英語を自在に操りたいとは思うものの、何から手を付ければいいのか分からないというご意見、よく聞かれるものです。そんな方の強い味方となってくれるのが、オンライン英会話事業などを展開する株式会社Nextep代表取締役にして、自らも英語講師を務める重森ちぐささんが、ほぼ日刊で英語の学習に役立つ内容を届けてくださる無料メルマガ『1日5分!Nextepちぐさのサクッと英会話』。重森さんは今回、中学卒業レベルの語彙だけで日常会話もビジネス会話も十分可能という「Globish(グロービッシュ)」について解説するとともに、その実例として、リモートワークで使える簡単な英語フレーズをレクチャーしています。
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リモートワークで使える簡単な英語フレーズ
コロナの影響もあって、近年はWeb会議が増えています。自宅でもオンライン会議に参加できて便利になったものの、「本社や海外の取引先などと英語で話す機会が増えて焦っています!」という声も聞くようになりました。
ビジネス英語と聞くと、すごく堅苦しい難しい英語を想像する方も多いと思いますが、じつは中学英語を使ったシンプルな英語でも十分なんですよ!
世界中で英語を話す人口は約17.5億人と言われますが、そのうち第二言語として英語を話す人の割合は約78%!なんと英語話者の大半が非ネイティブなのです。
最近では非ネイティブのビジネスリーダーも多く、国を超えてコミュニケーションをとるために、ネイティブは非ネイティブにもわかりやすく話すべき、という考えも広まっています。正しいより伝わる英語がビジネスに求められているわけです。
皆さんは、「Globish(グロービッシュ)」という言葉を聞いたことがありますか?これは、“Global English”の造語で、主に英語を母国語としない人たちが世界中の人と意思疎通するための手段、いわば「簡単な英語」のこと。難しい単語や複雑な文法は使わず、短いセンテンスでシンプルに話すのが特徴です。
ある程度の基礎的な単語(1,000~2,000語)を知っていれば、日常生活や海外旅行を楽しめるといわれますが、グロービッシュでは1,500語のみを使います。中学卒業レベルの語彙だけで、日常会話もビジネス会話も十分できる、というのです。
例えば、返金して欲しい時に“Refund”という単語を知らなくても、give me my money backと言い換えれば伝わります。
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今日はリモートワークで使える簡単な英語フレーズをご紹介します。
会議の始まりに…
Are we all here? Okay, we should get started.(皆さんお揃いですか?では始めましょう。)
Can you hear me?(ちゃんと聞こえてますか?)
Can you see me?(ちゃんと見えますか?)
音声のトラブルが起きたら…
You are on mute.([誰かがミュートのまま話している時に]ミュートですよ)
You’re breaking up.(音が途切れています)
You have a lot of background noise.(周りの騒音が入っています)
I didn’t catch that. Could you say that again?(聞き取れなかったので、もう一度言っていただけますか?)
ネット回線のトラブルが起きたら…
How is your Internet connection?(ネット接続の調子はどうですか?)
Sorry, I have a bad connection.(すみません、ネットの調子が悪いようです)
You are frozen.(画面が固まってますよ)
画面シェアをする際に…
I’ll share my screen now.(画面を共有しますね)
Can you see my slides?(共有したスライドが見えますか?)
Could you please zoom in a little?(少し画面を拡大してもらえますか?)
何か資料などを添付する場合は…
Could you send the link* in the chat box?(リンクをチャットで送ってもらえますか?)
* linkをdocument に変えれば、書類を送ってもらえますか?になります。
Did you get it? (受け取れましたか?)
終了する際は…
This is the end of the meeting. Thank you so much for your attendance.
(会議を終了します。ご参加ありがとうございました)
I guess that’s all for today.(今日はこれで終了です)
いかがでしたか?難しい単語や文法を使わなくても、これだけたくさんの事が言えます。
英語自体が多様化しているので、完璧なネイティブ英語を目指す必要はありません。ビジネスでも「伝わる英語」が重視される時代です。いくら正しく話しても、相手に意見や熱意が届かなければ意味がないですし、間違えたとしても、英語話者の78%は非ネイティブと思えば気にする必要もないですよね。
グローバル化が猛スピードで進む中、TOEICで満点を取るまで勉強しよう、なんて言っている暇はありません。シンプルな英語を上手に身につけて時間を節約しましょう!
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