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真実を調べたら日本好きになった韓国人ユーチューバー達の告白

あたかも国全体が「反日」のようなイメージで語られる韓国ですが、若い世代を中心に、ユーチューブ等で自ら「新日」を隠し立てなく語る人々が増加しているようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、その代表格とも言える6人の親日韓国人ユーチューバーを紹介し彼らにエールを送るとともに、我々日本人に対しても日韓関係改善の努力を呼びかけています。

韓国で、日本のことが好きだと言ったらどうなるだろう

最近になって、ユーチューブの中に「韓国人のわたしがなぜ親日になったか」というようなものが多くなったように思う。筆者がときどき入ってみているサイトを以下にご紹介したい。サイトに入って一度ご覧いただきたい。いや、こんなサイトはすでにこのメルマガの読者の方々はご存じかもしれない。そういった方々は今回のメルマガはスルーしていただきたい。ご存じない方のためにアップした。また、ここに紹介されていないサイトで筆者に教えてやりたいというサイトがあったらemailでご教示いただければ幸いである。

たぶん一番有名なのは「WWUK TV」の「ウォーク」さんだと思う。

1.WWUK TV
韓国人の僕が反日教育は間違いだと気づいたキッカケ!

2.「ウォーク」さんに次いで、「韓国男子TV」さん。
反日教育を受けた韓国人が親日になっていく過程

3.そして「ジェホTV韓国人」さん。
反日教育を受けた韓国人が親日になった理由

4.さらに「落ちちゅけデボちゃん」さん。
韓国人である俺が親日になったきっかけ

5.その次に「さんぷんちゃん」さん。
反日韓国人が、私が日本人だと思って私に言ったこと

このほかにももっとあるのは確実だけれど、筆者が把握していてときどき見ているチューブは以上だ。

彼らに共通しているのは、韓国という(全体が反日教育の)場で成長しながらも日本人と会って日本に対して関心がでてきて、日本をもっと知りたいと思うようになって、そしたらいつの間にか今みたい(日本好き)になっていたというあたりだ。

特に注目したいのは、本当のことを知りたいと思って調べて行ったら受けてきた教育がまちがっていて、日本はそんなに悪くないと思うようになり、日本のことが好きになっていったという点である。

日本のことを贔屓にしようとして今のような立場になったのでもないし、生まれた韓国のことが嫌いで今のような立場になったのでもない。「真実」はどうなのか、「自分の目で見て自分の頭で考えたらどうなのか」とやっていったら今の自分(日本好き)になっていたという点が共通して見えて面白い。

筆者が韓国で生活してきてすでに30年が過ぎてしまった。足掛けでいうと33年目だ。筆者は、親韓でも嫌韓でもない(どちらかといえば勿論親韓のほうだけれど)。日韓関係がよくなることを願いながらこんなメルマガを書いているし、この地で生きている。

今、文政権になってからは日韓関係は最悪の状況になってしまった。最悪の中でも、上に紹介したような若者たち(韓国人)がいてくれて、筆者としては本当に救われる思いだ。若者たちが自分のことばを言う時代になってきたということなのだろう。

韓国で、日本のことが好きだと公の場で言ったらどうなるだろうか。半殺しまではいかないまでも、ただで済まないだろうことは容易に想像がつく。上に紹介した5.の「さんぷんちゃん」さんのユーチューブでは、(韓国人の本人と日本人の友達が)日本語でしゃべっていたら、日本嫌いの韓国のおっさんが酒に酔った状態で近づいて来て、難癖をつけられた内容である。筆者は喫茶店などで日本語でしゃべったことは勿論数限りなくあるけど、誰かがやってきて「この野郎」と言われたりつっかかられたりしたことはない。運がよかっただけなのかもしれないけれど。

33年生きてきながら感じてきたのは、日本のことを好きだと言いたい人がたくさんいるはずなのに、反日バイアスがかかっているお国柄のせいで、声をあげることができないでいるんだな、ということである。でも、ユーチューブの時代になって、個人スタジオで撮ってアップすればいいから、どんどんこういう「真実」をいう韓国の方(若者も壮年も)が増えてくるだろうという気がする。個人スタジオで撮っても、すかさずその家をつきとめ、脅迫したりのメールや電話が来たりすることもあるという。さすがIT先進国だ。どうやって調べてしまうのか筆者にもわからないが。身の危険を感じながらも真実を言いたいがためにユーチューブにアップしている人がいるのだ。こういう人たちには心からエールを送りたい。

家と家だったら、隣の家の人が嫌いになったら引っ越しすればいいけれど、国と国では引っ越しはできない。永遠にお隣同士で過ごすしかないのだ。だったら仲良くやっていくしかない。憎みあって毎日ストレスの中で生きるというのか。

「国際条約さえ簡単に反故にしてしまうような人種とは付き合えない」とぶん投げたり、「あんな礼儀知らずの連中とは関係が切れてもOKだ」といったように、諦めてしまっては、できるものもダメになってしまう。みんなが諦めても自分は一人でもあきらめないというユーチューバーがいるじゃないか。例えば「ジェホTV韓国人」さん。

若者たちがこんなにがんばっているのだ。われわれ定年退職組のロートルも、あきらめることなくできる範囲のことをやっていこうじゃないか。日韓関係をよくするのなんて、不可能に近いくらい難しい。しかし難しいからこそ意義があるのではないか。

北との関係で、窮地に立つ文政権。また反日カードで国民の目を北から別の方向に向けようとはしないでほしい。

image by: Shutterstock.com

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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