「セール」などと聞くと、思わず立ち寄って買ってしまう…そんな経験ありませんか? 今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、ムッとされるかもしれないと承知のうえで「セールという言葉に敏感になるのはお金持ちになれない人間の特徴だ」として、その理由を語っています。
価格に振り回されない
ビンボーな時って、「セール」という言葉に敏感でした。セールってつまり安売りをするということで、この言葉がトリガーになって、買い物をしたくなるんですよ。だって安いから。
これがおカネ持ちになれない人間の特徴だといったら、ムッとする人がたくさんいるはずなんですけど、でもそれが真理なんだから仕方ありません。
ビンボーってどういうことかというと、「おカネの奴隷」になっている状態を指すわけですよ。おカネの奴隷とは、
● 行動を決定する最大要因がおカネである人
のことです。つまり簡単にいえば、
■ 安いから買う、高いなら買わない
と考えるということで、まさにセールとはそれを象徴するものなんですね。
ずいぶん前にメールマガジンで書きましたけど、30円安い卵を買うために、30分自転車を漕いでスーパーに行くなんて人はまさに思考が(経済的にではなく、「思考が」)ビンボーなんですよ。それってあなたの時給は60円ですか?ってことです。
30分という時間を使って、30円分のトクをしたのであれば、その人の30分には30円の価値しかないってことなんですから。1時間でたったの60円の価値しかない人間が、おカネ持ちになれるわけがないでしょ。その30分を使って、500円稼いだ方がトクじゃないですか。
私も少しでもトクをしたいから、ポイントが貯まるような仕組みを活用していますけど、でもそれはほんの数秒で終わるような作業だからやるわけで、最安値で売っているところを検索するために1時間を費やすなんてことはやらないのですよ。私が1時間を費やすのなら、金額換算で5万円とか10万円は安くなってもらわないと割に合わないんです。
たかが1,000円安くなるために、1時間も時間を使うのなら、その時間を利用してメールマガジンを2本書いた方が、私にとっては遥かに経済的利得が高いんです。
ちょっとした金額の高い、安いなんて話は、自分がそれ以上のおカネを稼ぐことにフォーカスしたら、どっちでも良い話なんですよ。それが分かると、セールだから、3割引きだから、ポイントが3倍だから、みたいなセールストークはどうでも良くなるんです。
私の使っているクレカでは、定期的に通常以上にポイントが貯まるオトクなカタログが届くんですが、あれはそのままゴミ箱に直行です。そんな分厚いカタログをパラパラめくる時間がもったいないですから。ポイント2倍っていくら分に相当するのよ?カタログを隅から隅まで検索している時給はどうなるの?検索した結果、必要なモノ、欲しいモノが無かったら、メチャメチャ大損じゃないですか。
そんなものに煩わされず、必要なら躊躇せず買う、しかもそれは最も時間効率の良い手段で買う、余計なことにアタマを使わなくて良いやり方で買うのです。あなたのアタマを、4桁以下のおカネを節約するために使ってはならないのです。その時間をもっとおカネを稼ぐ方策を考えるために使うべきなんです。
それが習慣化されると、ビンボーな世界から離脱できますから。カカクコムのようなサイトをブックマークしているようじゃ、おカネ持ちになれないんですよ。
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