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広末涼子に早くも「現場復帰」の噂。反面教師にすべき渡部建“多目的トイレ”と海老蔵“灰皿テキーラ”

『文春オンライン』でW不倫疑惑を報じられ、その後、お相手とともに不倫を認めた女優の広末涼子。あらゆるCMやドラマ、映画から姿を消し、夫キャンドル・ジュン氏との離婚報道以降はその名前も聞こえなくなりました。そんな広末に現場復帰の噂があると明かすのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さん。芋澤さんは、無期限謹慎中のタレントを現場復帰させるのは、マネージメントする芸能事務所側の手腕が問われるとして、過去に渡部建や海老蔵こと第十三代目市川團十郎白猿が起こしたスキャンダルの事例を「悪い例」という意味であげています。

広末涼子の早過ぎる現場復帰!のウワサに私が考えること

“W不倫”で世の中を大騒ぎさせた広末涼子に、早くも現場復帰の気運が高まっているようです。

放送最終週に主人公、牧野万太郎の祖母を演じていた松坂慶子が万太郎と寿恵子の61歳になった娘役で輪廻出演したり、“語り”を務めていた宮﨑あおいが万太郎の遺品整理をするアルバイトでサプライズ出演した『らんまん』に、おそらく何もなければ、広末も何らかの役で再登場していたんだろうな…と勘繰ってしまいます。

万太郎の病弱な母役を演じた広末は本編であっという間に儚い人生を迎えてしまいましたが、観た方であればそのインパクトは今でも映像が蘇るほどではないでしょうか。

理由はそれぞれですが、無期限謹慎中のタレントを現場復帰させるのは、マネージメントする側の手腕が問われる作業のひとつです。

最近で言えば“多目的トイレ不倫”の『アンジャッシュ』渡部建がわかり易いでしょうか。

2020年6月の『週刊文春』の報道に対するマネージメント側のリアクションが実に鈍かった…と感じたのを覚えています。

自社所属のタレントの騒動を、まるで楽しんでいるかのようにも感じられたくらい、事務所が重い腰をやっと上げたのは、報道されてから約半年近くが経ってからでした。

報道を受けて、事実確認や今後の方針に事務所としてどう対応したらいいのかで時間を要したとは思うのですが、もう少し迅速に対応していたら、渡部の復帰がねじれることはなかったかもしれません。

謝罪会見で哀れな姿をさらけ出し、嘘でも涙の土下座でもしていれば、今頃はどこか地上波のバラエティ番組でMCでもやっていたかもしれません。

何故半年近く渡部を野放しにしていたのか…所属事務所の危機管理能力が残念に思えてなりません。

別に渡部を擁護するでもかばうつもりでもありませんが、騒動前の彼のMC能力は確かなものだったと私は感じていましたから。

もうひとり、活動自粛からの復帰で私がひっくり返ってしまったのは、今から12年前の市川海老蔵(当時)こと第十三代目市川團十郎白猿でした。

2010年11月に起きた港区西麻布での暴行事件で、もう2度と『成田屋』しか出来ない“にらみ”が観られないんじゃないかと思った位の様相の海老蔵に、思わず鳥肌が立った程でした。

この事件で無期限の謹慎状態だった海老蔵が半年後、突如SNSで活動復帰を宣言したのです。

「もしも私が皆様のお役に立つことがわずかでもあるとするならば、精一杯舞台を勤めることしかないのではないかと思い、決心しました」

自らも「私の振る舞いにも問題があった」とし、後に相手との示談が成立したこの事件ですが、当時の記者仲間ではー

「海老蔵の復帰が“お役に立つ”と思っているのは一体誰のことか」
「お互いに守秘義務の契約でも交わした示談だとしたら真相は闇の中」
「オヤジの借金もあるのに…いつまでも遊んでいられないだろうに…」と、言葉は悪いですが“盛り上がった”ものでした。

しっかり反省をしたのかしないのか、これが後の義姉・小林麻耶との骨肉のスキャンダルへと繋がっていったことを考えると、安易にも思える復帰は必ず将来にダメージを残すことになる恰好のサンプルだと言えるでしょうね。

さて、広末の現場復帰に関してですが、今噂されているのはスポンサー側に配慮しての配信ドラマか映画になるのではという話です。

“年を重ねても透明感のある清純な女優”が、ドロドロの“W不倫”でどんなリ・スタートを切るのか…楽しみで仕方ありません。

 

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

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