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少子高齢化の日本で人材ビジネスは生き残れる?人気コンサルに聞いてみた

日本の労働人口の減少が止まりません。少子高齢化に歯止めがかからない現状を考えると為す術もありませんが、今後「人材ビジネス」を生業にしている人にとって、生き残る道は残されているのでしょうか? 今回、『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江さんに届いた相談は、「今後、人材ビジネス業で生き残っていくためにはどうしたら良いか?」というもの。果たして永江さんからの回答は?

人材ビジネス業で生き残っていくためにはどうしたら良いか?

Question

人材ビジネス、中でも人材紹介事業の将来性とその中で会社として&個人として生き残っていくためにはどうしたらいいか、永江様の見解を伺いたいです。

私はこの仕事が好きなのですが、労働人口が減少していく中、あまり将来性は無いように感じており、率直なご意見を伺いたいです。

永江さんからの回答

結論から言うと、同じことをずっと続けてもジリ貧なので、どうすれば生き残れるか頭を絞って考えた方が良いと思います。

「人材紹介事業はあまり将来性はない」とありますが、ぶっちゃけ今日本企業で将来性があるところなんてほとんどありません。理由は言うまでもなく少子化です。ブログに何度も書いたように、あと15年で九州と四国の人口分が消滅し、高齢者率が増加。労働人口が減少すると消費人口も減るので、経済の縮小はハイスピードで進むでしょう。

つい1年前までインバウンド向け観光業が注目を集めていましたが今は昔。将来性の有無でクヨクヨするより、今いる場でどう道を切り開くかを考える方がはるかに重要なんです。

人材紹介も今はコロナ禍で厳しい状況ですが、これが永遠に続くわけではありません。けれども今余力があるうちに次の手を考えないと未来はないので、例えばこれまで培ったノウハウを使って業態を変える、新しいサービスを始めるなど、打開策を考え続けることが重要だと思います。

リクルートは就職情報でスタートしましたが、景気に大きく左右されてしまい、景気悪化とともに売上がガクンと減るため次に住宅情報に進出。こちらは逆に景気が悪いと売り物がたくさん出るためバランスがとれるようになりました。営業力というリソースの使い分けをすることでいまのリクルートになりました。

image by: Shutterstock.com

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商品開発や集客プロモーションを手がける会社を設立し多くの企業のマーケテイングを行う。メルマガでは読者から寄せられたマーケティングのお悩みに対し具体的な解決策を提示。ネットショップや広報担当を中心に多くの購読者から支持されている。

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