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アヒルなんかいないよ?突然、英語で“Duck!”と言われたらどうする?

ビジネスにおいても英語が必須になると言われている時代に、知っておかなければいけない単語は何でしょうか?そんな言葉を集めた一冊を、今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが紹介しています。

【突然、 “Duck!”と言われたら?】⇒『現代英語基礎語辞典』

現代英語基礎語辞典

杉田敏・著 集英社インターナショナル

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」の講師を通算32年半務め、今でも絶大な人気を誇る杉田敏さんによる、現代英語基礎語を「読む辞典」。

オビに、「penは筆記用具ではない。zooも動物園とは限らない。突然、”Duck!”と言われたらどうしたらいいのか」と書かれていますが、この3つのうち、1つも知らないという人は、読んだ方がいい内容です。

本書は、現在のビジネスシーンで使われる英単語、イディオムをまとめたもので、単語、解説、使用例をまとめて読むことができます。

普通に知っている英単語の、知らない使い方、知らない単語の意味と使用法が書かれており、じつに興味深い内容です。

辞書を読む習慣がない、という人が読んでも楽しめる内容だと思います。

一つ、オビで紹介されていた「zoo」を例に取ると、こんな感じで紹介されています。

<zooはzoological gardenの短縮語で「動物園」のことですが、ビジネスパーソンが自社の状況をIt’s a zoo.と表現したら、社内に動物園があるということではなく、オフィスの状況が「しっちゃかめっちゃか」「混乱状態」にあるという意味です>

これを読んで、マイケル・ルイスの名著『ライアーズ・ポーカー』の邦訳のオビに書いていた、「投資銀行は「巨大な幼稚園!」」には、そういうニュアンスが含まれていたのかと腑に落ちました。

出版に関する英語表現もたくさんあり、知らないと恥ずかしいと思い、思わずメモを取りました。

・dot the i’s and cross the t’s

・p-book

知らない方は、ぜひ読んでみてください。

さっそく、気になるポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

zooはzoological gardenの短縮語で「動物園」のことですが、ビジネスパーソンが自社の状況をIt’s a zoo.と表現したら、社内に動物園があるということではなく、オフィスの状況が「しっちゃかめっちゃか」「混乱状態」にあるという意味です

duckは「アヒル」という名詞ですが、動詞としてDuck!とだれかが言ったとすれば、「身をかがめろ」「かがんで逃げろ」という意味です

dot the i’s and cross the t’s文字を書く際に、iの点(dot)を打ち、tの横棒を引くということ。そこからイディオムで「一点一画もゆるがせにしない」「(契約書作成などにおいて)細部にまで十分気を配る」という意味

Mind[Watch]your p’s and q’s.pはplease、qは thank youのことで、「この2つのことばを忘れないように。テーブルマナーなど言動に気をつけてきちんとしなさい」という意味

p-book 物理的な[紙の]本pはpaper、physical、print、printedなどの略

Be my guest. どうぞ

CV 履歴書、身上書(curriculum vitae)の略

GP 開業医(general practitioner)

no ifs, ands, or buts 言い訳を言ってもダメ、つべこべ言わずに

You of all people. よりによってあなたが

on-again, off-again 断続的な、変わりやすい

24/7 四六時中(読み方はtwenty-four seven)

one-size-fits-all solution 万能な解決策

WFH 在宅勤務(work from homeの略)

DE&I 多様性、公平性、包括性

GOAT 史上最高(greatest of all timeの略)

sink or swim 沈むか泳ぐか、伸るか反るか

ビジネス現場で頻出する略語も登場し、じつに実践的な内容だと思います。

お恥ずかしながら、知らない単語、言い回しがいくつもありました。

言い慣れないと使いこなすのが難しい表現もあるので、繰り返し読んで練習したい内容ですね。

ぜひ、読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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