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目標を実現できない人がすぐに“挫折”してしまう理由はここにある

実現したいことを叶えられる人、すぐに挫折してしまう人、どこに違いがあるのでしょう?今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者、石川和男さんは「目標」しかない人は長続きできないとして、実現可能にする方法を紹介しています。

夢が叶う人と叶わない人の違いはコレ!

あなたは、「実現したいこと」を何と表現しますか?夢、希望、願い、願望、ビジョン、使命……。思い描いていたことが実現することには変わらないので、どんな表現方法でも良いのですが、「目的」と「目標」だけは分ける必要があります。

この2つを明確に分けないと、実現したいことが大きければ大きいほど、それが叶う可能性は低くなってしまうからです。目的は「実現したいこと」であり、目標は「目的を達成するための手段」です。

例えば「減量する」というのは目標です。目標しかない場合、長続きしません。

「好きな子と8月に海に行くから、それまでかっこよくなりたい」、「10月に行われるマラソン大会で完走したい」、「健康診断でメタボと判定されたので汚名返上したい」というのが目的です。

目的を実現したい思いが強ければ強いほど、目標が達成される可能性も高くなります。実現したい気持ちが強いと、「8月までに(いつまでに)、5キロ(どれくらい)減量する。そのために週2回ジムに通い…」というように目標も具体的になります。

「タバコをやめる」というのは目標です。目標だけでは禁煙は難しい。

「子供が就職するまでは健康で長生きしたいから」「節約して来年は家族で旅行に行きたいから」「娘にパパ臭いと言われるのが嫌だから」と言うのが目的です。これらの目的を達成するための手段として、タバコをやめるという目標があります。

私は、かつて1日平均30本以上吸うヘビースモーカーで、何度となくタバコを止めようと試みました。新年に掲げる目標はいつも禁煙。しかし除夜の鐘を聞いてから3時間後には、タバコをくわえながら新たな目標を書いていました。三日坊主というより3時間坊主。

20年間この儀式を続けてきたので、もう禁煙は無理だと思っていました。

そんな私が、今年で禁煙11年目です。

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きっかけは専門学校での講義。6時間授業で休憩時間は10分で計5回。休憩中は、黒板を消す、次の講義内容の板書、そして受講生の質問対応。ただでさえ忙しいのに、タバコ吸いに行く時間を考えると、質問対応がおろそかになります。タバコを吸うために、早く質問を切り上げる、質問するなよというオーラまで出してしまう。これでは受講生に迷惑がかかると思い、禁煙を決意したのです。

「受講生のためにしっかりと質問対応したい」との目的があって、はじめてタバコを止めることができたのです。

「〇〇大学に入りたい」というのは目標です。一生懸命がんばって志望校に合格した受験生が、入学以降やる気を失い留年、最悪自主退学することもあります。「〇〇大学に合格する!」という目標が目的になっていたからです。目的を達成してしまったことによる虚無感。

この大学に入って何をやりたいか?「〇〇教授のもとで法律の勉強したい」「将来〇〇になりたいからここで〇〇を学びたい」という目的がないと、受かっただけで燃え尽きてしまいます。

「社会保険労務士の試験に受かりたい」というのは目標です。目標しかないと、勉強が遅れているのに飲みに誘われたら断れない、来年でいいかと受験を先延ばしてしまうのです。

いつも温かく成長見守ってくれていたおばあちゃん。他界してしまったけど、恩を返すために「高齢者の方々が安心して過ごせる社会にしたい」そのために「社会保険労務士の資格を取って年金問題に対するアドバイスをしたい」。これが目的です。

目的があれば、試験に受かるという目標に向かって勉強するか、遊びに行くか、飲みに行くか、今日は休むかなどの選択に迫られた時に、合格の近道である勉強を選ぶのです。

目的を実現させるため、目標を達成する。目標をひとつずつ達成させていくことが、ゴールへ進む道なのです。

今年の夢に向かって、まだ間に合います!改めて目標と目的を考え進んでいきましょう!

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アナタの会社はなくなる?? 平均寿命が80年、働く期間は約45年。一方、会社の平均寿命は23年と言われています。会社のほうが圧倒的に寿命が短い。さらに、AI時代の突入で、10年~20年の間に現在の仕事の9割は無くなると言われています。同じく9割の人が、今の仕事と違う仕事をしていると言われています。そんな状況のなかで、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになる方法をお伝えします。

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