2013年以来、ヨットで太平洋単独横断にチャレンジするニュースキャスター・ジャーナリストの辛坊治郎さん。辛坊さんは自身のメルマガ『辛坊治郎メールマガジン』で、4月の出発前におこなっている準備や訓練の様子に関するエピソードを公開し、2度目となる太平洋単独横断チャレンジへの意気込みを語っています。
【緊急告知・LIVE配信のお知らせ】
ニュースキャスター・ジャーナリストの辛坊治郎さんが、今年4月にヨットでの太平洋単独横断に挑戦! 出航するまでの間、ライブ配信を行います。トレーニングの様子や、装備の紹介など、他のメディアでは語らないここだけの情報をお伝えします。2013年のチャレンジを経て2度目の太平洋単独横断挑戦です。日時:2021/2/14(日)09:30~ ※出航までの期間、毎週日曜日9時半配信(2月21日除く)
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近況:太平洋単独横断、出航までのカウントダウン!
太平洋単独無寄港横断の訓練を始めて実質2週間が経過しました。
でも実際に船を訪れたのは2日だけで、船上の備品の点検をしているだけで日が過ぎてしまいました。
前回などは1日中デッキの上に座って、船上を走るロープの1本1本の機能と劣化状況を調べている間に日が落ちてしまいました。
こういう作業は一人でするしかありません。
恥ずかしい話、私の船には買って以来一度も使っていないロープが複数あるんです。
私が昔乗っていた船に比べて、今乗っている船は圧倒的に大きいですから、ロープ類の数もちょっとした「帆船」くらいあります。
作業の際、船上に誰かいると、「ちょっとガムテープとって」っていう話になりますよね。
でもガムテープを使う作業より、そのガムテープを収納場所から取り出して、もう一度その収納場所にしまうことに意味があるわけで、準備は一人でするしかないんです。
今の船に乗り始めてすぐ、このメールマガジンでボランティアクルーを募集したところ、大阪近郊~愛知県在住者を中心に5名ほどの皆さんが名乗りを上げてくれて、それ以来一緒に活動を続けてきました。
船のサイズが私が乗り継いできた過去の船より大きかったので、港の出入りなどの際にボランティアの手はとても助かりました。
ところが、ボランティアの皆さんがクルーとしての力をつけるにしたがって、私は「オーナー」になってしまい、何をするにしても「良きに計らえ」ってことになって、自分の船でありながら、自分の手足の延長という感覚が失われてしまったんです。
前回失敗した時の船は、他人様の持ち船でしたから、初めから「自分の手足」という感覚が無く、結果的にそれが失敗の遠因になったんじゃないかと反省しています。
その意味で、今回は、この大きな船を自分の手足の延長として感じるために、どうしても一人で向き合う時間が必要で、ボランティアクルーの皆さんには寂しい思いをさせているかも知れませんが、とにかく「一人」にこだわって作業を続けるしかないんです。今、ようやくデッキ上の全てのロープの点検が済んで、これから船内作業に取り掛かります。
帆走自体は、45年間ヨットに乗っていますから何とかなると思いますが、船の癖等、船の「感情」に相当する部分の感覚を今必死につかもうとしているところです。
私という生命体と一体化した船が共に太平洋を渡って行く感覚を持つ時間が必要なんです。分かるかなあ? 分かんねえだろうなあ……。
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image by: まぐまぐ!Live