不安にかられ、もやもやする…そして報われないと嘆く…そんな人生を送ってしまう人たちにおすすめしたいのが今話題の人工知能サービス「ChatGPT」。Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されているメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』の著者・尾原和啓さんが、なぜChatGPTで不安を解消することができるのか、その方法を教えてくれています。
GPT、生成系AI時代に選ばれる存在になる方法、そして不安の減らし方を解説するよ!
ChatGPTを使えばマインドフルネス、つまり不安を減らす効果を作れる。ないしはあなたが何者かになりやすい、競争を避けて持続的に生き方を探すツールにもなり得るということをお話ししたいと思います。
ChatGPTは最高の壁打ち相手
さて、先日ICCというスタートアップとかいろんな新規産業をやっている方が集まっているカンファレンスがあって福岡に行っていました。
そこでChatGPTや生成AIの話が盛り上がって、そこで得たヒントが面白いなと思いましたので皆様にお届けしたいなと思います。
ChatGPTは正解を教わるツールではなく、平気でウソをつく分、やっぱり膨大なデータの中から質問に対して可能性が高いところを的確に返してくれるんですよね。
だから副操縦士としての壁打ち相手としては尾原のオンラインサロンハックの中では結構しているかと思います。
その時に、最近僕の使い方はなんか探している時、例えば「不動産投資について考えるとしたらどういうステップなの?」とか「不動産投資で考えることを箇条書きで答えて」みたいな箇条書きで答えてとかステップで教えてという言い方をすると、わかりやすく普通の自然な文章ではなく箇条書きだったり数字として「1、2、3、4、5」みたいに分けて答えてくれるんですよね。
これがものすごくいいなと思っているんですよね。
みなさんご存知だと思いますが、お陰様でベストセラーとなっている菅原健一さんの『小さく分けて考える「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考』という本。
● 小さく分けて考える 悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考
この本で小さく分けて考えるというサブタイトルにもありますが、「努力しても報われない」とか「モヤモヤから解放される」という話をしていたんですよね。
つまり、不安というのはいくらそれを考えてもそこから抜けられないからモヤモヤするするし、時間をかけても報われないというのは、逆にいうと報われやすいところというのを見極めずにやっているケースが結構多いということ。
この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ
問題を小さく分けて考える
だから不安というのは問題自体が解けないから悩み続けるのであって、ある程度問題を小さく分けて分解すると解決できるというふうになる。
なので、ChatGPTに箇条書きで答えてとかステップを教えてということで、まさに小さく分けて考えるということの壁打ち相手として最高なんですよね。
僕の好きな言葉で任天堂の元社長である岩田聡さんが「問題解決とは一個一個の解決が自走するまで小分けにすることである」という言い方をしたんですよ。
まさに小分けにしてくれるということをChatGPTと壁打ち相手をしながらやるといいです。
あとはGPTというのは質問に対して確率が高そうなことをランダムに生成してくれるもの。
だから質問というのはリジェネレート、リロードボタンを押すといろんな方向から答えを出してくれるんですよね。
なので、壁打ち相手としてさっき言った「〇〇を箇条書きにして教えて」と何回もリロードすると「こういう小分けの仕方があるんだな」というのがわかる。
そうすると悩むというステージから考えるステージに変わる。
そして考えるステージに変われば、一個一個を問題解決するというふうに変わっていくから不安を減らすことができる。そのためにChatGPTはめちゃくちゃ使えるんですよね。
この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ
image by: Shutterstock.com