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五輪も市長選も大失敗。菅義偉首相「最悪の退陣劇」を招いた7つの誤算

先日掲載の「菅首相が辞任の意向。GoTo復活、酒提供容認でも批判殺到で万策尽きた?」でもお伝えしたとおり、9月3日、突如首相辞任の意向を発表した菅義偉氏。ギリギリまで自らの延命策を模索していた首相がまさに「電撃退陣」を決意するに至った背景には、どのような事情があるのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、その裏に「7つの誤算」があったとして、各々について詳しく解説。一連の菅氏の動きを「史上最悪の退陣劇」と強く批判しつつ、現役首相が総裁選不出馬という道を選ばざるを得なかった理由を推測しています。

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プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

オロオロ、ジタバタ、コロコロの挙句にプッツン/7つの誤算が重なった末の菅義偉首相の頓死

先週の本誌は「菅義偉政権の終わりが『見えてきた』」と題し「菅プッツン」の可能性があることを指摘したが、まさにそのようになってしまった。

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それにしても、政権末期の首相がこれほどまでにオロオロ、ジタバタ、コロコロを繰り返した挙句にプッツンしてすべてを投げ出してしまうという醜態を演じた例はなく、まさに史上最悪の退陣劇となった。もちろん菅自身の素質が何より問題であるけれども、こういう人物を1年前にほぼ満場一致の無競争でリーダーに選んでおきながらそれを支えられなかった自民党の劣化、それを含めてこの国の衰弱ぶりは目を覆いたくなるほどである。

横浜市長選での惨敗で弱気に

本誌が繰り返し指摘してきたように、菅の希望的観測に頼った総裁再選戦略は、五輪さえ始まってしまえば人々はコロナ禍も忘れて金メダルに夢中になり、内閣支持率も上向きに転じるので、それを背景に無投票再選、その勢いで衆院選も自民党が単独過半数を割らない程度の敗北で乗り越えられれば長期政権への道も開かれるだろう……というものだった。

ところがこの「GoTo五輪」作戦は大失敗で、直前に改めて緊急事態宣言・蔓延防止措置を発布・延長してもなおコロナ感染は燃え盛り、医療逼迫が各所で始まるという最悪事態となり、人々は五輪を楽しむどころではなかった《誤算その1》。

そこを何とか挽回しながら月末に向けていい流れを作りたいと思ったのだろう、菅は8月8日告示・22日投開票の横浜市長選に着目した。周知のように、菅政権になってからの重要選挙で自民党は負け続けており、とりわけ今年4月の衆参3補選での全敗と7月都議選での敗北は大きな打撃となった。それに対して横浜はそもそも自分の地元で、市議時代から「陰の市長」と呼ばれたほどの地盤を築き、現市議の中に自分の元秘書が5人もいるし、経済界との繋がりも深い。しかも立候補するのは兄弟のような関係にある小此木八郎=前国家公安委員長で、小此木自身も父=彦三郎の時代から横浜に強固な地盤を持つ。そこへ総理大臣である自分が全面支援に入れば勝つに決まっていて、そこで「選挙に弱い菅」という悪評は断ち切れるだろうと踏んだ。

1つの懸念は、どういう訳か小此木が「IR反対」を掲げて立候補したことで、「IR誘致」の張本人である菅が応援するのは辻褄が合わない。しかしそこは彼のいつもの「争点隠し」の手法で、聞かれて困るようなことには触れない、仮に聞かれても答えないということで押し通そうということだったのだろう。しかしこれは完全に裏目に出て、小此木の「IR反対」は嘘でもし当選すればコロリと賛成に変わるに決まっているという相手陣営からの攻撃をかわすことができず、それが大惨敗の一因となった《誤算その2》。

【関連】仁義を欠いた菅首相の自業自得。横浜市長選で最側近が落選の大誤算

衝撃的なことに、小此木票の出方を見ると、菅の衆議院選挙区である同市の西、南、港南の3区合計で自分が落選しかねないほどの劣勢で、自民党神奈川県連内でも「菅では総選挙は闘えない」という空気が広がった。菅周辺によると、そこから彼は急に弱気になり、「俺って、人気がないんだ」と呟くなど、オロオロし始めたという。

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岸田立候補表明で機先を制されて

自民党の総裁選挙管理委員会が8月26日午前、9月17日公示・29日投開票の日程を決めると、岸田文雄=前政調会長がすかさず午後早々に記者会見して立候補を宣言、その中で党役員の任期は最長3年までとするとの公約を掲げた。言うまでもなく、安倍政権時代の16年8月から5年を超えて幹事長に居座り“老害”とまで呼ばれている二階俊博への牽制であり、二階を忌み嫌う安倍晋三元首相、麻生太郎副首相の「2A」への媚びへつらいである。

優柔不断と言われてきた岸田のこの素早い決断によって、菅がこだわってきた「無投票再選」の道は完全に塞がれた《誤算その3》。菅の日本語能力では、誰と論戦を交えても勝ち目はないけれども、岸田が相手では全く望みがない。しかもその岸田が早くも、二階の寝技から生まれた菅政権という最大の弱みを突きながら安倍・麻生への支持取り付けようとしている。さあ、どうしよう……。

8月29日、珍しく丸1日議員宿舎に籠って考えたものの、浮かんでくるのはまた「争点隠し」手法で、自分のほうから二階に引導を渡して幹事長を下させてしまえば、岸田はそこを突いてくることができなくなる上、安倍と麻生が岸田でなく自分を支持するようになるかもしれないではないか。それで早速、翌30日に二階を官邸に呼んで「近く行う党人事で幹事長を交代して頂きたい」と告げると、意外にすんなりと「どうぞ遠慮せずにやってください」と了解してくれた。そこまではよかったのだが、その先で何が何だか分からなくなるような迷走・暴走が始まる。

二階だけを下ろしたのでは名分が立たないから、党人事の一新という形をとり、少なくとももう1人、下村博文=政調会長を交代させる。党3役のポストが2つ空くので、そこに小泉進次郎=環境相や河野太郎=規制改革相ら人気の高い若手を嵌め込んで、菅が2人を両脇に抱えて難題に挑むという格好で総選挙を戦っていく……というイメージだったのだろう。

しかしこのせっかくの希望的観測もまた難航する。まず第1に、総裁選がこれから始まるという目前に党の人事をいじったり、総選挙の日程が迫っている時に閣僚を入れ替えたりすることの非常識である。当たり前のことで、総裁が交代すれば党役員は入れ替えになるし、総理が交代すれば閣僚は総入れ替えになる。それでも強行するのは「私利私欲、個利個略」だという声が党内に広がった。しかも、第2に、その人事を行うのは今や落ち目の菅である。小泉にせよ誰にせよ、抱き合い心中になるのを覚悟で一緒に泥舟に乗ってくれないかというに等しいこんな誘いに乗るはずがない《誤算その4》。

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ではいっそ9月解散で総裁選先送り?

そうした中で菅が乏しい脳髄を絞って思いついた荒技が、どうせ負けるような総裁選なら先延ばししてしまえ、ということである。すでに党機関が決めている日程を覆す方法が1つだけあって、何らかの理由を付けて9月中旬に衆議院解散・総選挙を断行してしまえば、総裁選は自動的に選挙後まで先送りされる。しかしその「何らかの理由」が見つからないし、菅自身が「コロナ対策を最優先し全力で取り組む」と口癖のように言っている最中に、そんなことができる訳がないだろうと小泉ら周辺の者たちが諫め、その案を伝え聞いた安倍も直接電話をかけて駄目だとクギを刺したという。こうしてこの奇策もまた1日で消えた《誤算その5》。

それでようやく熱病状態から醒めたのだろう、菅は9月2日、二階と会って、9月解散はなく、総裁選は予定通りに実施されるので、自分も立候補するつもりであることを伝えた――と新聞などではアッサリと報じられたが、私は全くの推測ながら、ここでの二階の反応が菅の翌日の唐突な退陣宣言の引き金を引いたのではないかと見ている。

1つは翌3日に予定された自民党の臨時の役員会とそれに続く総務会で、菅はまだ諦めてはいない総裁選前の党人事の一新について一任を取り付けた上、6日に断行するつもりでいたが、おそらく二階は、特に総務会での一任取り付けが容易ではないと伝えたのではないか。全会一致を原則とする総務会で異論が続出して決められないとなると、総裁への不信任に等しいことになる。

もう1つは、これも推測だが、総裁選に出る以上は二階派の支持を頂きたいと申し出た菅に対し、二階は支持を明言しなかったのではないか。二階派の若手には菅への反発が強く、以前に二階が「菅支持」を口にしたのに対し派の会合で「勝手に決めないで我々の意見を聞いてくれ」との声が上がり、そのため派としてまとまって行動するとの合意はなされていない。しかも二階自身が、二階を切って自分だけが生き残ろうとしている菅を快く思っているはずがないから、今さら派内を説得して菅支持で一本化する努力をしないだろう。すると無派閥で、しかもその中でも比較的忠実だった側近を何人もスキャンダルで失っている菅は、現職総理だというのに果たして20人の推薦人を集められるのかという漫画的な事態に直面しかねない《誤算その6》。

こうして、9月2日の菅・二階会談の不調で菅はまさに万策尽きたことを思い知り、その夜眠らずに考えて、翌3日午前の自民党役員会の場で不出馬を宣言することを決めたのではないか。

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「コロナ対策に全力を注ぐ」という嘘

しかし、まさか「何とかして政権を延命させようと七転八倒したが万策尽きたので」とは言えないので、何と理由を付けて辞めようかと、これもずいぶん考えたに違いない、「コロナ対策に全力を挙げる。これには莫大なエネルギーを要するので総裁選の取り組みとは両立しない」という趣旨のことを述べた。

そんなことはない。もしこれまで1年間のコロナ禍への取り組みに本当に自信があるのであれば、その成功の理由を国民と党員に堂々と説明し、「私は引き続きこの対策に全力を挙げて総理の職務に就くので、総裁選の行事には参加しないが、私のその姿を評価して下さるなら、次の3年間も是非とも私に仕事を続けさせて頂きたい」とでも言って超然としていればいいのである。「コロナ対策に全力を挙げたいが9月30日までで総理を下させてくれ」では、党員も国民もこの口から出任せ男をますます軽蔑するだけである《誤算その7》。

(メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年9月6日号より一部抜粋・文中敬称略)

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