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大阪府民を捨てた「維新の会」。府議がコロナ感染で即入院、自宅待機者“ガン無視”の上級国民ぶり発揮

大阪府は4月30日、大坂維新の会所属の中谷恭典(67)府議会議員が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表した。感染確定日は同月27日で、医師の所見により5月2日まで入院予定としていた。重症患者の病床運用率が100%を越え、自宅で療養や待機を続ける患者が急増する中、中谷議員が診察後に即入院したことに対し“上級大阪府民”など批判する声があがっている。

コロナ自宅待機者を“シカト”して維新の会の大阪府議が即入院

依然として新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない大阪府。医療提供体制も危機的な状況が続いていることから、大阪府は来週11日に期限となる緊急事態宣言について、延長を要請する方向で最終調整に入っている。

NHKによると、大阪府内の重症患者用の病床は5日の時点で、実際に運用されている病床が361床、患者が372人となり、病床運用率が103%と初めて100%を超えた。

入院することができず、大阪府内では自宅で待機する人が増え続け、その数は1万5000人を超えるという。

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そんな中、確認された中谷議員の新型コロナウイルスの感染。

医療提供体制が崩壊寸前の大阪で、多くの人たちが入院することを許されないにもかかわらず、なぜ中谷議員は診察後に即入院することができたのか。

ネット上では「議員が入院できる理由を説明すべき」「結局、維新の議員は“上級大阪府民”ってこと」「国民の命を軽く飛び越えていった」など、批判の声が殺到している。

政治家のコロナ感染をめぐっては、自民党の石原伸晃元幹事長(63)が2月、感染判明後に即入院したことで「上級国民か」と批判されていた。

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医療提供体制の崩壊で“事故物件”が急増する大阪

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない大阪府では新たな問題も発生している。都市再生機構(UR)の特別募集住宅、いわゆる“事故物件”が大阪で急増しているのだ。

特別募集住宅とはURに暮らす住民が何らかの事情で孤独死した際、次の入居者が半額の家賃で住める部屋のことをさす。長く空き室にならないよう、URは家賃を下げて入居者を呼び込んでいる。

週刊現代によると、大阪は61件募集していて(4月21日現在)、東京5件、神奈川12件、千葉3件、愛知10件、福岡5件と比べると飛びぬけて多いという。

もちろんこのすべてが新型コロナウイルスに感染して死亡したわけではないが、関連性は十分に考えられる。

医療崩壊によって入院することができず、自宅待機していた住民が命を落とし、さらに空き家が増える可能性は高い。

コロナ感染発覚後、即入院した中谷議員はじめ、大坂維新の会はこうした現状をどのように考えているのだろうか。説明が求められそうだ。

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image by: 大阪維新の会 - Home | Facebook

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