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竜星涼「永山絢斗代役」決定で思い出す、川口春奈「沢尻エリカ代役」からの大ブレイク

いま話題のTBS系ドラマ『VIVANT』でも存在感のある演技で注目されている、俳優・竜星涼。先日、大麻取締法違反容疑で逮捕された永山絢斗被告が出演予定だった来年の大河ドラマ『光る君へ』の藤原隆家役の代役として、白羽の矢が立ったのが、その竜星でした。この大抜擢について、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト芋澤貞雄さんが真っ先に思い出したのは、『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役に選ばれた川口春奈の顔だったといいます。

竜星涼 大河ドラマ代役抜擢で蘇る、川口春奈のシンデレラ・ストーリー

2ヶ月以上空白だった来年の大河ドラマ『光る君へ』の藤原隆家役がようやく決まったようですね。

大麻取締法違反容疑で逮捕された永山絢斗被告に代わり選ばれたのは竜星涼でした。

このニュースに私の頭の中に真っ先に浮かんだのは、竜星の所属事務所の先輩、川口春奈の顔でした。

川口も竜星と同様、『麒麟がくる』の濃姫役に決まっていた麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカの代役に選ばれていたからです。

キャスティングまでのプロセスが“丸被り”だったわけです。

沢尻の逮捕は『麒麟がくる』オンエアの1ヶ月半前で、現場は大混乱に陥ったと聞いた事も思い出しました。

時代劇…それも国営放送の歴史ある大河ドラマに初めて挑戦するという川口が、着物の所作やヅラ合わせをめまいがするほど短時間で受け止めなければならなかったことを考えるとその努力はおそらく相当なものがあったでしょうね。

そしてその努力は報われ、この“濃姫”をきっかけに川口は、一躍日本の芸能界を代表する女優やCM女王にジャンプアップ…芦田愛菜や今田美桜、本田翼を押さえ、見事好感度1位になったわけです。

 

そんな“シンデレラ・ストーリー”から3年経ち、またもや大河ドラマ出演者が薬物事件で逮捕、降板というバック・グラウンド…代役役者が同じ事務所というニュースに驚いてしまいます。

ふたりの所属事務所はこういった“隙間”に入り込むのが実に巧妙です。

これも普段から熱心に足繁く根回しをしている、川口ではありませんが営業“努力の賜物”の成果なのでしょうね。

さて、だとしたら竜星も、川口と同じ様にジャンプアップすることが期待できます。

芸能記者としては、余計な、下世話な話で恐縮ですが、川口は格闘家と、竜星は元モデルとこれもまたふたり同じく結婚間近と噂されていることも“丸被り”という不思議な話もあります。

今はジリジリと視聴率を上げてきている『VIVANT』の捜査官役で観ることの出来る竜星ですが、彼の現在の芸能界での立ち位置を確認するとしたら『スタンドUPスタート』は外せないでしょう。

今年1月期の同ドラマは小泉孝太郎、小出伸也、反町隆史を脇に初主演を務め、プロモーションにもたっぷりと時間と金を使ったのですが、残念ながら視聴率は平均3.3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)という過酷な数字に終わってしまいました。

最終回目前の回は2.4%という数字も記録してしまい、“視聴率が獲れない役者”という冠まで付いてしまうことになったのですが、その約5ヶ月後、こんなビッグ・チャンスが巡ってきたのです。

ちなみに川口は、『麒麟~』出演前に芸能記者の間ではブレークの予感を漂わせていました。

それは坂口健太郎主演でヒロイン役で出演した『イノセンス冤罪弁護士』が、土曜22時という少々過酷な放送時間帯にもかかわらず数字(視聴率)が良かったからでした。

はたして竜星は有難くない冠を脱ぐことができるでしょうか。

“天下の荒くれ者”として有名だったという隆家がどう描かれるのか、どう演じるのか…是非このビッグ・チャンスを逃さないようにと、陰ながら祈っています。

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:川口春奈オフィシャルサイト

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