ビジネスをするにあたって人脈を広げることは基本であり、重要なもの。その第一歩となるのが名刺交換です。しかし、ただ名刺を交換すれば良いというわけではありません。そこには「デキる人」と思わせるポイントがあるようです。そこで今回は、メルマガ「石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』」で他人と差をつける名刺交換術について紹介していきます。
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渡すときに差をつけろ!! 「デキる人」に思われる名刺交換術
ビジネスパーソンにとって人脈は、とても大切なもの。出会った人との絆を深める最初の作業が名刺交換です。
ビジネスの世界では、挨拶は目下の者から先にするのが常識です。あなたが、もし、この春入社した新入社員なら、先手必勝と心得て、緊張していても、照れくさくても、まずは自分から名刺交換を申し出ましょう。
今回は基本中の基本である正統派の名刺交換の仕方をご紹介します。「あまり考えずに名刺交換をしていたなぁ~」という方、必見です。新年度を機に、名刺交換の仕方を今一度確認してみてください。
名刺交換のポイント
初対面の相手にしっかりと印象づけをしましょう。
手渡すときのポイント
1.相手の目を見て名乗ること
挨拶をするときと同様に爽やかに。つい目線が自分の名刺になり、頭を下げながら話しがち。相手の目を見て名乗りましょう。
2.相手に名刺を向けること
差し出す際は、相手から見やすいように。
受け取る時のポイント
1.両手で受け取る
両手で渡し、両手で受け取るのが本来のマナーです。
2.名前を確認する
「頂戴いたします」と言って、受け取ったら、その場で読み方を確認。
3.胸の高さに保つ
名刺は相手そのもの。消して下げないように。
4.名刺入れの背を相手に向ける
手前に向かって開く向きに持つのが正式な持ち方。
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その他大勢と差をつける!「仕事をするならあなたとしたい!」と思わせる自己紹介を
取り扱う商品やサービスだけではなく、自分のことを覚えてもらうのも社会人の仕事です。自分自身に魅力がなければ商品は売れません。
「あなたと仕事をしたい!」と思ってもらえたら大成功!ハキハキと元気よく、あなたの人となりが伝わるような自己紹介を心がけましょう。
自己紹介の場合に欠かせない3つの要素は「挨拶」「所属と名前」「意欲の表明」です。
例えば、「おはようございます。営業部に配属になった〇〇です。海外に日本の美味しいお酒を届けたくて、日本酒の輸出取り扱いナンバーワンのこの商社に入りました。精一杯がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします」というように、端的に、ハキハキと話しましょう。
自慢話やネガティブな内容は聞くほうが不快になりますので避けましょう。
大人数の前で自己紹介をする時は、来歴や趣味など自分の特徴を入れて、印象付けるような自己紹介を心がけましょう。ただし、笑いを取ろうとしてふざけすぎないこと。
よくある質問として、「名刺交換の時に同時に出してしまった場合、どうしたらいいか」と質問をいただきます。
その際は、一旦引いて先に相手の名刺をいただきましょう。その後「申し遅れました」と一言添えて、改めて自分の名刺を渡します。
会社の訪問や、来客予定、異業種交流会など、ビジネスパーソンはさまざま名刺交換の機会があります。その日に何人と名刺交換をする予定があるか事前に確認、予測しておいて、名刺切れがないように必要枚数に10枚位の予備を含めて準備しておきましょう。
うっかり名刺をきらしてしまった時は、後日すぐにアクションを起こしましょう。
わたしは、以前うっかり名刺をきらし、ご挨拶の時に名刺を渡せなかったことがありました。後日お詫び状とともに名刺を速達で送ったことがあります。そのときは先方からすぐに電話があり、その電話で契約が成立しました。
もちろん本来は切らしてはいけないものですが、迅速な対応でピンチをチャンスに変えることでできたのです。その日のミスは即行動することで、相手の印象がガラリと変わります。落ち込む前にできることをやりましょう。
言葉遣いで印象を作り出そう
名刺交換の所作は、基本中の基本です。そこから、他社やほかのビジネスパーソンに負けないためには、言葉遣いが大きく関係します。
「言葉遣いは心遣い」とよく言われます。言葉はその人自身の心の表れ。何を話し、どんな言葉遣いをするかによって、育ちや学歴、性格、考え方など見透かされてしまうのです。
どんなに美しく着飾っていても、言葉遣いが汚いと乱暴な人だと思われてしまうし、あえて方言で話せば、故郷を大事にする人と言うイメージに変わります。どんな人になりたいかをイメージして、それにふさわしい言葉遣いをするように心がけましょう。
渡し方でその人のレベルがわかるとされている名刺交換。「名刺交換を制する者はビジネスを制す」といっても過言ではありません。すべてのビジネスパーソンに対応できるスキルですので、しっかりと身につけましょう。
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