言葉の使い方ひとつで「関係性」がガラリと変わってしまうことって、よくありますよね。これは恋愛についても同じことが言えるようです。無料メルマガ『マーチン先生の恋愛教室/180°前向きになれる恋愛術』の著者で、1万人を超える恋愛相談実績を持つマーチン先生が、言葉にすることの大切さについてお話しています。「モテない人」の秘密がわかりますよ。
言葉にすると良いこと、言葉にしない方が良いこと
突然ですが、あなたは占いをしてもらったことがありますか?……えっ、僕?もちろんありますよー☆ ではでは、今日は特別にあなたを占って差し上げましょう。
占い師マーチン。 ←コラ(^^;
「ううん……」
「ううんン……」
「あなたは、今……探しているものがありますね?」
さあ、マーチン占いは当っていますか?どうでしょうか!?
言われることで意識する
いきなりですが、僕は占いはできません(←おいーーっ!)。できませんが……先程の話は、ほとんどの人が当っていると思います。
探している……というと、一見「探し物」のように思います。しかし、仕事でも恋でも悩んでいれば、「答えを探している」わけですし、「ふぅ~、なんかいいことないかなぁ?」と思っていても「探している」わけです。
人生って、常に何かを探しているようなものだと思います。
でも……このメルマガを読み始める前、あなたは「探していること」を意識していなったと思います。悩んでいたとしても「悩んでいた」という意識はあったと思いますが、「探していた」という意識はなかったと思うのです。
ええっと、何が言いたいかと申しますと、僕たちは他人に言われることで、「ああ、その通りだ」と思ってしまうことがある、ということなのです。
脈があるけれど実らない
言葉には不思議な力があります。そして、人はもやもや考えていたこと、思ったり感じていたことを「言葉」にされたり「形」としてみせられると、ハッキリそれを意識しやすいのです。
先週1週間で、「脈がある。脈がありそうだけど、うまくいかない」といったご相談が6件ありました。バレンタイン、ホワイトデーを経て「脈がある」けれど、うまくいかない。悲しいことに、好きな人が他の異性とくっついてしまった……という話もありました。
どうして脈があるのに、うまくいかないのか。それは「言葉や形にしていないから」だと感じることが多かったです。お互いに好意が見えるときは、結ばれやすい状態に違いありません。しかし、お互いに好意があると思っているので、互いに待ってしまうことがあるのです。
言ってもらえるのを待つ。誘ってもらえるのを待つ、ということです。
しかし、言ってもらえない。誘ってもらえない。結果、「なんでハッキリしないんだろう?」と遠まわしに探ってしまい、更にハッキリしなくなっていくのです(そう言っている自分自身も、ハッキリできていないのですが……)。
そうです。「他の異性と結ばれた」というお話は、ハッキリタイプの人が現れて、そちらに取られてしまったのです。もっと早く自分がハッキリできれば良かったのです。
え……?「そんなにすぐ、別の人に決まってしまうものですか?」って?では、「現れた人」がこう言ったとしたら、どうでしょうか。
「その人、ずっとハッキリしないんでしょ?それって、本当に好きじゃないってことだよ」
言葉には、不思議な力があるのです。
雰囲気が悪いときの盛り上げ方
こんな事例もありました。お付き合いしている2人で、最近なんとなく雰囲気が悪い……。こういうときに「もしかして、キライになっちゃった?」と聞いてしまうのです。質問する側としては、「そんなことないよ」と言って欲しくて聞くのですが、期待する返事が返ってくることは、あまりありません。
「キライになっちゃった?」「気持ちが冷めちゃった?」というのも、自分が口に出していってしまうことで、「ああ、実は……」と相手に言わせてしまう(意識させてしまう)キッカケになるのです。
※ 2021年現在、こういった話を「そんなことないよ、と言って欲しい質問をしないこと」とお伝えしています。お相手にマイナスの感情(不安や不満)をぶつけて、それを否定してもらうことで安心を得ようとするこの行動は、面倒くさい行動の典型例です。お相手に大変嫌な思いをさせてしまい、繰り返すことで破局に繋がってしまいます。
こういうとき、「盛り上げるためにどうしたら?」というよりも、まず「やらない方が良いこと」があります。上記の「マイナス思考を口にすること(そんなことないよ、と言って欲しい質問をしてしまうこと)」。そして「話がある、話がしたい」と言って、解決の場を持とうとすることです。
自分は「解決の場」を用意するつもりなのですが、およそこういった場合は、「別れの場」として説得されてしまう可能性の方が高いです。男女交際は話し合ってするものではありません。ゆえに、話し合いでは解決できないのです。互いが一緒にいたいと思って、はじめて成立するものなのです。
また、「状況を良くしよう」として、会い続けることもお勧めできません。盛り上げよう、自分のモヤモヤした気持ちをスッキリさせたい!とデートを企画して、臨むのですが……上手くいかずに「どんより」した空気になってしまい、望む結果にならないのです。
そして、望む結果ではないので、また次のデートをセットする。しかし、そこでも同じ失敗をして「会うごとに雰囲気が悪くなっていく」のです。これを繰り返してしまうと、かなり厳しくなってしまいます。
では、どうしたらいいのか。まずは無理に会おうとしないこと。そして会うことになった際には、「会って良かった、楽しかった」と思ってもらうことです。この1点に尽きます(これが先程の「互いが一緒にいたいと思う」という話に繋がります)。
そうなるためには、「誰がやっても楽しいこと、面白いことを一緒にする」と良いです。例えば、野球観戦、コンサート、遊園地、お相手が観たい映画や好きなゲームなど。お相手の趣味を優先すれば、待ち合わせでテンションが低くても、ご機嫌になってくれることがあります(僕自身、実践済み・笑)。
そして、できる限りの「ありがとう法」を頑張って、ゴハンを食べて「今日は楽しかったね!またね(^^)」と言うことができれば、お相手は「行こうかどうしようか悩んだけど、行ってよかったな」と思ってくれやすいのです。すると、その次はより良い雰囲気で会うことができるのです。ありがとう法はこちら。
…………。
言葉には、不思議な力があります。だから、言葉にすると良いこと、言葉にしない方が良いことがあるのです。最後に、もうひとつマーチン占い!
「あなたは、今、とても欲しいものがありますね?」
それをぜひ、「前向きに」言葉にしてみてくださいね。
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