3年前、『週刊文春』に報じられた不倫スキャンダルの影響で大幅に仕事が減った、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部健ですが、ここにきて露出が増えています。今回、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、実は“オイシイ”仕事をしている渡部の現状から、佐々木希がゲス不倫夫と離婚しない理由を考察しています。
自粛生活を送りながらも稼いでいた渡部
世間を騒がせた不倫スキャンダル数あれど…多目的トイレや個人事務所で佐々木希と交際中に密会、ひとりとは結婚後も続いていたという3人との不倫が『週刊文春』に暴露された『アンジャッシュ』渡部建が、あれから3年経った今、ここにきて急に露出が増えてきました。
渡部の心の内の悪魔の声が「才能はあるんだから、3年も大人しくすればもういいよね、そろそろ地上波で稼がせてくれよ…」と呟いているような気がします。
芸能マスコミも渡部の活発になった動向に、自宅周辺の張り込みに動き始めたようです。
私がまず“あっ、始まったな…”と感じたのは1ヶ月程前の『女性セブン』が報じた“乳児を抱いて夜の焼き肉店で大騒ぎ”という記事でした。
同誌によれば今年4月下旬、第2子を出産した佐々木の御祝いを兼ね、ママ友パパ友会が焼き肉店で3時間にも及び開かれたとか。
これには読者やSNSで“それぞれの家庭の判断だろうが、乳児を連れて焼き肉店で3時間はいかがなものか…”とか、芸能人御用達の有名焼き肉店での集まりに“ヒモ夫が板についてきたか、佐々木の稼ぎだけでよくこんな店に出て来れるよな…”なんて辛辣な声が溢れる事になりました。
今、世間を騒がせている広末涼子にしても、何年経ってもこの類いのスキャンダルは記憶が薄れることはあっても、一般人の頭の中から消え去ることはないと裏付けるのがよくわかります。
これに続いて同誌は約半月後、また渡部の記事を掲載しました。
不動産投資イベントにスペシャルゲストとして登壇、主催した会社の会員のためのいわゆる“接待”で渡部が“コミュニケーション術やトーク術を学ぶ”トークセッションをしたという記事です。
フィリピンに不動産を持つオーナーを集めたこの会社の社長が、共通の飲食店を介して知り合った渡部を会費1万円のイベントにゲストとして招いたわけです。
実は渡部、芸能記者の間では自粛生活を送りながらも地味に講演活動で結構稼いでいる…という話は聞かれていました。
自虐ネタを織り交ぜながら「僕は今、女性の話は出来ない立場なのですが…口下手でもいいんです。人の話をたくさん聞きましょう」と展開していくトークは、さすがかつてバラエティや音楽番組のMCを何本も抱えていた人気お笑い芸人だけに得意とするところでしょう。
何かとトラブルも聞かれる海外不動産投資家たちも、明石家さんまや『ダウンタウン』松本人志の楽屋話に心を和ませる貴重な時間を過ごせたことでしょうね。
4億円マンションをキャッシュで購入した佐々木希
イベント終わりにはサイン会やフォトセッションもあったようで、1万円払って喜んで帰っていく会員の姿が多く見られたことが記事からは読み取れました。
芸能界ではこういったトークショーや着物、化粧品、実用品の“お見立て会”にスペシャルゲストとして招かれる仕事が多々ありますが、これが結構…かなり“オイシイ”仕事なのです。
移動、宿泊、飲食費用込々…いわゆる“あご足付き”で、もちろんタレントの“格”にもよりますが、ギャランティもかなり良く、月に数回こんな仕事が入ると収入的には十分に…十分過ぎるぐらい稼げるのです。オムツやミルク代なんて余裕ですよね…。
何度か私もその“懐事情”を目の当たりにしたことがありますが、名前を聞いただけで誰もが知っているような芸能人が、最高で込々1回500万円なんてこともあったぐらいです。
渡部の報道を見る限り、地上波出演へのこだわりはいささかも衰えていないようですが、昔のようなスタンスでの復帰はまだまだ難しいでしょう。
でもあのような下品なスキャンダルを起こしながらも、妻である佐々木希が夫を支える姿を見せている限り、著書は飛ぶように売れ、講演会といった類のオファーは後を絶たない状況は続くと思われます。
気になるのはギャランティに惹かれた渡部が、訳の分からない広告塔詐欺の片棒を担いでしまわないかという心配です…大きなお世話ですけれど。
まぁ2年前に4億円と言われているマンションをキャッシュで、佐々木の個人事務所が買った位ですから何も心配することは無いのでしょうが…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by:Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons