2倍支払い決定 かんぽ生命、新型コロナで: 日本経済新聞 https://t.co/iTHI4BGHmn
— そろばん☆音頭 (@sorobanondo) April 16, 2020
実際の死亡者数は少ないし、経営に全く影響はない。クレームレシオに影響もないだろう。やれることはやればよい。
新型コロナで死亡の場合、保険金倍増 かんぽ生命検討:日本経済新聞 https://t.co/YPyxLbJ3i0
— Tikitaka (@TtkWatanabe) April 15, 2020
民間生保は保険金増額には基本の保険に特約追加が必要。かんぽ生命は特約に加入しなくてもコロナで死亡すれば保険金を増額
→検査してもらえないのに該当か分かるケースは少なそうだ😭東京新聞:コロナ死亡、かんぽ保険金倍額に 1600万人対象:話題のニュース(TOKYO Web) https://t.co/WS7VQDVGAT
— めい☆原発なくそう! (@mei_bluesky) April 15, 2020
コロナで死亡、保険金2倍=かんぽ生命(時事通信) – goo ニュース https://t.co/mQ5nEGfIwN
そりゃ少しおかしくないか? コロナ以外でもアクシデントで死亡する人はいる。コロナだけ特別扱いにする理由あるか?— 高天原 (@yamanoajisai) April 16, 2020
かんぽ生命、新型コロナで死亡は保険金倍増(産経新聞)
わざと感染させて死亡したらラッキーって考える人たち出てこない?大丈夫? https://t.co/smFOIpzYhP
— やんず (@tomiyanz) April 15, 2020
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