全国にあるフランチャイズの会社のトップに立つ営業スタッフと話をしたというメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で経営コンサルタント、関東学園大学で教鞭を執る菊原さん。「特別なことはしていない」と語るそのスタッフ自身が気づいていない魅力を発見したといいます。なぜ、何もしていないのに人を魅了することができるのでしょうか?
トップ営業が気づいていない人を魅了する3つのポイント
不動産のトップ営業スタッフとお会いした時のこと。この会社は全国にあるフランチャイズ。その仲介の部門でトップに立っている。
それも東北。そんな有利なエリアではない。にもかかわらずスゴイ成績をたたき出している。
不利なエリアで結果を出す。これはカッコいい。並大抵のことではない。
しかし、この営業スタッフは“傲慢に振舞う”といったそぶりを微塵も見せない。
それどころが誰よりも丁寧。そして腰が低かった。
タイプで言うと“純朴な好青年”といった感じ。
本人も「田舎育ちで勉強はしていなかった」と話していた。確かにあまり知的な感じはしなかった。これがまた安心感を生む。
どの業界でもトップ営業スタッフは“結果を出すためのノウハウ”を持っているもの。
・新規開拓が得意
・トーク力がある
・クロージング強い
などなど。どこかに得意分野がある。
しかし、そのトップ営業スタッフは「本当に私は特別なことをしていない」と言う。
初めのうちは「ノウハウを言いたくないのかな」とも思っていた。
しかし、この方は素直で正直。何かを隠すタイプではない。本当のことなんだと思った。
自分の長所に気づいていない。こういったトップ営業スタッフも少なくない。
この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ
コーヒーを飲みながら10分程度話をした。営業の話から雑談まで。それほど変わった話はなかった。いたって普通の会話だ。
しかし、話しているうちに「なぜか心地がいい」という気分になってきた。
心地いいだけではない。なぜかこの営業スタッフに対して「すごく魅力的だな」と感じるようになった。その理由は何だろうか?
それにはいくつか理由がある。まず1つ目は“目を見て話をする”ということ。
私の方をしっかり向いて目を合わす。もちろん適度に視線ははずす。しかし、ここだというポイントではまっすぐに目を見て話をする。
はじめこそ「ちょっと照れくさいな」と思う感じ。
しかし、慣れてくると「目を見てくれるから信頼できる」といった気持ちになる。これは非常に大きな要素だ。
今、あなたの近くの若い営業スタッフで“しっかり目を見て話す”といったタイプが何人いるだろうか?そう多くはないはず。
大学でもほとんどの学生は目を見て話さない。中にはスマホを見ながら話をする学生も。若い人たちは目を見て話すという習慣があまりないのかもしれない。
2つ目のポイントは相槌。私の話に大きくうなずいてくれる。これも心地いい。
またところどころで「なるほどです」「それは納得です」「ありがとうございます」という言葉を入れてくる。
たいした話をしていないのに「いい話をしているのでは」と錯覚する。
これがもし「へぇ、そうですか」と返されたらどうだろう?すぐに話をする気が無くなってしまう。これも大きな差となる。
そして3つ目。――(メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』2023年7月21日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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