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なぜ、精神科医ゆうきゆう先生は連載中のマンガを2ページずつ描くのか?

メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、「マンガで分かる心療内科」というマンガを自身のクリニックHP上で連載中。ゆうき先生は原作、作画は別の方が担当しているそうですが、普段どのようにしてマンガを作っているのか、気になりますよね。そんな疑問に答えてくださいました。

超能率的! 自分のマンガの作り方! 先延ばしの仕事を終える方法

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

さて、少し前にこんな相談がありました。

「ゆうきさんはどのようにしてマンガを作っているんでしょうか?」

「マンガの作り方を教えて下さい。」

マンガを作る方法論は、本当にいっぱいあります。

その中にとてもシンプルなものがありまして、今回はそれをご紹介します。

マンガを描くのは大変!

マンガというと、よくあるのは1回のお話で16ページ、20ページ、もしくは長編ですと40ページ、50ページ、60ページという形です。

しかしながら、そんなにたくさんのページ数を作れと言われると手間が掛かって大変です。

気が遠くなって辞めてしまうとか、いつか俺は描くんだと言って中々描かない方が多いのはそのためではないでしょうか。

余談ですが、昔あったマンガで「描かないマンガ家」というのがありました。

マンガ家になりたいけれども、いつまでたってもマンガを描かないで理想論ばっかり語っている少年の話です。

それはそれで面白かったのですが、いずれにしてもマンガを描くというのはすごく大変なことなので、描ききれないとか作りきれないというものはあるのではないかと考えます。

自分自身は原作中心で、作画は他の方に書いていただいています。

原作だと文字メインですが、それでもやっぱり大変です。

ちなみに、現在連載中の「マンガで分かる心療内科」というマンガは、基本的に1回のお話で14ページです。

この14ページのネタを作るのは何時間、何日と時間が掛かっているのですが、ある時からコツを掴むというか、1つのきっかけがありました。

そこからは、もちろんハードではあるんですけれども、より時間をかけず濃密に描くことができ少しだけ楽になりました。

重い腰も簡単に上がる、マンガ制作方法とは?

そもそも14ページって考えるだけで気が遠くなります。

が、例えば14ページのマンガを作れと言われたら悩む人も多いと思うのですが、1ページだけのマンガを作れ、2ページで終わるマンガを作れというふうに、短編で作れと言われたら少しだけ作りやすくなるのではないでしょうか。

4コママンガを作れと言われたら、面白さは別としてそれなりに皆さんできると考えます。

これはマラソンを走れと言われたら大変だけど、100メートル走と言われたら早いか遅いかは別として誰でもできるというのと一緒です。

では、14ページマンガを描くときにどうするのかというと、14ページのうちの最初の2ページがそこのみで完結するとしたらどうなるかと考えて、短く区切って描くというスタンスでやっています。

短い2ページマンガを7本作るわけです。

ですので、2ページ×7回という考え方をして完結させた方が、14ページを描くよりもスピーディに終わり、より濃密に作れるということに気づいて実践しています。

これはマンガだけではなく、どんな仕事でも応用できると考えます。

レポートを20枚仕上げて提出しなければいけないとか、もしくは企画書を6枚書くとしたら、それこそ1ページでこの企画書が終わるとしたら何を込めるかとか、そのように小さく区切ってそこだけで終わるとしたらどうするかという形でやりましょう。

すると取り掛かりやすく、単刀直入で分かりやすい企画書もできるのではないでしょうか。

本当に細かく分割することを心掛けてみて下さいね。

少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 大和まや・ゆうきゆう 【発行周期】 週に1度、宝石が届きます。

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