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デキる上司は褒め上手。評価だけで人を判断することが危険すぎる理由

結果が全て、と思われがちなビジネスの世界ですが、実は結果を評価の軸に置くのは危険だとメルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは語ります。今回の記事で、人を伸ばすためには「まず褒めるべきは何なのか」「なぜそうすべきなのか」について論じています。

まずは行動をしたことを褒める。重要なのは「出来たか出来なかったか」を問わないこと

人に対する評価って、社会人では最後のところでは「結果」だけでなされるのが常ですよね。だから出来たか、出来なかったかという二元論で評価されるわけですが、これはかなりレベルの高い人向けの話なんですよ。

結果を評価の軸に置くと、結果が出ない行動には意味がないってことになるわけですね。これが続くとどうなるのか?というと、

 ■ 行動をすることを躊躇う

ようになるんです。だって頑張ってやって、もし結果が出なかったら評価されない、ヒドい場合には叱責されるとなったら、だったら行動するのは止めようとなるのが当たり前です。

特に相手がジュニア(子供とか、若くて経験の無い人)の場合には、結果によって評価を変えるということはやらない方が良いんです。

評価の対象とすべきなのは、能動的に行動したか?であり、どのレベルの行動をしたのか?なんですね。

まずは行動をしたことを褒める、次に、どのレベルの行動をしたのかという行動の質を評価する。

結局人生なんて、行動しないと変えられないわけで、行動の質と量が結果を決めるわけです。そして行動を続けることで、その質が高まるわけで、だから余計に行動を止めないことが重要になるんですね。

行動の結果、これは失敗したなということになったら、すぐに次の行動に移れば良いわけですよ。やっぱりここでも「行動」がキーになるんですね。

たかが1回や2回の失敗、上手く行かない結果が出たとしても、そんなのはサイコロを振ったらたまたま悪い目が出てしまったくらいの話なんです。だったらとっとと行動を修正したら良いんです。

ですから最悪なのは、行動をしないということで、結果の良し悪しで人を評価するということは、そんな行動を躊躇させることに繋がるわけで、これは悪手になるということです。

特に子供については、結果の良し悪しで評価したり、叱責したりすると、行動することをビビるようになるんです。このマインドはオトナになっても変えにくいというか、社会人の半数以上はこれが理由になって、行動しない人になっちゃっているんだと思いますよ。

私はここ10年くらい様々なことに手を出していますが、これがみんな継続できていてそれなりの成果を出しているかというと、そんなことは全くないんですよ。これは性に合わないと感じてすぐに撤退したこともたくさんあるんです。それをマイナス評価にしちゃうと、もう新しいことはやれなくなりますよ。

どんな結果になろうと、新しいことに手を出したということを自分で褒めないと、私であってもやる気が削がれますからね。

結果が出るかどうかというのは、ある意味で確率論でもあるんですよ。もちろんその確率は高められますし、高めるための思考はしなきゃならないんですが、これは上級者が扱うべきイッシューです。中級レベル以下の我々は、サイコロを振る回数を増やすことで、良い目が出る回数を増やすことに注力すべきなんです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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