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小池百合子に水原一平容疑者との共通点。カイロ大学“主席卒業”と言い張る都知事に向けられる「なにか隠してるんじゃない?」という疑惑の目

小池百合子東京都知事にまたも浮上した学歴詐称疑惑。12日に都庁で開かれた定例会見で小池氏は疑惑を改めて否定しましたが、「従来の釈明」を繰り返しただけとの指摘もあるその会見は、多くの有権者が納得できる内容と言えるものではありませんでした。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、そんな有権者の声を代弁するかのような人気タレントや敏腕弁護士が小池氏の疑惑をラジオ番組で語った内容を紹介。その上で、「知事の余命は夏の都知事選まで」と見立てる理由を記しています。

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:待てばカイロの疑惑あり

小池都知事はカイロ大“名誉卒業”か。口先の詐欺師が都政を握る異常

4月から4時間枠に拡大した文化放送の平日帯番組『くにまる食堂』は、リニューアルの目玉の1つが月曜パートナーに抜擢されたカンニング竹山さんの歯に衣着せぬ正論の数々です。特に聴きごたえがあるのが、11時台の最後の「聞いてよ大将」で、その日の竹山さんが一番取り上げたいテーマについて話しまくるコーナーです。

一昨日の4月15日(月)の「聞いてよ大将」では、何故だかメディアが触れたがらない「小池百合子都知事の学歴詐称問題」について、竹山さんが熱弁しました。この問題に興味のある人の多くが納得していない12日(金)の小池都知事の記者会見での説明について、まさに直球ド真ん中の正論を述べていますので、その部分を文字起こししてみました。ぜひお読みください。

カンニング竹山さん 「東京都知事の小池百合子さんの学歴詐称問題が、先週、先々週に出ましたね。元都民ファーストの事務総長の小島さんという方が『私も(小池さんから)相談を受けた』と告発する記事が『文芸春秋』に出ました。そこでですね、週末金曜日かな、知事が定例記者会見をやりまして、ネットとかで放送されたんですけど、あの~、小池知事は話をはぐらかすというか、そういうのが非常に多かったんですね」

竹山さん 「あと僕が個人的に思ったのは、都庁の記者クラブですよね。記者クラブの方が知事に指されて質問するんですけど、あまりにもジャーナリストとして、記者として、追及が甘すぎるんじゃないかと。そこまで腐ってんのかって気がしたんです。長年にわたり、知事に気に入られないと当てても貰えないし取材もできなくなる。こういうことがずっと続いて来たので、知事に対して厳しい追及ができなくなった。知事も毎回当てる記者と当てない記者が決まっている。そうした事情は分かりますが、それにしても今回の記者会見はあまりにも追及が甘すぎると思いました」

竹山さん 「知事は『カイロ大学の卒業証書(卒業証明)があるから問題ないでしょ?』『これが真実ですよ、ファクトですよ』『選挙になるたびにこういうのが出る』と言っていて、これが知事のご意見なんですけど、今回の場合はそうじゃないんですよ。卒業証書があるというのは前から分かってます。あんたが出したのは分かってます。ところが、その卒業証書が嘘だという記事が出たんですよ。そして、それを暴露した人が、1人でなく何人もいるんです。だから、その卒業証書が本物かどうかを改めてもう1回精査しないとダメなんですよ」

竹山さん 「なのに記者クラブは誰も追及しない。知事側も『じゃあ卒業証書も何も全部お貸ししますので調べてください』とは言わない。『カイロ大学も調べてください。エジプト政府にも聞いてください。私、嘘はまったくないですから』と言えば簡単な話なのに、それは言わないんですよ。となると、なんか隠してんじゃないの?なんかあるんじゃないの?って疑問も出て来ますよね」

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東京の政治の一部が外国に握られるという大問題

竹山さん 「仮にですよ、もしこれが偽装だったとします。カイロ大学やエジプト政府に、知事が何かしらの手を回して卒業証書を作ったとする。そうなると、貸し借りの借りができますよね?となると、日本の政治、東京都の政治の一部を外国が握るということになりませんか?仮の話ですが、そうなるとこれ、えらい問題ですよ」

竹山さん 「小池さんの場合、他にも細かい問題が去年ぐらいからたくさん出て来てます。たとえば高校の無償化。これは親御さんにとっては凄く良いことでしょう。でもこれにも問題がある。東京都の高校に通う全生徒の30%は東京都以外から通学してますが、その子たちは無償化にならないんですよ。東京都に住んでる子どもだけしか無償化にならない。無償化するなら、神奈川県、千葉県、埼玉県とか、近県の知事らと足並みそろえて一斉にやらないと子どもたちの中で不公平が出て来ますよね。同じクラスメイトなのにって。そのため『結局は選挙のためじゃないか』という穿った意見を言う人もいます」

竹山さん 「都庁ビルでやった、よく分からないプロジェクションマッピング、あれ何十億円ですよ?他にも都政の会計を調べると『何の金なのそれ?』というのがいろいろと出て来る。そういうの全部、知事が悪いとは言いませんけど、そういう都政を続けて来た上での今回の学歴詐称の問題ですから、それはちゃんと追及しましょうよ。知事も何もないなら堂々とやりなさいと。結局ずっと疑惑が残ったままなんです」

竹山さん 「今回、元都民ファーストの事務総長だった小島さんが具体的に訴えているわけじゃないですか?100%小島さんが嘘をついているのか、本当にあった真実を言っているのか、どっちかでしょうね。でも、そんな嘘つく人います?という見方もある。他の証言者も出て来ている。こんな疑惑があるんだから、ちゃんとしないと、これ重大な問題ですよ。この重大な問題にメディアはちゃんと向き合わなきゃ、僕はダメだと思いますね。明日から東京15区が公示ですから、言いにくくなる。だから今日言いましたけど(笑)」

「小池さんは名誉卒業以外にありえない」という指摘も

…そんなわけで、続きましては、翌4月16日(火)のTBSラジオ『おはよう一直線』に電話出演した「ニャ~オ先生」こと紀藤正樹弁護士と生島ヒロシさんとのやり取りを文字起こししました。

紀藤正樹弁護士 「小池都知事の学歴詐称問題は、メディアがきちっと調査しないといけないですよね。前回はフェイスブックにカイロ大学のコメントが発表された時点でメディアは黙認してしまったけど、今回はそのフェイスブックにカイロ大学のコメント上げるに当たっていろいろ偽装工作をしたという方の証言なんですよね。つまり、前回の時にメディアがカイロ大学まで行き、知事がどのように卒業資格を得たのかを具体的に調べていれば、今回の問題はなかったんですね」

紀藤弁護士 「卒業資格というのは、日本の大学でもそうですけど、単位をすべて取らないと得られないものではなく、名誉卒業というものもあります。仮に知事が卒業していたとしても、実際にきちっと単位を取った正規の卒業なのか、それとも何らかの方法による名誉卒業のようなものなのかということもクリアにしないといけないと思います」

生島ヒロシさん 「いろいろ小池さんに関する本も読みましたけど、小池さんは名誉卒業以外にありえませんよね」

紀藤弁護士 「小池さんは名誉卒業の可能性が極めて高いケースだと私も思います。授業がうまく行ってなかったとか、なかなか単位が取れなかったという話が出てますから。そういう意味では、当時、他の日本人が周りにいなかった環境で、しかも先生と小池さんの親族が知り合いだったという関係性の中にあったわけですから、その可能性は高いと思います」

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小池都知事に向かう「他にも何かやってるんじゃないか」という疑惑

生島さん 「昔、竹村健一さんが週末に箱根の別荘にメディアの人を呼んでたんですが、僕も呼ばれて、そこで当時の小池百合子さんに会ったんですよ。『生島さんはアメリカの大学よね?』って言うから『何で小池さんはカイロ大学まで行ったの?』と聞いたら、『みんなが行かないところへ私は行く。みんなと同じアメリカじゃ目立たないでしょ?』って。しかも当時は『首席で卒業した』とか言ってたでしょ?なんか着物でピラミッドに上ったりして」

紀藤弁護士 「首席卒業という話、出てますね」

生島さん 「(名誉卒業だとしたら)それはちょっと酷すぎますよね。どう考えたって」

紀藤弁護士 「そういう話を聞くと、経歴詐称とまでは行かないとしても、ご自分の名誉的なところに対するプライドが強い方なのかなと思ってしまいますね。そういう点を払拭するためにも、ちゃんと説明責任は果たすべきだと思いますし、同時にメディアもきちっとカイロ大学での卒業認定をどのような形でしたのかについて調べてもらいたいですね」

生島さん 「そういうことですよね。僕はよく『一事が万事』と言うのですが、水原一平もそうなんですけど、こういうことをやる人って、他にも何かやってるんじゃないか?って疑っちゃいますよね」

紀藤弁護士 「そうですね。自分を大きく見せたいという発想ですから、いわゆる刑事事件的な詐欺ではないけれど、口先の詐欺なんですよね、経歴詐称って。口先の詐欺を発想する人って、最終的に大きな犯罪を犯しちゃうんじゃないかというヒヤリハットみたいなもので、そういう意味では信用性に大きく疑問を感じます。私は東京都民ですが、東京都知事が経歴の面で不誠実なのであれば、それは選挙行動で示して行かないといけないと思っています」

生島さん 「さすが明快!改めてニャーオ先生を尊敬しました!(笑)」

生島ヒロシさんは言い足りなかったのか、他のコーナーを挟んだエンディングでも、次のように言っていました。

生島さん 「小池さんは『名誉卒業でした』って言っちゃえばいいのにねえ。でも小池さんが『私は名誉卒業でした』って言う日は、来ないでしょうね~」

小池都知事が8年続けた安倍元首相と同じ「やるやる詐欺」

…そんなわけで、そろそろ食傷気味になって来た小池百合子都知事の「学歴詐称問題」ですが、サスガに今回は、前回のようにウヤムヤのままフェードアウトさせることは難しいと思われます。今回で白黒がハッキリするかもしれません。ま、仮に「黒」と証明されて都知事を辞職することになったとしても、清水ミチコさんにモノマネされるほどキャラの確立した人物ですから、今後は「リリーK」という芸名で「学歴詐称」を売りにしたFMラジオのパーソナリティーになるという道もあります。

また、百歩ゆずって今回も逃げきれたとしても、小池都知事は立候補した時に掲げた「満員電車ゼロ」「花粉症ゼロ」「待機児童ゼロ」「殺処分ゼロ」などの「12のゼロ」という公約を、2期8年が過ぎた今も1つとして達成できていないのです。これでは安倍晋三元首相と同じ「やるやる詐欺」であり、これほど無能で無責任な人物に、さらに4年もの任期をプレゼントするほど、東京の有権者はお人好しではないと思います。

どちらにしても小池百合子都知事の余命は夏の都知事選までなのですから、知事にはいつものようにドッシリと構えていてもらい、「待てばカイロの疑惑あり」の心境で、今後の自分の身の振り方でも考えていてほしいと思います。

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(『きっこのメルマガ』2024年4月17日号より一部抜粋・文中敬称略)

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