なんだか知らないけど偶然起こったことが原因で成功してしまった。そんなラッキーを起こす頻度が高められたらいいですよね。今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、 偶然や運に関して自分の人生を振り返りながら、その頻度を高める方法を語っています。
良き偶然を手にするために
世の中って、理屈という柱の他にも、偶然とか運という柱もあるんですよ。
全く狙っていなかったのに、偶然、たまたま、自分の実力とは関係のないところで、なぜだか分からないけどそうなってしまったということがあるんです。もちろんこれはラッキーなことではあるんですが、そんなラッキーなことが起こる頻度を高めるにはどうしたら良いんでしょうね?
これは私が30歳くらいの頃からの大きなテーマでして、偶然とか運というメガネで人生を振り返って見ると、
● 理屈で生み出したことよりも強く人生に影響した
ことに気付くわけです。だから尚更、ここには慎重に対峙しなきゃならないと思うわけです。なぜならば、この偶然とか運が、ネガティブな方向で作用したら、理屈よりも強く、自分の人生が悪い方向にねじ曲がるわけですからね。
運が悪い人って、理屈を超越した悪いイベントが目の前に現れるわけで、それは理屈を超越しているからこそ、理屈の力で抗えないわけですよ。つまり、やっちゃいけない、手を出したらマズいって、理屈ではそう理解しているのに、止むに止まれずやってしまってドツボにハマるわけです。
そう考えたら、理屈なんて大した力を持っているとは言えないんですよね。だって偶然とか運に引き寄せられたことの方が、あなたを引き寄せる、行動させる力が強いんですから。
もしそのことが自分にネガティブに働いたら、これはめっちゃ怖いですよね。
そういうことを25年以上考え続け、そしてセミナー受講生を観察し続けて理解したことは、
● 良き偶然を手にする確率を高める方法は確実にある
ということなんですね。そのひとつが、
● 自分に後ろ暗い部分を持たない
ということなんです。つまり後ろめたいと思えることをやらないということです。私はいつでもお天道様の前に、愧じることなく出て行ける、疚しいところはないのだという気持ちを持って生きるのは非常に大事だと思うんですよ。
私がここで意識しているのは、人間関係とおカネですね。人間関係では、自ら図って他者が不幸、不愉快になることをしないということを意識しています。簡単にいえば、こちらから先制攻撃はしないということです(それはつまり、相手が攻撃してきたら相応の反撃はするということですけどね。これはゲーム理論と同じで、相手が裏切ってきたのにシレッとしていたらダメだよってことで、相手が裏切ったらこちらも一度は裏切るってことです)。
基本的に私は、他者とは円満にやっていきたいと考えているので(無用な敵を作りたくないと考えているので)、ヒドい仕打ちをされなければ、こちらからネガティブなことをすることはありません。
おカネについては、
● 無償で何かを受け取らないようにする
ことを意識しています。例えばネットには無料のツールってたくさん落ちているじゃないですか。もちろんそれは使うんですが、使ってみて便利だな、役に立ったなと思ったら、どこかで課金に応じるんです。いつまでも無料のまま、タダのまま使い続けることをしないのです。
人間関係でも、誰かが私に何かをしてくれたら、どこかでそのお返しをしなきゃならないと考えるんです。それはおカネである必要はなくて、何かの便宜を図るでも構わないんですが、自分から見て借りが増える、それを当然だと考えるのは、運気を下げることだと考えています。
だから私はかなり気前が良い人間なんだと思いますよ。
これも広義の意味では、後ろ暗い部分を持たないことに通じると思うんですよね。これを意識してから、極端に悪い偶然が起こらなくなりましたから。ということは、かつての私、つまり20代前半の私は、今とは真逆の価値観で生きていたということです。
あの頃は、どうやっておカネを使わずに何かを手に入れるかって考えていましたからね。これは運気を下げる考え方なんですよ。
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