菅首相が辞任の意向。GoTo復活、酒提供容認でも批判殺到で万策尽きた?「今さら何を」の四面楚歌、日経先物は総理交代を好感し急騰

2021.09.03
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by tututu
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菅義偉首相は3日、自民党臨時役員会で総裁選に出馬しないことを表明した。「コロナ対応に集中したい」として、任期は全うする考えだ。週明けに予定されていた党役員人事の刷新についても行わない。突然発表した首相辞任の意向に永田町は大きく揺れている。

菅首相が総裁選不出馬を表明 日経平均先物は急騰

自民党は3日午前11時半すぎから党本部で臨時の役員会を開き、およそ10分ほどで終了した。出席者によると、この中で菅総理大臣は「新型コロナウイルスの対策に専念したいので総裁選挙には立候補しない」と述べ、今月17日告示、29日投開票の日程で行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを明らかにした。

菅首相の総裁選不出馬を受け、日経平均先物は急騰で反応している。

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image by : 日経平均先物 5分足(SBI証券提供)

行動制限を緩和するロードマップ作成は選挙対策のため?

そんな中、政府が新型コロナウイルスの感染拡大地域での行動制限の緩和策、ロードマップの原案をまとめたことがわかった。10~11月にワクチン接種が進んだ段階で、緊急事態宣言の発令地域でも感染対策を施した飲食店では酒の提供を認めるほか、接種済みの人の県境をまたぐ移動も容認する。

府の対策分科会が3 日にもまとめる提言を踏まえ公表する方針だが、「なぜ急に言い始めたのか」と疑問の声があがっている。

原案では、接種が進んだ段階なら「基本的な感染防止策を前提にすれば、感染拡大を一定程度制御できるようになると考えられる」とし、日常生活や社会経済活動の回復に向けた取り組みの両立が可能との見方を示している。読売新聞などが報じた。

緩和策では、ワクチン接種済み証や、陰性の検査結果を活用。飲食では酒の提供が可能となり、営業時間の制限も緩和。会食の人数制限の撤廃なども想定されている。

また、旅行では外出や県境をまたぐ移動の自粛を求めず、政府の観光支援策「Go Toトラベル」の再開なども検討。大規模イベントの人数制限も緩和される見込みだ。

しかし、専門家からは異論が噴出。3日に放送された『モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した、国際医療福祉大学大学院教授の松本哲哉氏は「非常に腹立たしい思い」とこの原案を批判。

「なぜ楽観的な議論ができるのか」と怒りをあらわにし、感染症対策をまずしっかりとすることが大切であり、「今の状況からすると厳しい」との見解を示した。

コロナ対策では後手後手に回る菅政権が、なぜか経済政策に関してはいち早く先手を打とうとする。大きな疑問を抱かざるを得ない。

菅首相が総裁選立候補を断念か。地元県連も支援拒否

これまで菅義偉首相は記者たちからの質問に対し、「仮定のことは話さない」と繰り返し発言してきた。

たとえば、今年1月、首都圏一都三県に2度目となる緊急事態宣言を伝える記者会見で、記者から「現在のこの宣言を仮に延長する場合、今回と同様に1カ月程度の延長を想定しているのか」と問われた場面で、菅首相は「仮定のことについては私からは、答えは控えさせていただきたい」と答えている。

しかし、今回明らかになった行動制限緩和のロードマップは、1カ月も2カ月も先の“仮定”の話だ。

にもかかわらず、事細かに仮定のことが想定されていることに対し、ネットからは「じゃあ今までは何だったんだ」「仮定のことは話さないはずの総理が仮定の話をしている」という声があがっている。

これは明らかに選挙を意識したもので、このタイミングで出してきたことからもそれは明白だろう。

自民党神奈川県連の土井隆典幹事長は2日、総裁選に向けた会合後に記者団の取材に応じた。

衆院神奈川2区選出の菅義偉首相について問われた土井氏は、「目の前の衆院選を勝つにはどうするか考えないといけない。総裁選が行われる中で党員の声をしっかりと受け止めたい。県連としては特に、菅さんを頼むという応援をするつもりは一切ない」と述べたと朝日新聞などが報じた。

神奈川県といえば菅首相のお膝元。先日行われた横浜市長選で、菅首相が全面支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏が敗れたばかりだが、菅首相はついに身内の県連からも見放されてしまった。こうなると次の衆院選で菅首相自身が選挙区で落選してしまうという可能性も現実味を帯びてきた。

3日、菅首相は自民党臨時役員会で「新型コロナウイルス対策に専念したいので総裁選に出馬しない。任期は全うする」と述べた。関係者が明らかにした。

派閥に属していないとされる菅首相だが、「ガネーシャの会」という、いわゆる菅グループが自民党内には存在する。しかし、所属している議員のほとんどが当選回数1~3回の若手が多く、選挙基盤は強くない。

菅首相頼みのチルドレンたち、次の衆院選で“全員落選”という大惨敗を喫してしまう可能性は十分ありそうだ。

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