大阪といえばお笑いの聖地。一般人でもボケとツッコミを自由自在に操る人たちの多い場所ですよね。その大阪のお土産で最近人気となっているものがあるといいます。そこで今回は、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、その商品を紹介。何が人を惹きつけているのか解明しています。
“笑わせてナンボ!”の大阪土産。「味は二の次」は本当なのか?
旅先では、お土産選びで迷ってしまうことがよくあります。家族や友人、同僚などに喜んでもらうためには、しっかりと吟味しなければなりません。
これまでは、「名物に旨いものなし」と言われた時代もあり、無難なもので済ませる人がほとんどでした。
しかし、昔と違い、最近は趣向を凝らしたものが多くなり、選ぶ楽しさもあります。お洒落なものや高級感のあるものが、たくさん並んでいます。あり過ぎて、困ることも多くなりましたが。
とは言え、日本全国で見ると、やはり似ているものばかりで、その地域の特色が出ているものは多くありません。
そんなお土産選びが、ワクワクともっと楽しくなる地域があります。
大阪です。
お笑いの聖地であり、“笑わせてナンボ!”の精神が宿る人たちが集まっているので、お土産もひと味違っているのです。
天下の台所であることから、「551蓬莱の豚まん」「りくろーおじさんのチーズケーキ」「堂島ロール」「点天のひとくち餃子」「タコ昌のたこ焼き」など、大阪人の日常食をお土産にする人が多くいます。
また、いわゆるお土産として生まれたものとしては、「お好み焼きせんべい」「大阪紅ショウガ天ポテトチップス」「ハッピーターンたこ焼きソース風味」「ミックスジュースチョコクランチ」など、大阪らしさを前面に押し出した商品があります。
さらに、ちょっと突き抜けた感のあるお土産が人気となっています。それは「たこ焼き味ようかん」。これが看板商品となっているお店もあります。
どんなものかと言うと、名前の通り。この商品の開発者曰く、「美味しくない」。商品に書かれたキャッチフレーズは、「目指せ! 完食!」。ずばり、笑いに特化したと言っても良いお土産です。
また、たこ焼きやお好み焼きにそっくりなお菓子には、フリーズドライにした本物の野菜を使っていたりします。これは、味へのこだわりではなく、面白さを出すための工夫なのです。
こうしたお土産を買うお客さまも「ぶっちゃけ、味はどうでも良い」と言っています。お客さまも笑いを求めているのです。
以前、北海道の「白い恋人」のパロディ版「面白い恋人」が話題になったことがあります。「白い恋人」のメーカーが怒って抗議し、販売差し止めを求めました。
関西人の私から見ると、なるほど面白い商品を作ったものだと感心したのですが。パクリ商品ではなく、明らかなパロディなので、何を怒っているのかがわかりませんでした。
大阪らしさが出ていて、面白いと感じる人は多かったのですが、北海道のメーカーの人には理解されなかったようです。
このように、大阪人は何に関しても、面白いことを考えます。“笑わせてナンボ!”の精神が根づいているためです。笑いの街で生まれ育った人たちは、それが当たり前のことで、逆に笑いがないと、違和感を持ってしまいます。
そんな“人種”が商品を企画するのですから、ひと味違うお土産が生まれるのも当然のことなのかもしれません。
そんな中で、時として「美味しくない」商品が誕生することがあります。「味は二の次」にしているのではありません。
笑いのためなら、美味しくない場合もあるということです。そんな時は、「ごめんやっしゃ」なのです。
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