赤ちゃんのミルクを作るならウォーターサーバーが一番便利。夜中の調乳も一瞬だよ

【選び方】ミルクが作れるウォーターサーバーを選ぶときにチェックすべきポイント

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ミルクを作るためのウォーターサーバーを選ぶ場合にチェックすべきポイントは、次の通り。水の硬度以外にも、チャイルドロック、コスト、水の最低注文量、最低契約期間、水の受け取りやすさ、子育て世帯用プランなどの項目があります。

全10項目を全員がチェックすべき「マスト」と必要に応じてチェックしたい「必要に応じて」に分けて解説しているので、確認してみてください。

【マスト】1. 水の硬度

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一番大切なのが水の硬度。硬度とは主なミネラル分である、カルシウム及びマグネシウムの含有量を表したもの。赤ちゃんは消化器官が未発達なので、腎臓への負担や消化不良を避けるため、硬度が0に近い純粋か、硬度60mg/L以下の軟水が適しています。

ウォーターサーバーの水は基本的に軟水ですが、まれに中硬度の水を使ったウォーターサーバーもあります。この記事で紹介しているサーバーの水は、ランキング6位のプレミアムウォーターの「金城」の水（※）以外は全て硬度60mg/L以下の軟水ですが、ほかに気になるウォーターサーバーブランドがあれば、まずはオフィシャルHPで水の硬度をチェックしましょう。

※金城の水の硬度は83mg/L

【マスト】2. チャイルドロック

Screenshot：マーキュロップ

チャイルドロックは、子どもが簡単に温水や冷水を出せないようにするロック機能。生まれたばかりの赤ちゃんには不要ですが、1歳を超えると歩く子が出てくるため、やけどやいたずらを防ぐためにあると安心です。

温水・冷水ともにロックがある機種、温水のみロックがある機種、ロックがない機種がありますが、温水・冷水ともにロックがある機種がベスト。冷水のロックがないと、やけどはしなくてもいたずらで床が水浸しになってしまうこともあるためです。

また、チャイルドロックがついている機種のうち、子どもの手の届かない高い部分に操作ボタンがある機種は、さらにいたずら防止におすすめ。例えば2位の「エコサーバー／アルピナウォーターや3位の「エブリィフレシャス tall／富士の銘水」などが該当します。

【マスト】3. コスト

ウォーターサーバーの月額費用の計算方法は上の図の通り。合計額が3500円以下であればコストが安く、4000円以下であればまずまずのラインといえそうです。

電気代は機種によって異なり、月350～1200円くらいかかります。目安として月600円以下なら電気代安めといえるでしょう。多くの場合、電気代は各ブランドの公式ウェブサイトで公開されています。

【マスト】4. 水の最低注文量

Screenshot：クリクラ

ウォーターサーバーは、毎月注文する水に「最低注文数」が設けられている場合がほとんど。多くのブランドで「1カ月最低24L」がラインとなっていますが、消費が追いつかないと水がどんどん溜まってしまうので注意が必要です。「赤ちゃんのミルク作りにしか使わない」という場合のように水の使用量が少ない場合や、出張などで家族が家を空けることがある人はとくに注目するとよいでしょう。

たとえば2位のアルピナウォーターには1ヵ月の最低注文数が設けられていないので、少量の使用でも大丈夫。好きなタイミングで水を注文できます。

また、メーカーによっては配送を無料でスキップしたり、ストップしたりするサービスもあるので、契約前に確認してみてください。ちなみに3人以上の家族の場合、ひと月当たりの水の使用量の目安は24～48Lといわれています。

【マスト】5. 最低契約期間と解約料

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ウォーターサーバーの多くはスマホや光回線と同じく「最低契約期間」と、その期間に満たない段階で解約した際の「解約料」が設定されています。最低契約期間は2～3年が多く、解約料は10,000円台～。契約期間内に止めると損をしたり、気軽に他社に乗り換えたりできないので、契約前に必ず確認してください。

時期によっては他社からの乗り換えキャンペーンを行っていることもあるので、調べてみるといいでしょう。

【マスト】6.水の受け取りやすさ

Screen Shot：アクアクララ

赤ちゃんがいる世帯で特に重視したいのが、水の受け取りやすさ。置き配ができると予定を調整する煩わしさがなく、赤ちゃんが寝ているタイミングで届いても起こしてしまうことがないので便利です。

また、浄水型は自宅の水道水を浄水して使うので、受け取りの手間がかかりません。

【マスト】7.子育て世帯用プラン

Screen Shot：富士の銘水

ウォーターサーバーブランドの中には、子育て世帯用の割引やプレゼントのプランを設けているものもあるので、うまく活用しましょう。この記事で紹介している機種のうち、子育て世帯用プランがあるのは以下の4つです。

【必要に応じて】8. ウォーターサーバーの機能

Screen Shot：富士の銘水

以下のような機能がついていると使い勝手が向上します。必要に応じて検討してください。

▼クリーン機能
ウォーターサーバーは内部パーツを取り外してすみずみまで洗えるわけではないので、クリーン機能があると清潔に使えます。温水を循環させて殺菌するタイプや、UVで殺菌するタイプがあります。

また、注水口や受け皿など、取り外して洗えるパーツはこまめに洗って清潔に保ちましょう。浄水型の場合、水道水を入れるタンクも洗う必要があります。

▼エコ/スリープ機能
夜間や留守中など、使用していないときに冷やす・温める機能をセーブして節電するエコ/スリープ機能がついていると、電気代が安くおさえられます。また、エコモードの設定温度が70～75℃の機種なら、ミルク作りにぴったりです。

▼再加熱機能
ウォーターサーバーの温水はだいたい80～90℃程度。常に一定の温度を保っているわけではなく、一度温めるとその後は自然と温度が下がります。そしてある温度まで低下すると、また温めるという繰り返しで適温帯を保っています。大人用のインスタント食品だけでなく、フリーズドライの離乳食作りにも便利です。

【必要に応じて】9. 水のセット方法　

天然水やRO水、RO水＋ミネラルのウォーターサーバーは、宅配されてくる水のボトルやパックを本体にセットする必要があります。セット方法は水のボトルやパックをサーバー上部に設置する場合と、下部に設置する場合の二通りがあります。以下は上部に設置するタイプの例。水のボトルは上部に設置します。

以下は下部に設置するタイプの例。水のボトルは下部の扉の内側に収納されていて見えません。

上部に設置するタイプが主流ですが、下部に設置するタイプのほうが重い水を持ち上げる必要がないので交換はラクです。

なお、浄水型は自宅の水道水を注いで水を補充するので、水のボトルやパックをセットする必要はありません。

【必要に応じて】10. 本体サイズ

ウォーターサーバーは床置き型と卓上型の2種類があります。床置き型はウォーターサーバーのスタンダードな形で、高さ100～130cmくらい。卓上型は高さ50～80cmくらいで、子どもの手が届かないキッチンカウンターやラックの上にも置け、場所を選びません。

どちらも底面積はA4サイズくらいでコンパクトなものが多いのですが、排熱の問題があるため、多くの機種は左右と後ろにそれぞれ10cm程度のスペースが必要です。置きたい場所が決まっていて、上下左右に余裕がない場所の場合は必ず確認しましょう。

また、ウォーターサーバーの注ぎ口周辺の高さや奥行きによっては、哺乳瓶にお湯を入れにくいものも。水の受け口が出し入れでき、高さのある哺乳瓶や水筒にも水を入れやすい「アクアファブ／アクアクララ」のように、調乳への配慮がある機種は使いやすいでしょう。